蝶を守り抜く日輪   作:是非

24 / 29
三ヶ月もの間お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。

岩柱の訓練を突破して次の柱稽古の相手は冨岡さん、そしてしのぶさん達です。

明けましておめでとうございます!
今年からもよろしくお願いします。


水と胡蝶達の試練

無事に岩柱稽古を終えた炭治郎とアオイは次の柱稽古へ向かう前に伊之助と善逸に会いに行くと

 

「おう! 炭八郎! チビ!」

 

「伊之助! 岩を動かせたのか!………それとチビじゃなくてアオイだよ。」

 

「さすがですね、伊之助さん………というかチビではなくアオイです。」

 

伊之助の名前間違いを二人して指摘すると

 

「細かいことは気にすんな! 次の柱の所へ行くぞ! アオイ! 炭治郎!」

 

「……今、俺の名前を呼んでくれた?!」

 

「私のことも………」

 

名前を呼ばれて密かに頬を赤く染める炭治郎とアオイ。

次に善逸に会いに行くとそこでは動かせた大岩の側で行冥から貸してもらった瓢箪の水をごくごく飲み善逸がぐったりとしていた

 

( あー生き返る………俺はこんな大岩を動かせたんだなぁ………)

 

感慨深くなっていると足音が聞こえてそちらを見ると其処には伊之助と()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()姿()を見て

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チクショーーーーーー! 俺が!! こんなに苦しんでいる時にお前らは! 炭治郎! 夜中までアオイちゃんとイチャイチャしやがって! ウオオオオオーーーーーーン!」

 

 

と善逸は嫉妬心を燃やし泣きながら一人で次の柱の所へ走って行き炭治郎達が困惑していると

 

「えっ!? 善逸?!」

 

「紋逸の野郎! 親分である俺より先に一人で行きやがって! 待ちやがれ!」

 

伊之助も駆け出しそれを呆然としつつ見ていると

 

「先を急ぎましょう、炭治郎。」

 

「確かにそうだね ( 善逸大丈夫かなぁ……それに禰豆子。

ずっと預けたままでいいんだろうか? 寂しがってないかな………)

 

物思いに更ける炭治郎を見てアオイは炭治郎を心配して

 

「どうしました? 炭治郎?」

 

「ああ…… 禰豆子はどうしているかなぁと思って………」

 

そんな炭治郎を見てアオイは思案してすぐに笑顔になり

 

「禰豆子さんでしたら後ほど柱稽古を終えた後につれてくる予定ですよ。」

 

「えっ!? 本当かい!」

 

アオイの言葉に炭治郎が嬉しくて言うとアオイが頸を縦に振る

 

「最終決戦が近いからこそ禰豆子さんと合わせてあげようと言うしのぶ様達のお計らいです。」

 

にこやかに笑いかけるアオイの言葉に嬉しくなり炭治郎も 足早に二人を追いかけた。

 

ーーーーー

 

「水柱様の居られる所はこちらです。」

 

アオイの案内の元に善逸達を追いかけていると途中で伊之助と静かに目の前を食い入るように……善逸の方は恐怖でガタガタと体を震えてじっと立っていた炭治郎が訝しみ一緒になって目の前を見ると其処には

 

 

 

冨岡義勇と不死川実弥が二人が剣呑な雰囲気で対峙して瞬間に実弥が飛び出し

 

 

風の呼吸 壱の型 塵旋風・削ぎ 

 

螺旋を描きながら直線に伸びる斬撃を義勇に向かって行き義勇が木刀でビシッと亀裂を入れられ紙一重で躱した。

 

それを見て内心炭治郎達は感嘆としていた。

善逸だけはつい最近まではしばかれていたので恐怖していた。

 

( はっ…速っ!!! でも見える!! 動きを追えるぞ…!!)

( 凄い! 私の目でも追いきれない!!)

( 風のオッサン速えっ !! 半々羽織もあんな風に避けてやがる!!)

( イヤアアァァ!! なんでこんな所に血も涙もないあの人がいるのををを?! これは夢? いや、悪夢だああああ!!)

 

そうこうしている内に

 

「オラオラァどうしたァ!! テメェは俺達とは違うんじゃねぇのかよォ!!」

 

実弥の言葉の後に炭治郎は内心

 

(あっ…それはそういう意味じゃ…)

 

その後にも義勇の変幻自在の斬撃の

 

水の呼吸 肆の型 打ち潮 

 

が打ち、その後に激しい打ち合いの後にお互いの木刀が壊れた後に実弥が素手でやり合おうとすると

 

そこで激しい闘いが起こっていたので

 

「待った待った待ったァ!! 二人とも待ってください!」

 

それを見て義勇と実弥は一旦止まり

 

「うるせェんだよ炭治郎…テメェはァ……先刻から盗み見やがって……」

 

その後も炭治郎は止まらずに

 

「おはぎの取り合いですか? もしそうなら俺が腹一杯になるまで作りますから…」

 

その後もみんなが呆然とする中で炭治郎が実弥に話しかけ続けると義勇が静かに一言。

 

「不死川………おはぎが好きなのか……」

 

「………」

 

実弥は静かに手を置いて静かに力を込めてそれに炭治郎が恐怖していると

 

「いいか、炭治郎………お前には弟の件で世話になっているからぶっ飛ばさずに言うけどなぁ……」

 

 

 

 

実弥は怒りを貼り付けた顔で炭治郎を睨み

 

「よりによって冨岡の前でいきなり俺のおはぎ好きを言うんじゃねぇよ……」

 

「す、すいません………」

 

炭治郎を黙った後には二人から話を聞き誤解は解けて

 

「えー!! 喧嘩じゃなくて手合わせだったんですか?!」

 

「そうだ、柱稽古の一環で柱は柱同士で手合わせしているんだ。」

 

「俺としては今まで気にくわねぇ態度の冨岡に対しては喧嘩のつもりだったんだがなぁ……」

 

「えっ?!」

 

実弥の呟きに義勇が内心ショックを受けていると

 

「違うんです、不死川さん! 義勇さんがみんなと違うといったのはそういう意味じゃないんです!」

 

「あァ?」

 

その後炭治郎は義勇が言った意味と義勇に許可をもらってから改めて義勇の過去を話して誤解を解き

 

「………つーことは何か! あの時のは、俺達とは違って、てめェ自身が水柱には相応しくないっていうことか?」

 

「そうだ。」

 

義勇の言葉を聞き実弥は静かにため息を吐いて

 

「ハー………おめェよ……最終選別で何も出来なかったんならなぁ………」

 

実弥は義勇の胸ぐらを掴んで義勇の額に自分の額を当てて

 

「救えなかった分これから先の命を守るようにすればいいだろうがァ! それに炭治郎を助けたんだろうが!! それも含めて俺は少なくとも俺を剣技を受けきったおめェの強さを認めてんだよォ!! それでも自分が柱に相応しくねェっていうんなら俺の言葉を否定してんのと同じだろうがァァ!!」

 

「!!!」

 

「冨岡よぉ!! 俺は今までは自分はあなたたちとは違いますみたいな感じが鼻につく態度は気に食わなかったがそういうことなら話は別だが………それでもおめェはお館様から柱に任命されたんだろうがァ!! それでも自分は柱に相応しくねェって言うんならぶっ飛ばす!!」

 

「不死川……」

 

そうして実弥は義勇の胸ぐらを掴んでいた手を離して静かに離れて

 

「後はてめェに任せる!! そもそも今回の柱稽古はてめェの番だ!!」

 

実弥の力強い視線を受けて

 

「わかった。」

 

( ……………柄でもないことを言っちまった!! 俺も影響を受けてんのかなぁ………炭治郎に………)

 

義勇は頷きそれを見て実弥はそれを見て内心呟き静かに離れていこうとしたが炭治郎達をを見て

 

「頑張れよ、おめェら!!」

 

「「「「はい!!」」」」

 

「それと善逸……」

 

実弥は静かに怯える善逸に近づき

 

「炭治郎に理不尽な真似したら地の果てまで追い回してぶっ飛ばすからなぁ………」

 

「はい………分かりました……」

 

実弥の言葉に善逸は心底恐怖で震え上がりガタガタと震えた。

 

ーーーーー

 

予定通りに炭治郎は水屋敷にて冨岡義勇との柱稽古を始めた。

水柱の柱稽古は今までの柱稽古で培った力と技と呼吸法を義勇に全力でぶつける最終試験。

 

「行きますよ!! 義勇さん!!」

 

「半々羽織!! あの時出来なかった決着をつけようぜ!!」

 

「よろしくお願いします……」

 

炭治郎達を見て義勇は

 

「来い。」

 

と一言だけ言い構えた後に炭治郎達と先に水屋敷に来ていた隊士達が全力で向かって行くが義勇は

 

水の呼吸 参ノ型 流流舞い

 

「「ギャアアア」」

 

変幻自在の動きカウンターの攻撃により水の呼吸により隊士達をなぎ倒したが、

 

「はぁっ!」

 

「オラァ!」

 

「危なっ!?」

 

 

炭治郎達三人はそれぞれに柱稽古で鍛えた肉体と優れた嗅覚、触覚、聴覚を駆使して義勇の剣技を受けきった後に再度向かう。

 

 

ーーーーー

 

そして二日後………

 

「炭治郎、伊之助と善逸と言ったかお前達は合格だ。」

 

と義勇に言われたが

 

「ハァッ! ハァッ! ハァッ!……ありがとうございました。」

 

「ゼェッ! ゼェッ! ゼェッ! 半々羽織の野郎強えっ!」

 

「ハァッ! ハァッ! ハァッ! 説明して欲しかった………」

 

義勇は言葉足らずのために説明不足により実弥の無限打ち込みと同等以上のしごきにより心身共に疲弊していた。

その後に皆が休みようやく動けるようになり水屋敷に戻る玄関先にてアオイがいたが………

 

「炭治郎………お話がございます。伊之助さん達はお先に戻ってください。」

 

「えっ?!」

 

「おう……」

 

そうしていつもは炭治郎を優しく出迎えてくれるはずが静かに威圧し炭治郎の腕を引っ張り裏手の林のなかに入るとそこには二人の人影があった。

青筋を浮かべた炭治郎の婚約者達の胡蝶しのぶと栗花落カナヲがいた。

 

「あっ! カナヲ! 見当たらなかったから心配したよ………」

 

炭治郎は嬉しくなるもののカナヲからただならぬ空気を感じ押し黙る。

 

「水柱様の柱稽古が終わったから師範と柱稽古していたの………」

 

そこには笑っているものの怒っているカナヲがいてそしてしのぶが静かに威圧して

 

「炭治郎君、これより私胡蝶しのぶによる蟲柱の柱稽古を始めましょうか?!」

 

その後に怯える炭治郎に恋屋敷での蜜璃との事を言われて悟り、その後に炭治郎は

 

「何やってんですか!! お仕置きとしてしばらくは炭治郎君と直します!! わたしのこともしのぶさんと呼びなさい!!」

 

「ぶちのめすから!!」

 

「お仕置きです!!」

 

「す、すいませんでしたーー!!」

 

その夜にしのぶ達の怒声と共にしのぶ達からの木刀での滅多打ちによる炭治郎の悲鳴が響いた。

 

ーーーーー

 

その翌日には

 

「う、ううぅぅん? 暖かい?………」

 

炭治郎は訝しむと傍にはしのぶ、アオイ、カナヲが一緒ベッドで横になっていた。

 

「お寝坊さんですね、蜜璃さんから話は聞いてただの戯れだと分かっていましたから昨日の時点でお仕置きはほぼしましたけどもう悪い虫がつかないように四六時中側にいますからね。」

 

「炭治郎……これからの時間は私達と一緒だからね。」

 

「全くしょうがない人ですね、いろんな人達に心を救うのが貴方だからこそ許しますけどその分はこれから私達を目いっぱい幸せにしてくださいね。」

 

そう言って静かに美しい笑顔で笑う彼女達を見て炭治郎は涙を流して

 

「みんな! ありがとう!!」

 

そう言って炭治郎は三人を抱きしめた。

 




ここまでお読みくださいましてありがとうございました。
そして年明けにまでお待たせしてしまい申し訳ございません。
ようやくしのぶさん達と合流しました。
これから炭治郎達を宜しくお願いします。
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