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……………すげー!!
それと短編と書きましたが、思いの他長くなりましたので連載になります、どうぞよろしくお願いします。
前回の続きであり、炭治郎対しのぶとの決闘の決着です。
そして和解です。
感想、評価、質問、誤字脱字報告お願いします。
「うおおおおーーーーー!!!」
「だああああーーーーー!!!」
それぞれの攻防は続いていた。
そして、その最中に炭治郎が叫んでいた。
「そこまでしてっ! 自分の命を犠牲にしてまでっ! そんな方法は間違っていますっ! 貴方のお姉さんもそんなのは望んでない!!
他の人を頼って別の方法で復讐を成し遂げる方法を一緒に考えましょうっ! 微力ながら、俺も禰豆子もカナヲもしのぶさんの力になりますっ! 必ずお役に立ってみせますからっ!」
それを聞いたしのぶは怒りで顔を歪めて青筋を立てる。
「知った風な事を言うんじゃないわよー!! 何も知らない癖にっ!
姉さんの事を姉さんの笑顔の事を何も知らない癖にっ!!」
叫び返すしのぶに炭治郎も叫び返す。
「ならっ! 教えてくださいっ!」
炭治郎の言葉に触発されたしのぶは、血が滲むほどに唇を噛んで大声で生前のカナエについて語る?
「ええっ!! 良いわよ!!
カナエ姉さんはおしとやかで優しくてちょっと呑気なところもあるけど、気丈で意思の強い最高の姉さんで、普通なら五年かかる柱の地位を半年足らずで昇進してみせたっ!! 「歴代の女の柱の中でも最強」「鬼殺隊最強の女隊士」と言われてきたほどの姉さんなのっ!
あの頃の私は、姉さんには、たとえ十二鬼月の上弦だろうと倒せない鬼なんていないと思っていたわよっ!!
……………それが……………あんな形で……………なんてっ!!……………とつ……ぜんに、ゔっゔぐぅぅゔ、ゔああああーーーーーああああーーーーー!!!」
途端にしのぶは、木刀を落として泣き叫んでいた。あの時の、姉が惨殺された時のことを思い出したからだった。
それを見た炭治郎も涙を流してすぐに動きを止めて、アオイも涙を流して、両手を握りしめていた。カナヲは、心苦しそうに見つめていた。
その後にもしのぶは、泣きながらも木刀を持ち、炭治郎を睨みつけて嗚咽を混じりながらも続きを語る。
「いつも一緒にいてくれると……必ず帰ってくると約束した姉さんを……………私達と同じ思いを他の人にはさせないためにと誓った強いカナエ姉さんを……………私達から奪い、あんな地獄を味わわせた上弦の弐を……………私は絶対に許さないっ !!!」
自身の今までひた隠しにしていた憎悪を炭治郎に吐き出しにして更にしのぶは語る。
「それでも……………大切な姉さんが願ったことだから、私は一生懸命に探したわよっ!!
人と鬼が共にいられる未来をっ!!
頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!!頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!! 頑張ってっ!!……………それでも、どうやっても……………鬼はどうしようもなく嘘吐きで人をただの餌としか思ってないのよっ!!
非力な私じゃどうやっても鬼の頸は切れないっ !
私じゃ……仇を討てないっ!! だからこの方法しかなかったのよっ!!
この……方法しか………私は仇……を討てないっ!!
それに……………貴方なら姉の理想を……………私達の夢を叶えてくれると思ったからっ!!
それを貴方は裏切ったーーーーー!!」
そう大声で言い放ちながら木刀を向けてくるしのぶに炭治郎は、心臓が握り潰されたが如くに胸が苦しくなった。
それでもこのままじゃいけないと炭治郎は静かに涙を流してしのぶを諭す。
「……………しのぶさんがそのやり方にこだわる気持ちは分かりました、ですが、やはり俺は、そのやり方に賛同できません。
しのぶは泣くのを止め、キッ!と炭治郎を睨み付けるが、炭治郎は微笑みながら話を続けた。
「それじゃ、しのぶさんが死んでしまいます。しのぶさんが死んだら、カナヲとアオイさん、なほちゃん、すみちゃん、きよちゃんといった蝶屋敷のみんなが悲しみます。」
炭治郎のその言葉にしのぶはハッとして周りを見渡す。そこには血の繋がりは無くとも、かけがえのない妹達がいた。
カナヲが辛い気持ちで見ている姿が、
アオイが涙を流して両手を握りしめている姿が、
なほ、きよ、すみが三人で涙を流して抱きしめ合う姿が、
そこにはあった。
呆然とした様子でいるしのぶに炭治郎は言う。
「しのぶさん、
それをみんなにも味わわせるおつもりですか?!」
それを聞いたしのぶは泣きながら
「それでも私が上弦を倒せば、この先……」
「それでもと言うなら、全力で来て下さいっ!! 俺が貴女の全てを受け止めますっ!!」
と言う言葉にしのぶは、能面の如く無表情になる。
「………るな…」
「?」
しのぶが声が小さかったので炭治郎は耳を傾けてくるとしのぶは怒り狂いながら立ち上がる。
「ふざけるなーーーーー!!!」
怒り狂ったしのぶが技を使ってくるのを見た炭治郎は受けて立つように向かい合う。
瞬間
蟲の呼吸
ヒノカミ神楽
しのぶが一瞬の間に六連撃を放つに対し炭治郎は前方広範囲を炎が渦を巻くように斬りつけた。
そして両者がすれ違い様に負傷した。
「ぐはっ!!」
炭治郎は強烈な刺突撃を身体の六ヶ所に一度に喰らい、痛がるもそのまま立っていた。
「ぐっ!!」
一方しのぶは左肩を切られ膝をついていた。
「しのぶ様っ! 炭治郎さんっ!」
「師範っ! 炭治郎っ!」
「「「しのぶ様っ!! 炭治郎さんっ!!」」」
蝶屋敷の面々が心配して声を上げる。
「な、なんで?!」
しのぶが自身が斬られたことに動揺していると炭治郎その疑問に答える。
「何故、俺に斬られたのか?!
……………それはしのぶさん、
「なっ?!」
炭治郎が言うとしのぶは驚愕した。
「ふ、ふざけないで!! 私がそんな事を思うわけがないでしょうっ!!」
それに反論する様に叫ぶしのぶを炭治郎は冷静に諭す。
「貴方は、
だから、本来なら当たらない俺の攻撃が貴方に当たったんだっ!!」
「!!!」
それを聞いたしのぶは、歯噛みする。炭治郎はそれを見ながらもはっきりと言い放つ。
「それじゃ、仇の鬼にっ! 上弦の弐を相手に手も足も出ませんよっ!!」
言われてしのぶは呆然としたが、直ぐに炭治郎を睨みつけながら反論する。
「私が勝てなくても、私が鬼に喰われた後に他の人に「死なないでくださいっ!」えっ!」
しのぶの言葉を遮ったのはアオイだった。
「しのぶ様っ! 私達にとっては貴方は恩人で家族ですっ! 死なないでくださいっ!!」
アオイの言葉を皮切りになほ、きよ、すみも一斉に声を張り上げる。
「嫌だっ! 死なないでっ!」
「大切な人が死ぬのは嫌ですっ!」
「お願いしますっ!」
「みんな……………」
しのぶはそれを呆然としながら聞いていると思いも寄らぬ声を聞く。
「師範っ!」
突然の声に顔を向ける。
そこには'涙を流しているカナヲ''が居た。
感情を出さないカナヲが、涙を流している今までにない姿を見てしのぶが驚く。しかしカナヲは泣きながら言った。
「
それを見たしのぶの心は遂に……………………折れた。
木刀を落として、泣き崩れた。
「ゔゔぅぅぐぅ……………ゔあああっ、私は……それじゃ……どうすれば……いいのよっ!」
その悲痛な叫びを聞いて、訓練場は途端に空気が重くなった。
皆が何も言えない中で、炭治郎は木刀を落としてそのまましのぶの側に行き、抱きしめた。
突然の事で驚いているしのぶに炭治郎は抱きしめたまま優しく微笑み語る。
「
「ゔ……ゔぅ……………ゔわあああああああーーーーー!! 炭治郎君っ!!」
そう言われたしのぶはそのまま、炭治郎の胸元に抱きついて泣き叫んだ。
それを見た蝶屋敷の
「しのぶ様あああーーっ!!」
「師範ーーーっ!!」
「「「しのぶ様ああーーー!!」
そうしてみんなで抱きしめ合って一日中みんなで泣いた。
ーーーーーー
その後に夕方になり、しのぶと炭治郎は縁側に居た。しのぶは頭を下げて
「ごめんなさい、炭治郎君。」
「いいえ俺の方こそ色々と失礼な事を言ってしまい申し訳ありませんでした。」
と頭を下げる炭治郎にしのぶはクスッと笑い、空を見上げて
「今はどうすればいいのか、まだわからないの。姉さんの夢のことも……………」
「分からないなら一緒に考えましょう!! 一人より二人、二人より三人で考えれば、より良い考えが浮かびますから!!
それと夢のことは今度は''託す''じゃなく''一緒に叶えましょう''!!」
炭治郎の言葉にしのぶは
「………炭治郎君、君はどうしてそんなに強く優しくいられるの?」
言われて炭治郎は微笑んで答えた。
「俺は長男ですから。」
と言う言葉にしのぶは、面食らうも炭治郎は続ける。
「俺も家族を惨殺されて、妹を鬼にされて、鬼殺隊に入ってからも大切な人が亡くなって心が折れていました。
……………それでもっ ! そんな俺を叱咤激励してくれる頼りになる仲間達みんなが居てくれる、多くの人が俺に思いを残して繋いでくれる。それだけでも俺は俺のままでいられるんです!!」
「炭治郎君らしいですね。」
と微笑むしのぶに炭治郎は顔を近づけて
「もちろん、
「えっ?!」
驚いているしのぶに炭治郎は続ける。
「貴方が俺や禰豆子を信じてくれて、善逸や伊之助と共に蝶屋敷で迎えて鍛えてくれた、そしてここでの平穏な日々、それが俺達にとっては救いで大切なものなんです。」
言われたしのぶは、目から涙が出ていた。それを見た炭治郎は慌てふためく。
「あっ!! ごめんなさいっ! 気に障り「違うのっ!」 えっ?!」
慌てる炭治郎をしのぶは遮って
「……………うれしいのっ! とても嬉しくてっ!」
と言うしのぶに炭治郎は微笑み抱きしめ、気が付けば、しのぶの頭をそっと撫でていた。
抱きしめられ撫でられていたしのぶは、気持ちよくなり
「えへへ、もっと撫でてください。落ち着きます。」
「はい。」
そう言ってくれる炭治郎の顔を見て胸が熱くなり
ドクンッ
(ーーああ……胸が熱くなってる…………それに今……ドクンッて…そうか……私は……………ずっと前から……………炭治郎君の事を……………)
そうして、そのまま撫でられていた最中にしのぶは、自身の心の奥底から芽生えて花開いていた恋心の確かな存在感を認めると、心中に抱えていたものがストンと落ちて心身が軽くなったような気がした。
そして、しのぶは笑う。嬉しくて、楽しくて。
「……………ふふふ、本当に凄いですね。炭治郎君。嬉しい。」
「?」
と満面の笑みを浮かべるしのぶはキョトンとしていると炭治郎に言った。
「炭治郎君、私も貴方に何かしてあげたいです。言ってください。」
そう言うしのぶの頬を赤らめたそれを見て炭治郎も頬を赤くしてしのぶに言う。
「そ、それじゃ、しのぶさんがやりたい事を俺にお願いしますっ!」
「……………はい、分かりました!! そ、それじゃっ!」
炭治郎の言葉にしのぶは、そのまま炭治郎の顔を両手で優しく添えて炭治郎はキョトンとしているとそのまましのぶは、
炭治郎に口付けをした。炭治郎はそれを見て顔がボッと熱くなった。
「えっ?! えっ?!」
「炭治郎君、私は君が好きですっ!!」
しのぶも赤面のまま満面の笑みを炭治郎に向け、そのまま炭治郎に告白した。その笑顔は今まで見たどの笑顔よりも美しかった。
胡蝶しのぶは、無限城において姉を殺した仇敵の上弦の弐の童磨と健闘の末に敗れ、そのまま吸収されるが、自身を藤の花の猛毒と化して童磨を弱体化させて後から来た栗花落カナヲと嘴平伊之助の手で仇討ちを果たさせて死んだ後にあの世にて童磨を待ち、童磨に告白されたもののキレて笑って突っ張ってその後に姉の胡蝶カナエと共にしのぶが幼い少女に戻って両親に会いにいき、カナヲと伊之助は仇討ちを果たして、その嬉しさと悲しみに涙する。
それが彼女達の本来の運命だった
だが、本来この場にいなかった者、''竈門炭治郎''によって正史とは違う変化が起こった未来である世界線
今ここに彼女達の運命は変わった
年が明ける前に間に合った!!
この世界線ではしのぶは違う道を歩きました。
これからもこの物語をお願いします。