2015年12月17日 JST 22:00 横須賀駐留日ノ出海軍基地
磯口が基地を出てから2時間半後に数台のハイヤーが到着した。前方の一台目に乗っていたのは、磯口である。2~3台目は、政府関係者、4~5台目は、海上安全整備局関係者、6台目は、ブルーマーメイド関係者、7台目は、ホワイトドルフィン関係者が乗っていた。ブルーマーメイド関係者の中に安全監督室室長の「宗谷真霜」もいた。
関係者は、海軍基地の会議室に入り、二日間における不明艦隊の行動とその後について、話された。
磯口「皆さん、お忙しい中、集まっていただきありがとうございます。」
日本政府関係者「貴官が報告したい事があって来たのだが、一体、何の報告だ?」
安全整備局関係者「我々も呼ばれたが、一体、何だね・・・」
政府及び安全整備局の人間が愚痴っていると、
秋沢「皆さんがお集まりいただいたのは、12月16日から今日までに出没した不明艦隊についての事です」
安全整備局「不明艦隊か、いつも漁船で出没する海賊ではないのか?」
秋沢「最初は、我々もそう考えました。しかし、出没した不明艦隊の艦艇を大きさが漁船ではありませんでした」
秋沢は、早期警戒機が捉えた艦影をスクリーン上に表示した。
政府関係者「何だ、この大きさは、漁船にしては大きすぎるぞ」
秋沢「艦影の大きさを確認したところ、全長155m級で我々国は、この大きさから駆逐艦クラスと思われます」
ホワイトドルフィン関係者「155mだと!?東舞鶴校が使っているあおつきより大きいじゃないか!」
政府関係者「それが南西諸島沖に出没したというのか・・・」
秋沢「南西諸島沖だけではありません。今日、日本海や小笠原近海に出没しました」
政府関係者「な、日本海と小笠原近海にもか・・・」
秋沢「この二日間で確認が出来たのは、南西で4隻、日本海と小笠原近海を合わせ6隻、計10隻が日本の海域に出現しました」
安全整備局関係者「一体、何が起ころうとしているんだ・・・」
ここで安全監督室の「宗谷真霜」が質問する」
真霜「秋沢司令、今回の不明艦隊の出没について、どう、お考えですか?」
秋沢「はい、私の予測では、この不明艦隊の出現は、日本の首都及び大都市を攻撃を行う際に侵攻するルートの模索かと予測しています」
政府関係者「我が国にへ侵攻だと!?」
政府関係者は、動揺した。まさか、不明艦隊の目的は、日本国へ武力侵攻を行い、占領しようという事に危機感が強まった。
安全整備局「貴官、何故、そのような事が考えられるのだ」
秋沢「この二ヶ月の間、日本の海域で民間船の沈没する事故が多発している事です」
確かに10月末頃から日本の海域を航行する民間船の沈没が変に多い事が分かる。
秋沢「そこで我々は、昨月の30日に起こった沈没した貨物船を引き揚げて、調査した所、船底から不発したミサイル、誘導噴進弾が発見されました」
政府関係者「つまり、この二ヶ月の間、沈没事故の多発は、不明艦隊の攻撃だという事なのか!」
秋沢「はい、その通り」
政府関係者や安全整備局関係者は、動揺した。まさか、二ヶ月という間に日本の海域が危険と化していたとは、認識していなかった。
ホワイトドルフィン関係者「秋沢司令、今、我々に出来る事は、何だ」
秋沢「今、この国が出来る事は、今、不明艦隊による日本へ攻撃の兆候を察知する事が出来たので、速やかにブルーマーメイド及びホワイトドルフィン部隊を展開させる事です。現時点で不明艦が行ったのは、偵察なのですぐに侵攻する事はないと思いますが、即時に展開するべきでしょう」
政府関係者「貴官の本国(日ノ出国)は、何と言っていた」
秋沢「我が国は、万が一、貴国が攻撃される事を踏まえ、我が国の陸軍の地対空・地対艦ミサイル部隊を派遣する事を決めたそうです。」
政府関係者「それは、大きな助け舟だ」
政府を始めとする関係者は、一時安堵したが
秋沢「しかし、タイムリミットもあります」
政府関係者「やっはり、無期限にいる訳ではないか」
秋沢「はい、今月の25日までに異常が確認されない場合は、展開しているミサイル部隊を日ノ出へ直ちに撤収を行わなければなりません」
政府関係者「しかし、何故、25日まで何だ?」
秋沢「日本に我が国の地上部隊が長期に亘り、展開していると貴国の国民を不安を煽ってしまう可能性があるからです。我々は、可能な限り貴国の国民感情を刺激したないんです」
政府や安全整備局の関係者は、重い空気となったが宗谷真霜は、この様な質問をした。
真霜「貴国が派遣する地対空・地対艦部隊は、どのぐらい居るのですか」
秋沢「地対空ユニットは、7部隊、地対艦ユニットは、7部隊、計14部隊です」
政府関係者「14か、その部隊を何処に展開させるんだ?」
秋沢「我々に計画では、札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡に地対空・地対艦部隊を1ユニットずつ、展開します。特に今回の計画で重点を置くのは、首都東京です。展開部隊数は、2ユニットです」
真霜「何としても東京は、死守しなければならないという事ですね」
秋沢「はい、首都陥落は、日本制圧を意味すると同時に作戦失敗と繋がります。」
そして、この日から日本は、緊迫した空気に変わった。
続く
ついに日本への武力侵攻の予兆を確認した日ノ出政府は、首都及び大都市の防衛の為、陸軍、地対空及び地対艦ミサイル部隊を派遣を決定、これが運命の瞬間であった