日ノ出国、はいふり世界へ           作:冬吉

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第二十一話 報告

2015年12月23日 JST 14:45 東京 ブルーマーメイド統合管制艦

 

真霜「敵機を撃墜した!?それで操縦士は、」

 

ブルーマーメイド隊員「残念ながら助からなかったそうです。」

 

真霜「そう・・・報告、ありがとう、貴方は、元の持ち場に戻りなさい」

 

ブルーマーメイド隊員「はっ」

 

ブルマー隊員は、監督室室長の宗谷真霜に報告を終え、部屋から退室した。

 

その頃、首相官邸では

 

小佐川「撃墜した?」

 

政府関係者「操縦士は、助からなかったと」

 

小佐川「そうですか」

 

政府関係者「では、」

 

小田崎「しっかりしろ、ブルーマーメイド及びホワイトドルフィンの最高指揮官は、内閣総理大臣であるお前だ」

 

小田崎は、この国の官房長官であり、小佐川と同期である。小佐川が選挙を行った際、彼は小佐川のバックアップを務めた。

 

小佐川「あぁ、」

 

一方、はまぎくでは

 

哨戒ヘリ「パイロットの生存、確認出来ません、繰り返すパイロットの生存、確認出来ません」

 

福内「私達は、初めて対空戦闘を経験し、操縦士の命を奪った。治安出動が出ている以上、当然の事だと貴方は言うでしょう、そこに何の躊躇いもないのですか」

 

山田「福内監察官、強き力を有す事は、必要な時に怯む事無く行使する事だ」

 

福内「敵機が放った噴進弾を私達は、既に撃ち落としていました。更なる攻撃を仕掛けてきましたか、本当に撃ち落とす必要は、あったのですか」

 

山田「必要は、あった。"状況を見極める者"なら」

 

福内「・・・・・」

 

2015年12月23日 JST 16:50

 

福内「宗谷監督官、そちらの様子に変化はありませんか?」

 

真霜「今の所、東京を始めとする都市は、平穏を保っている状態よ」

 

福内「そうですか」

 

福内は、現在の状況を上司である真霜から聞いて安堵した。

 

真霜「でも、ちょっと官邸の方で問題が起こっているの」

 

福内「何かあったんですか」

 

真霜「官邸でも今回の撃墜した件の報告について、慎重派と奪回派に分かれて論争になっているの」

 

福内「小佐川総理は、どのような立場何ですか?」

 

真霜「小佐川総理は、どっちも属さない中立的な立場よ。だけど、今回の件が今後の政治・外交にも大きな影響が出る可能性があるそうなの」

 

福内「つまり、今後は、政治・外交に影響する戦闘は、極力、回避しないといけないという事ですね」

 

真霜「えぇ、この件は、後に日ノ出側にも伝わるわ」

 

福内「分かりました。此方も極力、戦闘を回避するように最善を尽くします。それでは」

 

そう言って福内は、真霜との通信を終了した。

 

続く

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