日ノ出国、はいふり世界へ           作:冬吉

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第二十六話 異世界での空中戦 後編

村越「補足された」

 

そして、残存した敵戦闘機隊からミサイルが発射された。

 

警戒機「ファルコンファイヤーからドラゴン隊へ、敵機ミサイル発射、7機同時に発射した。直ちに回避行動!」

 

村越「Dragon 2より1へミサイル7発、全て本機へ!」

 

小河原「7発全て、Dragon 2 BreakRight!、海に逃げろ!」

 

村越「了解」

 

村越は、回避するため、二つの操縦桿を操作し、急降下を開始した。

 

小河原「村越、耐えろ」

 

急降下に伴う、激しいG(重力)に村越は、戦っていた。しかし、脳に血が上り過ぎたか、目を閉じてしまい、墜落の警報音が操縦席内に鳴り響く。

 

小河原「まずい、村越!ベイルアウトだ!」

 

ベイルアウト=戦闘機が攻撃又は事故で操縦が困難な時に緊急脱出する事である

 

小河原「速度を落として、脱出するんだ!」

 

村越「た、隊長、こいつ(機体)は、一機だけで数百億・・・」

 

小河原「馬鹿野郎!機体は、替えが効くが村越、お前の代わりは、利かないんだ、すぐに機体から脱出するんだ!」

 

そうしているうちに敵のミサイルが追い付いてきている。

 

小河原「村越!」

 

村越「[無線](村越-!)」

 

村越は、キャノピーに付けたお守りをみた

 

村越「くっ、俺の代えは・・・利かない!」

 

そして、村越は、緊急脱出用のレバーを引き、機体から脱出した。その直後、ミサイルがF-26戦闘機に到達した。

 

あかぎ乗員「敵機、離れていきます」

 

秋沢「村越一尉の生存確認と同時に敵機パイロットの生存確認も怠るな」

 

あかぎ乗員「了解」

 

航空母艦「あかぎ」から哨戒ヘリ「SH60」が発艦し、救助に向かった。

 

首相官邸

 

小佐川「操縦士は?」

 

政府関係者「全力を挙げて、捜索に当たっていますがまだ発見できていません、救難信号を受信し、救命胴衣を確認したそうです」

 

航空母艦「あかぎ」

 

小河原「あの速度での脱出は、かなりの危険があります」

 

岡崎「生存を信じるしかない」

 

そこへ秋沢が入ってきた

 

小河原「艦長、一機も失うという件ですが・・・」

 

秋沢「敵空母には、およそ70機、我々は、同等の70機だ。どんなに落としても一機落とされたら痛み分けだ。戦闘は、更に厳しさを増す、覚悟を持って任務に当たってくれ」

 

岡崎・小河原「はっ」

 

小河原「5機落としても浮かれるなという事でしょうか?」

 

岡崎「いや、貴官に礼を言いたかったのだろう」

 

小河原「え?」

 

岡崎「村越一尉を緊急脱出させた事だ、あの方が言う”一機も失うなというのは一人も失いたくない”という事だ」

 

現場海域

 

哨戒ヘリパイロット「村越一尉発見、生存確認、村越一尉発見、生存確認」

 

あかぎCICの内が歓喜に包まれた

 

                                          続く

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