あかぎでは、長時間の戦闘で乗組員が疲労が表れ始めていた。磯口は、ひとまず空腹を満たし、任務継続する事を決め、艦内放送で交代で各自で食事を取る事を流した。
首相官邸
政府関係者「総理!朗報です、脱出した村越一尉を救助したヘリが帰還途中に敵戦闘機の操縦士を発見し、救助したとの事です」
外務大臣「捕虜という事か・・・」
小佐川「二つの人命が助かったんだ」
この情報は、ブルーマーメイド本部にも伝えられた。
航空母艦「あかぎ」 CIC
磯口「艦長、各自、交代で食事を取ており、士気は旺盛です」
秋沢「そうか」
あかぎ乗員「パイロットの意識は、戻ったか?」
ヘリ乗員「まだ戻っていません」
あかぎ乗員「了解した、帰還後、医務室の方へ運ぶ」
磯口「我々がパイロットを救助した事がうまく伝わればいいが」
灘沢「うまく?」
磯口「相互理解に向けての事だ」
あかぎ甲板
村越「あ、歩けるよ」
あかぎ乗員「駄目です、安静にしていてください」
村越「はぁ」
村越の隣には、救助された敵戦闘機パイロットもいた。村越は、笑みを浮かべた。
しかし、敵戦闘機のパイロットは、あかぎ乗員が携帯していた拳銃を見ていた、そして、敵パイロットが起き上がった
村越「おい!」
敵パイロットは、あかぎ乗員から拳銃を奪った。
あかぎ乗員「おい!」
あかぎ乗員「取り押さえろ!」
敵パイロットと村越・あかぎ乗員といがみ合いとなり、敵パイロットと村越が倒れた瞬間、あかぎ艦内に銃声が鳴り響く。
あかぎの待合室にいた平賀も異変に気付きが福内が敏感に反応した。福内は、立ち上がって、待合室から出ていた。
平賀「あ、福内!、出たらあぶないわよ!」
平賀達が甲板に駆け付けるとそこにあったのは、多数のあかぎ乗員と倒れた村越と拳銃を持った敵戦闘機のパイロットがいた。
あかぎ乗員「うわー!!!」
一人のあかぎ乗員が感情的になり、敵パイロットから拳銃を奪った。
あかぎ乗員「村越、くっ!この野郎!」
そして、奪った銃を敵パイロットに向ける」
敵パイロット「!」
敵パイロットは、怯えて身動きが取れなくなった。
あかぎ乗員「よくも・・・」
敵パイロットは、あかぎ乗員に拳銃を向けられてパニック状態となった。拳銃を向けたあかぎ乗員は、手が震えていた。その時であった。
「撃つな!」
そこへ艦長の秋沢がやって来て拳銃に手をかけ、下ろした。
あかぎ乗員「艦長、こいつは、村越一尉を!」
秋沢「もう彼は、武器を所持していない」
あかぎ乗員「助かったんだ!生きていたんだ!、なのに!、う、うく、うぅぅぅぅ」
あかぎ乗員は、その場で崩れ落ちた。秋沢は、敵パイロットに近づき、英語でこう言った。
秋沢「The sea would have been cold」「Today is Christmas Eve」「I do n’t know if it ’s in your country」「in Japan」「Celebrating regardless of the God who believes」「About one day today」「I want to be calm ...」
そして、敵パイロットは、やってならない過ちと気づき、泣いた。
秋沢は、乗員に拳銃を渡した。
秋沢「彼を拘置室へ、何か温かい物を出してやってくれ」
あかぎ乗員「はい、行くぞ」
磯口は、村越に近づき、目を手で翳しながら閉じさせ、口に付いた血をハンカチで葺いた。
磯口「村越一尉を」
あかぎ乗員「はい・・・」
秋沢は、何も言わずに艦内に戻っていた。
磯口「各自、持ち場に戻れ」
あかぎ乗員「はい」
磯口は、村越が倒れていた場を何も言わず見下げた。
続く