日ノ出国、はいふり世界へ           作:冬吉

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第二十八話 決戦 前編

外務省

 

外務省関係者「外務大臣は、」

 

外務省関係者「中国大使と電話会談中です。4時間で六ヵ国の外相と会談したのにまだまだやる気です」

 

外務省関係者「国を思う気持ちは、人一番強いからな」

 

外務省関係者「局長、渡辺大使にたった今、国際会議の議長から電話が」

 

外務省関係者「来たか」

 

2015年12月24日 JST 04:30

 

首相官邸では、小佐川が花瓶に飾られた花を見ていた。

 

航空母艦「あかぎ」

 

艦内に警報音が鳴り響く。

 

警戒機「ファルコンファイヤーからあかぎへ、敵空母から戦闘機発艦」

 

秋沢「対空警戒を厳となせ、先発隊は、5機、本隊を合わせれば30機だ。今度は、対艦ミサイルも来るぞ」

 

磯口「艦内閉鎖を確認し、敵機の攻撃に備えます」

 

敵空母から発艦した先発の五機があかぎに接近中。

 

あかぎ船務「ドラゴン隊の機体は、整備中です。上げれるのは、イーグル隊とデルタ隊の計十二機です」

 

秋沢「イーグル隊・デルタ隊、出撃準備」

 

あかぎ艦橋

 

磯口「第三区画、第四区画、閉鎖」

 

秋沢「イーグル隊・デルタ隊、準備出来次第、発艦せよ」

 

イーグル隊「了解」

 

小河原「私を行かせてください、敵機の癖も分かります」

 

岡崎「いいだろう、だが、敵討ちは、考えるな。指揮の目が曇る」

 

あかぎ乗員「魚雷です。二時の方向、距離17マイル、10本来ます!」

 

秋沢「いしがきの離脱が痛かったな。CICから艦橋、副長、対潜戦闘の指揮を頼む」

 

磯口「了解、面舵一杯、デコイ、一番・二番・三番・四番、発射用意」

 

あかぎ乗員「デコイ発射用意」

 

磯口「あかぎからたかお、魚雷を頼む」

 

南川「了解、アスロック発射用意」

 

たかお砲雷長「アスロック攻撃始め」

 

たかお乗員「発射用意よし」

 

たかお砲雷長「撃て!」

 

たかおの前甲板にあるVLSから対潜ミサイル「アスロック」が発射された

 

首相官邸

 

政府関係者「総理、国際会議から電話です」

 

小佐川「小佐川です」

 

その頃、あかぎからF-26戦闘機が発艦した。操縦しているのは、ドラゴン隊のリーダー「小河原」であった。甲板では、次の戦闘機が発艦準備に入ろうとしていた。

 

海中では、たかおが発射したアスロックが敵魚雷に命中した。

 

あかぎ「魚雷、八本撃破」

 

海中から敵対艦ミサイルが姿を現す。

 

あかぎ乗員「二発は、ミサイルです!」

 

磯口「CIWSだ!」

 

あかぎに搭載されているCIWSが火を噴き、全弾迎撃し、その衝撃波と残骸があかぎの甲板に降り注ぐ

 

あかぎ乗員「敵ミサイル、全て撃破」

 

あかぎ「敵戦闘機からさらにミサイル発射」

 

あかぎ乗員「10発です!」

 

はつかぜ乗員「10発、向かって来ます!」

 

西山「中SAMよ!」

 

はつかぜ砲雷長「中SAM、10番から20番、発射用意」

 

西山「撃て!」

 

はつかぜ砲雷長「撃てぇー!」

 

はつかぜのVLSから中SAM、10発が発射された。

 

あかぎ乗員「敵ミサイル、10発撃破」

 

南川「先発は、五機の挨拶だ、この後、本隊と合流し畳みかけてくるぞ、砲雷長、しっかり見張れ!」

 

砲雷長「了解、対空警戒を厳となせ、繰り返す、対空警戒を厳となせ」

 

先発隊の上空には、本隊の25機が飛来中」

 

磯口「敵機、30機の来襲か、各艦、最大船速、ジクザク航行を執れ!」

 

あかぎ乗員「最大船速!ジクザク航行!」

 

岡崎「こちら岡崎、先程のミサイルの衝撃波で二番機以降、発艦が困難です」

 

秋沢「一機だけか、小河原三佐、聞こえるか」

 

小河原「はい!」

 

秋沢「30機相手に1機では、戦えない、超低空飛行で敵空母に向かえるか?」

 

小河原「了解」

 

ミサイル駆逐艦「たかお」

 

たかお乗員「敵編隊との距離、80マイルを切りました」

 

南川「攻撃目標を敵編隊第1から第30機、60マイル圏内に来たら、撃つぞ」

 

たかお乗員「中SAM、31番から54番、発射用意」

 

秋沢「小河原、現在の高度は、」

 

小河原「海面ギリ、50フィートです」

 

秋沢「いいか、敵空母の甲板を攻撃し、使用不能させろ」

 

小河原「了解」

 

秋沢「小河原」

 

小河原「はい」

 

秋沢「くれぐれも機首上げをするな」

 

小河原「了解」

 

そして、小河原が乗るF-26戦闘機は、敵空母を目指していた。

 

                                   続く

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