日ノ出国、はいふり世界へ           作:冬吉

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第二十九話 決戦 後編

たかお砲雷長「敵編隊、55マイルに突入して来ます。対艦ミサイルの射程内です」

 

南川「対空戦闘、一機も撃ち漏らすな、目標、敵攻撃機、攻撃開始」

 

たかお砲雷長「撃て!」

 

たかおのVLSから数十発の対空ミサイルが発射された。敵編隊の数機が撃墜したが多くがフレア等を使用し、攻撃を逃れた敵編隊があかぎに向けて数十発の対艦ミサイルを発射した。

 

西山「本艦の目標、たかおが撃ち漏らした敵機及びミサイル、まとめて撃ち落せ!」

 

はつかぜ砲雷長「了解、対空戦闘、中SAM攻撃始め」

 

はつかぜ乗員「データ入力完了」

 

西山「撃て!」

 

はつかぜ砲雷長「撃てぇ!」

 

ミサイル駆逐艦「はつかぜ」のVLSから数十発の中SAMが発射された。それと同時に他の日ノ出駆逐艦も中SAMを発射し、迎撃していった。

 

その頃、小河原は、超低空飛行で敵空母を目指していた。

 

航空母艦「あかぎ」

 

ソナー員「艦長!潜水艦です、さらに7艦、方位190、距離14マイル、敵艦隊と我が艦隊の中間にいます」

 

あかぎ船務「ずっと潜んでいたのか」

 

今度は、所属不明の潜水艦が7隻、出現した。

 

磯口「あかぎより全艦へ、対潜戦闘用意」

 

ブルーマーメイド艦「みくら」

 

寒川「福内さん!潜水艦です、更に7隻もいます!」

 

平賀「7隻も!?いつの間に・・・」

 

福内「ソナーに捕捉されないように更に深い海中に潜んでいたのね」

 

空母「あかぎ」

 

ソナー員「潜水艦隊、魚雷発射、14本来ます!」

 

磯口「マスカー開始!デコイ発射用意!」

 

「みくら」

 

寒川「潜水艦隊、魚雷を撃ちました!14本です!」

 

平賀「14!?」

 

福内「そんなに撃ち込まれた、防ぎきれない!」

 

空母「あかぎ」

 

ソナー員「魚雷の進路が分かれました。7本が我々に向かって来ます」

 

14本の内7本があかぎ・みくらに向っていた。

 

ソナー員「残り、7本は、敵艦隊です!敵空母に接近中です!」

 

秋沢「何だと?」

 

「みくら」

 

寒川「残り7本が敵艦隊に向かっています!」

 

平賀「え!?」

 

福内「一体、どうゆう事なの・・・」

 

空母「あかぎ」

 

秋沢「小河原、聞こえるか!」

 

小河原「はい!」

 

秋沢「攻撃は中止!」

 

小河原「え?」

 

秋沢「すぐに戦線から離脱だ!」

 

小河原「了解!」

 

小河原は、直ちに右旋回を行い、敵艦隊から離脱していた

 

空母「あかぎ」

 

ソナー員「魚雷、来ます!」

 

潜水艦隊が放った魚雷は、あかぎ・みくらの寸前で爆発した。

 

磯口「自爆した?」

 

「みくら」

 

寒川「魚雷、自爆しました!」

 

志度「福内監察官、これは一体・・・」

 

福内「私にも分からないわ」

 

敵艦隊にも魚雷が向かっていたがあかぎと同様に寸前で爆発した。

 

ソナー員「敵艦隊周辺にも爆発音が」

 

あかぎ乗員「命中したのか?」

 

ソナー員「いや、寸前で自爆したようです。潜水艦7隻が浮上して来ます」

 

磯口「何が起きているんだ・・・」

 

そして、潜水艦7隻が海上に浮上し、各艦事に国旗を揚げた。

 

※7隻の国旗(アメリカ・イギリス・フランス・オーストラリア・インド・ロシア・中国)

 

あかぎ乗員「識別信号を受信、これは、ホワイトドルフィンです。全艦、ホワイトドルフィンのコードです!」

 

そして、潜水艦7隻が国旗とホワイトドルフィンの旗を揚げた。

 

秋沢「・・・・」

 

磯口「これ以上の戦線の拡大は、国際社会は、許さないという事か・・・」

 

あかぎ乗員「敵編隊、散開していきます!」

 

首相官邸

 

小佐川は、スクリーン上に日ノ出・ブルーマーメイド艦隊の中間に各国のホワイトドルフィンが現れたのを見て、安堵のため息をついた。

 

小佐川「間に合ったか、」

 

航空母艦「あかぎ」

 

あかぎ乗員「敵艦隊、針路を反転させ、日本近海から離脱していきます」

 

磯口「終わりましたね、艦長」

 

秋沢「あぁ、日本に迫っていた危機は、回避された」

 

ブルーマーメイド艦「みくら」

 

寒川「敵艦隊、針路を変え、離脱していきます」

 

平賀「終わったのね」

 

福内「そうね」

 

東京 ブルーマーメイド統合管制艦

 

ブルマー隊員「宗谷監督官、報告です」

 

真霜「どうしたの」

 

ブルマー隊員「敵艦隊が針路を変え、日本の海域から離脱したとの事です」

 

真霜「そう、報告、ありがとう」

 

ブルマー隊員「はい、失礼します」

 

ブルマー隊員が部屋から出た後、真霜は、力が抜けたようにソファーに座った。

 

真霜「終わったのね」

 

僅か一日であったが彼女にとっては、一週間に感じた。

 

そして、治安出動の命令が解除され、日ノ出・ブルーマーメイド艦隊は、横須賀基地に帰投していった。

 

                                          続く

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