日ノ出国、はいふり世界へ           作:冬吉

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第三話

秋沢「我々は、国防省に現状を伝えなければならないので、あかぎの方に戻ります」

 

平賀「あの、言いにくいのですが・・・」

 

秋沢「はい」

 

平賀「私達もあなた方の政府関係者にこの世界の状況をお伝えしたいのですが・・・」

 

磯口「艦長、どうされますか」

 

秋沢は、一瞬、悩んだが自分から言うより平賀達にこの世界の事を伝え方が説得が効果的と判断。

 

秋沢「分かりました。貴官達を空母あかぎの方へお連れします」

 

福内「一様、資料を必要になるので用意します」

 

秋沢「ご協力に感謝します」

 

そして、平賀達は、みくらの資料室から日本の歴史と資料を必要な分まで集め、飛行甲板に向かった。しかし、彼女達は、何故、飛行甲板からあかぎへ向かうのか理解出来ずにいた。

 

福内「お待たせしました」

 

磯口「すいません、必要な資料を用意してくださって」

 

平賀「いえ、それより秋沢一佐、どうして、飛行甲板なのですか?内火艇の方が早いと思うのですが」

 

秋沢「いえ、別の物で移動するので、もう来るはずです」

 

福内・平賀「???」

 

会話が終えた数分後、バリバリという轟音が鳴り響いた。

 

秋沢「我々の迎えが来ました」

 

そう言って、福内が空を見上げると先ほど見た戦闘機とは、違い航空機が飛来した。

 

福内「え、あれは、一体・・・」

 

磯口「あれ、SH-60というヘリコプター、正式な名前は回転翼機」

 

平賀「・・・(;゚Д゚)」

 

みくらの飛行甲板に降り立つと一人のパイロットが降りてきて、秋沢達に敬礼し、平賀達本人を確認し、彼女達をあかぎへ送る事を伝え、四人は、ヘリに搭乗した。そして、みくらから離れ、航空母艦「あかぎ」を目指す。

 

平賀「あのすみません」

 

秋沢「はい」

 

平賀「このSH-60というのは、人や物を輸送するのが目的ですか」

 

秋沢「確かにこの機は、輸送もできますが本来は、海中に潜む潜水艦を攻撃するために作られた対潜水艦用の機体です」

 

平賀「この空を飛ぶ乗り物が潜水艦を攻撃する事が出来るのですか!?」

 

平賀は、驚いた。彼女達の世界での潜水艦への対応は、水上艦からの攻撃だけであるが秋沢の世界では、水上艦だけなく航空機を用いて、攻撃するというのだ。

 

秋沢「もうすぐ我が艦隊の旗艦「あかぎ」に到着します」

 

平賀達がヘリの窓から見下ろすとそこには、旗艦であるあかぎがいた。

その大きさは、彼女達が知る大和型を上回ると感じた。

 

福内「あれが航空母艦、あかぎ」

 

平賀「なんて、大きい船なの」

 

四人を乗せたヘリは、無事にあかぎの甲板に降り立ったた。

 

福内「(なんて、広い甲板なの)」

 

そして、艦内へ入り、平賀達を士官室まで案内した。

 

部屋に入った後、平賀達は、みくらから持った来た資料をテーブルに置いた。

 

そして、天井からスクリーンとプロジェクタが降りてきて、スクリーンに「応答なし」という文字が表示された。磯口は、室内にあったノートパソコンを開き、本国との通信回線を開いた。

 

磯口「艦長、どうぞ」

 

秋沢「こちら、日ノ出海軍航空母艦「あかぎ」、応答願います」

 

???「こちら、日ノ出国国防省の國栖だ。秋沢艦長、何か分かったか」

 

秋沢「はい、現状で把握したのは、我々がいるの異世界という事です」

 

???「異世界だと、そんな馬鹿な、SFの話じゃあるまいし」

 

秋沢「ここが異世界である事を証明するため、その人物を連れてまいりました」

 

平賀「はじめまして、日本国、海上安全整備局安全監督室情報調査隊の平賀二等監察官です」

 

國栖「はじめまして、国防大臣の國栖です。まず貴官が言ったブルーマーメイドとは、どうゆう組織なのか説明させていただきたい」

 

平賀は、自分達が所属しているブルーマーメイドや日本について、國栖に説明した。

 

國栖「なるほど、女性だけで構成された組織か、それにしても貴国の陸地が海に沈んでいるとは、信じられないな」

 

平賀「我々もお聞きしたいのですが、貴国の日ノ出国とは、どうゆう国なのかを教えていただきたいのですが」

 

國栖「あぁ、分かった。我が国の説明をしよう」

 

国防大臣の國栖は、日ノ出国等について、説明した。

 

平賀「秋沢艦長がお聞きしましたが本当の事だったのですね」

 

國栖「あぁ、異変が起こった日、突然、我が国と国交を締結している国々との通信が途絶えため、状況を確認するため、あかぎを旗艦とする艦隊を派遣したのだ」

 

平賀「分かりました。これから貴国は、どうされるのですか」

 

國栖「現在、政府は、打開策を模索しているがまだ見つからずにいる状況だ」

 

福内「我々から貴国の状況を報告してみましょうか」

 

國栖「いいのか、まだ、貴国との国交樹立をしていないのだが」

 

福内「我々も出来る限りの事を尽くしてみます」

 

國栖「貴官達に感謝する。この事を首相に伝えておく、一旦、通信を終了する。何かあったら、連絡してくれ、それでは」

 

そう言い残し、日ノ出国との通信を終えた。

 

磯口「平賀さん、福内さん、ありがとうございます。おかげで無事に本国へ伝える事が出来ました」

 

平賀「いえ、これからです。我が国と貴国との会談を行う事が目標です。」

 

磯口「そうですね」

 

そう言って、士官室内が和やかな雰囲気になった。

 

その時であった

 

あかぎ乗員「艦長、水上レーダーに我々とブルーマーメイド以外の艦影を確認しました。CICへ来てください」

 

秋沢「分かったすぐに向かう」

 

福内「秋沢艦長、どうされましたか」

 

秋沢「CICの方で何かあったようです。お二人もご同行されますか」

 

平賀「我々の艦隊も気になります。行きます」

 

そして、四人は、士官室を出て、CICへ向かった。

 

                                              続く

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