日ノ出国、はいふり世界へ           作:冬吉

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第四十話 海賊との戦い 中編

福内「京原一佐、考えというのは」

 

京原「まずは、福内監察官が乗艦している「みくら」を旗艦としている艦隊が敵強奪艦隊に威嚇射撃を行い、「べんてん」から引き離します、そこへ我々の艦隊が艦砲射撃で敵の兵装と機関を破壊し、戦闘及び航行不能にさせます。」

 

福内「なるほど、私達が先行して、威嚇射撃を行い、相手が気を取られている所を日ノ出艦隊が攻撃を行うという事ですか」

 

京原「はい、その通りです」

 

福内「分かりました、その作戦で行きましょう」

 

京原「しかし、無理はしないでください、貴艦隊も回避行動を専念しつつ、威嚇射撃をお願いします」

 

福内「了解しました」

 

そして、「みくら」を含む三隻のブルーマーメイド艦隊が先行するように「はるみ」を含む日ノ出艦隊は、後方に就いた。

 

福内「全艦、主砲、砲撃始め」

 

志度「撃ち方始め!」

 

福内の命令と同時に「みくら」・「はちじょう」・「みやけ」が強奪艦隊に砲撃を開始し、初弾は、強奪艦の右舷側の海面に着弾した。

 

強奪艦「スラヤール」

 

海賊1「何だ!何処からだ!」

 

海賊2「右舷側に別の艦を確認!ブルーマーメイドの増援だ!」

 

海賊3「兄貴、どうしやす?」

 

海賊1「目標を変更だ、先、砲撃したブルーマーメイド艦隊を攻撃、その事を後方にいる「ブリトゥン」にも伝えろ」

 

海賊3「了解」

 

海賊が強奪した二隻は、攻撃目標を「べんてん」から「みくら」・「はちじょう」・「みやけ」に変更し、砲撃を再開した。

 

ブルーマーメイド艦「みくら」

 

寒川「福内監察官、海賊がこちらに撃て来ました!」

 

福内「全艦へ、回避行動を専念しつつ、砲撃せよ」

 

みくらを含む艦隊は、敵からの攻撃を回避しつつ、威嚇射撃を続けた

 

海賊3「兄貴、奴ら撃ち返して来ましたぜ」

 

海賊1「砲撃し続けろ、今は、回避に専念しているがいずれは当たる」

 

ミサイル駆逐艦「はるみ」

 

榎本「艦長の考えは、的中しましたね。海賊は、こちらに気付いていません」

 

京原「よし、砲雷長、目標(強奪艦)の砲撃している主砲を破壊可能?」

 

畑宮「自動射撃では、こちらの存在が気付かれてしまいます、手動に射撃なら気付かれずに破壊できるかと」

 

京原「よし、敵主砲を手動照準で破壊よ」

 

畑宮「了解、主砲操作をマニュアルで行います。捉えました!」

 

京原「射撃を許可します!攻撃開始!」

 

畑宮「撃ち方始め!」

 

はるみの127mm速射砲が初めて、敵(強奪)艦艇に対して火を噴いた。はるみが放った砲弾は、後方にいた敵艦「ブリトゥン」の主砲に命中した。

 

強奪艦「スラヤール」

 

海賊1「何だ!?」

 

海賊4「後方にいた「ブリトゥン」の主砲に敵弾が着弾した」

 

海賊1「何!?今は、どうなっているんだ!」

 

海賊4「まだ、航行しているが・・・」

 

その会話の瞬間、ブリトゥンの主砲の後方にあった8連装発射機と対艦ミサイル発射筒、そして、機関部に再度、はるみが放った砲弾が着弾した。

 

海賊1「今度は、どうした!?」

 

海賊4「再び、ブリトゥンに砲弾が着弾、8連装発射機と対艦ミサイル発射筒、そして、船体後方にも着弾」

 

海賊1「お、おい、それ、まさか」

 

海賊5「こちら、ブリトゥン、敵の砲撃で兵装及び機関部に命中弾、俺たちの艦は、戦闘も航行も不能になった」

 

海賊1「くそが!。こうなったら、ラムアタックだ!」

 

強奪艦「スラヤール」は、針路を「みくら」にとり、接近してくる。

 

寒川「福内監察官、強奪艦が接近してきます!」

 

平賀「体当たりでもする気なの!?」

 

福内「全艦、取舵一杯!、全速力で退避!」

 

強奪艦「スラヤール」

 

海賊1「逃がさねぇ、やられた仲間分の攻撃を味わえ!」

 

その時、

 

海賊1「ぬぁ!」

 

海賊2「うわぁ!」

 

海賊3「ぐわ!」

 

海賊4「うぐ!」

 

強奪艦「スラヤール」に強い衝撃が走った

 

海賊1「おい!何が起きた!」

 

海賊3「機関部及び艦尾に砲弾が着弾、航行が出来なくなった!」

 

海賊1「ならば、主砲で!」

 

主砲で攻撃しようと命令を下そうとした瞬間、スラヤールの主砲が爆発した

 

海賊1「な!主砲が!」

 

海賊2「敵の砲撃で主砲使用不能!」

 

海賊1「糞が!何処から撃てやがる!」

 

海賊3「兄貴、水上レーダーに2隻が接近してくる」

 

海賊1「ブルーマーメイドか?」

 

海賊3「いや、それが・・・違うんだ」

 

海賊1「何だと・・・」

 

海賊2「兄貴、無線が流れている、艦内に流すぜ」

 

京原「こちら、日ノ出海軍、駆逐艦「はるみ」である、直ちに武装を解除し、投降せよ、従わない場合は、更なる武力を以って、撃沈も視野に入れる」

 

海賊4「げ、撃沈!?」

 

海賊2「従わない場合、海の藻屑になれっていうのかよ」

 

海賊1「おい、落ち着け、これは、ただの脅しだ」

 

海賊3「ここで死ぬなんて、御免だ!」

 

その言葉にスラヤールに乗る海賊たちは、死ぬ事に恐怖し、海に飛び降りた

 

海賊1「おい!逃げるんじゃねぇ!」

 

ブルーマーメイド艦「みくら」

 

寒川「福内監察官、海賊たちが海に飛び降りてますが」

 

福内「多分、京原艦長が言った事が結構、効いたのかもしれないわね」

 

平賀「とりあえず、強奪艦の海賊達を拘束するため、内火艇を向かわせるわね」

 

福内「了解、さて、問題は、どうやって、貨物船の乗員を救助するか」

 

寒川「福内監察官、べんてんから通信です」

 

福内「繋げて」

 

真冬「福内、助かったぜ、」

 

福内「私達だけじゃないわ、この作戦は、はるみ艦長の案で行ったのだから」

 

真冬「はるみ艦長がか、任務に戻るがあたしは、再度、貨物船の救助に向かう、」

 

福内「分かったわ、こちらも後から追うから先に向かってください」

 

真冬「おう!」

 

そう言って、無線が切った

 

福内「ふぅ」

 

寒川「うん、福内監察官、はるみから連絡です」

 

福内「はるみから連絡、読んで」

 

寒川「はい、我が艦隊は、これより貨物船の救助に向かう。貴艦隊は、強奪艦の乗員の救助及び拘束に専念されたしとの事です」

 

福内「はるみに伝えて、了解しましたと」

 

駆逐艦「はるみ」

 

はるみ乗員「艦長、みくらが返答あり、「了解しました」との事です」

 

京原「よし、我が艦は、これより貨物船の救助に向かう、引き続き、戦闘態勢を維持」

 

はるみ乗員一同「了解!」

 

京原「副長、貨物船の救助に当たり、突入部隊の指揮を執って」

 

榎本「え、でも、私は、この艦の補佐を」

 

京原「副長、船乗りになって以来、”本来の自分を抑えていた”でしょう」

 

榎本「え・・・」

 

京原「あれから相当、溜まっているでしょう、だから、昔の貴女を久々に呼び覚ましてみれば」

 

榎本「・・・・・( ̄ー ̄)ニヤリ、分かりました、私も最近、体を動かしていないので、いい運動になります」

 

京原「ふふ、行って来なさい、そして、存分に暴れて来なさい!」

 

榎本「了解!」

 

そして、榎本は、CICから出ていた。

 

はるみ乗員「いいんですか、艦長」

 

京原「いいのよ、副長は、任務を表でする前は、”裏”で遂行していたんだから」

 

                                          続く




次回「副長、占拠された貨物船で暴れまくる」
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