2016年4月1日 横須賀女子海洋学校
京原「綺麗な桜ね」
榎本「春の本番の季節に入りましたからね」
京原「えぇ、うふふ」
榎本「?、どうかしましたか?」
京原「いえ、私達が幹部候補生学校の入学式を思い出したの」
榎本「そういえば、丁度、穏やかな風の吹く日でしたね」
京原達がかつて幹部候補生時代の話をしているとスキッパーを停める桟橋からバナナを食べながら登校してきた学生が茶ドラの猫に気を取られているうちに桟橋の段差に躓いて、歩いていた同じ学生にぶつかってしまう。
???「う~、あ、ごめんさない!大丈夫?」
???「大丈夫だ、全く気をつけろ、ふん」
榎本「あ、危ない!」
巻き添えを喰らった生徒がその場から離れようとした時に落ちていたバナナの皮を踏んでバランスを崩してしまい、海に落ちそうとなった。京原は、咄嗟の判断で走り、生徒の手を引っ張ったが逆に京原が海に落ちてしまった。
榎本「ちょっと、貴方、大丈夫?」
???「は、はい」
榎本「あ、京原さん!大丈夫ですか!?」
京原「ぷはぁ、あはは、海に落ちるなんて、何年振りかしら」
京原は、海に落ちるなんて懐かしく感じ笑っていた。
榎本「大丈夫ですか?手を貸してください」
京原「ありがとう」
榎本「とりあえず、そのままだと風邪を引きますのでシャワー浴びて来てください」
京原「はいはい、あと、そこの二人共」
???・???「はい!」
京原「早く行きなさい、入学式に遅れるよ」
???・???「はい!」
二人は、学校の入学式場に急いで向かった。
9:00
超大型直接教育艦「武蔵」のマストに学校旗が掲げれた。
古庄「では、宗谷校長よりご挨拶です」
真雪「皆さん、入学おめでとうございます、学校長の宗谷真雪です。皆さんは座学・実技で優秀な成績を収め、この横須賀女子海洋学校に晴れて入学しました。すぐに海洋実習が始まりますが、あらゆる困難を乗り越えて立派なブルーマーメイドになってください。」
終了後、クラスの配置の書類が配られていった。
???「すごい、すご~い!、もかちゃん、武蔵だよ、しかも艦長!、すごーい!」
もえか「ミケちゃんだって、艦長さんになったじゃない、晴風の」
明乃「うぅ、だけど、晴風は航洋艦クラスだから、正式には、艦長って言わないらしいよ・・・」
もえか「でも、艦長は艦長だよ、小さい艦の方が、隅々まで目が行き届いて、いいんじゃないかな?」
明乃「そっかぁ、一クラスの人数は、武蔵も晴風も一緒だもんね、ある程度自動化されてるとは言え、大きい艦は大変だね」
もえか「やりがいは、あるけれど」
明乃「でも私で大丈夫かなぁ・・・艦長の仕事って、受験勉強でやっただけだし」
もえか「ミケちゃん、きっといい艦長さんになると思うよ・・・ほら・・あれが晴風だよ」
明乃「なんか、かわいい」・「へ・・・・・・あそこが、家になるんだな」
もえか「やっと会えたのに・・また、離れ離れだね・・・」
明乃「大丈夫だよ、艦は別々だけど・・でも、同じ海の上だもん」
もえか「ミケちゃん・・・」
明乃「私には、晴風の・・もかちゃんには、武蔵の新しい仲間ができるし・・」
もえか「・・そうだね・・海の仲間は、家族だもんね」
明乃「頑張って、卒業して、ブルーマーメイドになろうね!」
もえか「うん」
明乃「海に生き!」
もえか「海を守り」
明乃「海を往く!」
『それが、ブルーマーメイド!!』
会話している最中、明乃が奥の方にある艦艇に目を向ける。
明乃「そういえば、奥にいる”巡洋艦”みたいな艦は、何だろう?」
もえか「何だろう、ブルーマーメイドの新しい艦かな?」
続く