日ノ出国、はいふり世界へ           作:冬吉

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第四話

秋沢「灘沢砲雷長、レーダーに我々艦隊とブルーマーメイド艦隊以外を捉えていると言ったな。相手の距離は、」

 

灘沢「我が艦隊の右舷前方、80度、距離130マイル。艦影は、二隻。艦のサイズから見て駆逐艦クラスかと」

 

磯口「変だな、先まで我が艦隊とブルーマーメイド艦隊だけだっただが・・・」

 

福内「磯口副長、どうしましたか」

 

磯口「いや、我々艦隊の右舷前方に貴官達の艦隊とは、異なる艦艇を探知したそうだ」

 

福内「所属不明の艦隊の国籍は、分かりましたか?」

 

磯口「いや、UNKNOWNと表示されたままだ」

 

平賀「一体、何処の国かしら」

 

ホーク1「ホーク1からあかぎへ」

 

磯口「こちらあかぎ」

 

ホーク1「所属不明の艦艇を我が方のレーダーも捉えました」

 

磯口「何か変わった様子は、あるか?」

 

ホーク1「所属不明艦隊があかぎの方に向かっています。現在の距離110マイル」

 

磯口「我が艦へ接近しているだと、何する気だ」

 

所属不明の艦隊があかぎに接近しているという事を聞いた平賀達は、何が起こっているか把握できずにいた時であった。

 

秋沢「副長、対空警戒」

 

磯口「まさか、」

 

ホーク1「あかぎへ!所属不明艦隊、ミサイルの発射を確認!数は、13!」

 

福内・平賀「え!?」

 

磯口「やはり、撃ってきたか」

 

秋沢「あかぎより達する。全艦、対空戦闘用意、直ちに迎撃せよ」

 

ともつかぜ・たかお・はつかぜ・かわた・ひいらぎ「了解」

 

所属不明艦隊から攻撃を受けて、あかぎ艦隊は、直ちに迎撃態勢に入った」

 

ミサイル駆逐艦「たかお」 艦長:南川一佐

 

南川「(敵ミサイルは、13発、西南諸島でのあかぎへの攻撃と同じ。しかし、今度、全て撃ち落とす!)」

 

南川「いいか、我が艦は、敵ミサイルを5発を撃ち落とすぞ、あかぎに一発も向かわせるな!」

 

乗組員全員「了解!」

 

たかお乗員「データの入力完了、発射準備よし!」

 

たかお砲雷長「撃て!」

 

砲雷長の合図と共にたかおの前甲板にあるVLSから中SAM(中距離艦対空ミサイル)5発が発射した、一方、ともつかぜは、4発、はつかぜは、4発の中SAMを発射され、計13発が敵ミサイルに向かう。

 

灘沢「たかお・ともつかぜ・はつかぜ、対空ミサイルを発射、13発共に迎撃コースに入りました。目標との距離6マイル、接触まで10秒、9・8・7・6・5・4・3・2」

 

秒読み後、空中で迎撃ミサイルが敵ミサイルに命中し、爆発した。

 

たかお砲雷長「敵ミサイル13発、撃墜しました」

 

南川「よし!あかぎを守ったぞ」

 

灘沢「敵ミサイル全て撃墜!敵ミサイル全て撃墜」

 

CICにいたあかぎの乗員は、一時的に安堵した。平賀達も乗っている艦が攻撃されるという心情に包まれていたが全て迎撃した事を聞いて、安心感が沸いた。

 

しかし、まだ戦闘態勢を維持している状態である。いつまた攻撃されるか分からない状況に灘沢砲雷長は、

 

灘沢「艦長、このまま、迎撃し続けてもいずれ限度が来ます。二度目の攻撃が行われる前に叩くべきです!」

 

平賀達は、「攻撃が行われる前に叩く」という事に驚愕する「行われる前に叩く」、つまり所属不明艦二隻を撃沈する事である。この言動に福内が異議を唱えた。

 

福内「ちょっと待ってください!確かに相手は、攻撃して来ましたが何も沈めてしまう事は、ないでしょう!」

 

灘沢「何ですか、貴女は!この艦隊は、事実上敵艦二隻から攻撃を受けたんだ!我々は、この艦の乗員を守らなくっては、いけないんだ!」

 

福内「だからって、艦に乗っている乗員ごと沈める事は、ないでしょう!」

 

平賀「福内、落ち着いて!」

 

磯口「砲雷長、正気を保て!」

 

所属不明艦を撃沈する事に対して、福内と灘沢と口論となり、CIC内が混乱状態になってしまった。

 

灘沢「この世界の人間である貴女が異世界から来た我々に何が分かるって言うんだ!」

 

福内「何ですって!躊躇せずに攻撃を具申する貴方の方がおかしい!」

 

平賀「福内!落ち着いて、もう止めて!」

 

灘沢「何が分かるんだよ!、あんたがおかしいって、言えるのは、国同士の争いを経験がないからだろうが!」

 

福内「え・・・」

 

平賀「それって・・・」

 

磯口「おい!灘沢三佐、それは、一番の禁句だろう!」

 

灘沢「副長、俺はもう我慢の限界なんですよ!この国は、死傷者が出てからでは遅すぎるんですよ!覚えているでしょう三ヶ月前の9月25日の事を!」

 

磯口「今は、戦闘態勢だ!言い争いがしたいなら、終わってからやれ!これじゃ柔軟に対処する事ができん!」

 

灘沢「すいません、頭に血が上って、感情的になってました」

 

そう言って、灘沢は、席に座った。

 

磯口「とりあえず、二隻に対して、どう対応するかだ、対艦ミサイルを使えば、艦を沈めてしまう、どうすればいいんだ」

 

秋沢「副長、はつたかの主砲による精密射撃ならどうだ。それなら相手を沈めずに済む」

 

磯口「主砲による射撃、はつたか艦長の西山一佐に取り合ってみます」

 

                                    続く

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