2016年4月8日 SH-60
村越「さて、不明艦を捉えた海域に着いたが、何処にいるんだ?」
渡葉「機長、本機の左下方にいます」
村越「よし、現高度を維持しつつ、撮影を開始するぞ、」
小田辺「了解」
小田辺は、ヘリ搭載の偵察カメラを起動し、所属不明艦の撮影を開始した。ところが、
小田辺「あ、あれ、どうしたんだろう・・・」
村越「どうした?」
小田辺「不明艦を拡大するにつれて、映像が乱れて、あ、完全に映らなくなりました・・・」
村越「故障したのかな?」
小田辺「いえ、正常に動いています。」
村越「仕方ない、カメラを使って、所属不明艦を撮るしかないな、出来るか」
小田辺「少し高度を落としてもらえれば、大丈夫です。」
村越「分かった、少し高度を下げる」
村越は、カメラが撮影できる距離まで降下した
小田辺「よし、撮影を開始します」
小田辺は、カメラの撮影ボタンに指を伸ばし、押した。
カシャ、カシャ、カシャ
小田辺「撮影、完了しました。」
村越「了解、そろそろ燃料が限界だ。はるみに帰還するぞ」
そして、SH-60は、はるみへの帰還の途についた。
晴風 艦橋
明乃「あ、先、飛んでいたのが帰ってきたよ」
真白「はるみに降り立ちましたね」
幸子「でも、何しに飛んで行ったんでしょうかね?」
明乃「分からない」
SH-60がはるみに着艦した後、洗浄されながら、格納された。
畑宮「艦長、哨戒機から所属不明艦の写真が届きました」
京原「ありがとう、見てもいいかしら?」
畑宮「はい」
畑宮は、偵察写真を京原に渡した。
京原「この艦、大きさは、巡洋艦クラスだけど砲塔と砲身が大きいわね」
榎本「うーん、巡洋戦艦的な艦でしょうか?」
京原「ちょっと分からないわね、この情報を晴風にも送って」
榎本「了解」
晴風 艦橋
幸子「艦長、はるみからです」
明乃「うん」
京原「岬艦長、聞こえる?」
明乃「はい、大丈夫です、京原教官、どうしたんですか?」
京原「先、飛んでいた飛行体が所属不明艦の写真を撮ってきたの、その特徴を言うから、探しもらえるかしら?」
明乃「分かりました、ココちゃん、お願いできるかな?」
幸子「分かりました」
京原「言うわね、所属不明艦、主砲が前後合わせ、二基六門、左右共に副砲が多数、おそらく10cm以上もあり、艦尾に魚雷発射管が左右に一基ずつよ」
明乃「ココちゃん、何か分かった?」
幸子「あ、出ました。ドイッチュラント級直教艦ですね。主砲は、28cm三連装砲が二基、左右に15cm・10cmの副砲が複数あり、艦尾に53cm魚雷発射管が二基八門です」
京原「装甲の薄い晴風やはるみにとっては、危険ね、最悪の場合、轟沈は、免れないわね」
明乃「教官、どうしますか?」
京原「別ルートで鳥島沖を目指すのもいいけど、燃料の事もあるから進行は、維持しましょう」
真白「京原教官、迂回した方が・・・」
京原「それもいいけど、ドイッチュラント級と接触すれば、何か分かるかもしれない」
真白「しかし、さるしまの時と同じ事があったら、」
京原「その時は、我々が貴方達を守り抜くわ」
真白「はい」
明乃「りんちゃん、進路は、このまま維持して」
りん「は、はい」
数時間後
はるみ乗員「水上レーダーに感あり、SIFの反応なし」
はるみ乗員「艦橋からCICへ、右舷ウィングより報告、二時の方向にドイッチュラント級を確認、艦番号・W207、艦名・アドミラル・シュペーです」
京原「シュペーか、確か」
榎本「はい、ドイツのヴィルヘルムスハーフェン校の所属艦です。今年度の横須賀女子海洋学校の海洋実習に参加する為に来日した艦です」
京原「でも、どうして、この海域にいるのかしら、CICから艦橋へ、発光信号及び無線に応答は、」
はるみ乗員「発光信号及び無線連絡を行いましたが双方ともに応答がありませんでした」
京原「さるしまと同じね」
榎本「そうですね」
はるみ 右舷ウィング
はるみ乗員「うん?、な!?、右舷ウィングよりCICへ、シュペー前甲板の主砲がこちらに向けてきました!」
京原「やはり、さるしまと同じ状態!晴風に連絡、直ちに回避行動を始め!」
榎本「了解」
晴風
マチコ「シュペー、主砲を旋回しています!」
明乃「え!?」
真白「撃ってくる!?」
幸子「問答無用ですね」
榎本「岬艦長、聞こえるか!」
明乃「榎本教官!」
榎本「すぐに回避行動を執るんだ!急げ!」
明乃「あ、はい!、りんちゃん、面舵一杯!、前進一杯!」
鈴「面舵いっぱーい!」
マチコ「着弾!」
続く