2016年4月8日 夕方
はるみと晴風が横須賀を目指していた頃、
横須賀女子海洋学校
老松「校長、海上安全整備局より連絡です」
真雪「読んで」
老松「はい、今回の晴風とはるみの件、速やかに学内で処理できない場合、大規模反乱行為と認定する、その際、貴校所属艦は拿捕、それが不可能なら、撃沈するとのことです」
教頭「このままでは、本当に反乱と見なされて、ブルーマーメイド本隊の治安出動もあり得ます」
真雪「まだ、真実が分からないのに、生徒たちを危険な目にあわせるわけにはいかない!もちろん、晴風と共に行動しているはるみの乗組員もよ、私たちは、生徒たちと教官である京原さん達の安全の為、あらゆる手を尽くしましょう」
教頭「はい!」
真雪「まずは、国交省の統括官に連絡を」
場は、変わり、在日日ノ出海軍基地では、
磯口「秋沢司令、我々の意見は、届かなかったみたいですね」
秋沢「あぁ、結局、どの国でも責任逃れをする為に証拠隠滅に走る、全く、」
磯口「1時間程前に本国から連絡がありました」
秋沢「本国は、何と言ってきた?」
磯口「はい、はるみ及び晴風の捜索の為、強襲揚陸艦「いおうじま」を旗艦とする艦隊が出航したとの事です」
秋沢「そうか、何としても早く見つけんとな」
晴風では、
明乃「(武蔵からの救援要請、どうしよう)」
数分後
幸子「損傷の確認、出来ました」
真白「状況は」
幸子「現在、機関修理中、"3番主砲使用不能"、魚雷残弾なし、爆雷残弾1発、戦術航法装置並びに水上レーダー損傷、通信は、受信のみ出来ますが」
※晴風がシュペーから退避している時、主砲弾一発が直撃した事による。
真白「航行に必要な所の修理最優先でどれくらいかかる?」
幸子「機関だけなら後8時間くらいですね」
真白「まず、そこからだな、機関長!動きながらで、大丈夫か?」
麻侖「何とかする~!でも、巡航以上は、出せねいぜ~!」
真白「分かった、巡航で学校に戻る最短コースでいいですね、艦長?、艦長!!」
明乃「えっ?、シロちゃん、何?」
真白「はぁ、しっかりしてください」
明乃「ごめん、つい、」
2016年4月8日 夜
はるみ 艦橋
はるみ乗員「辺りがすっかり暗くなりましたね」
西神「そうね、肉眼では、識別する事は、難しいけどレーダーが動いているから、大丈夫よ」
はるみ乗員「でも、水上艦からの攻撃は、もう無いですよね?」
西神「水上艦からの攻撃は、ないけど、この闇に乗じて攻撃してくる"刺客"は、いるから気を抜いては駄目だぞ」
はるみ乗員「了解!」
晴風 通信室
八木「ふ、ふ、ふーん、うん?、海上安全委員会」
幸子「八木さんが、緊急電傍受したそうです」
明乃・真白「どこから!?」
幸子「海上安全委員会の広域通信ですね」
真白「広域通信?、えっと、現在、横須賀女子海洋学校の艦艇が逸脱行為をしており、同校全ての艦艇の寄港を一切認めないよう通達する、また、以下の艦は抵抗するようなら撃沈しても構わない、教官艦はるみ、航洋艦晴風!?」
志摩「げ、げき」
芽衣「撃つのは、好きだけど・・撃たれるのは、やだぁ~!」
明乃「何処の港にも寄れないって事?」
真白「そう言うことだな」
鈴「私たち完璧にお尋ね者になってるよぉ~」
明乃「もしかして、武蔵も同じ状況なのかも、だから、非常通信を」
真白「こっちと違って、簡単に沈むような艦じゃない」
明乃「でも、助けを求めてた、だから」
真白「我々の方が助けが必要だろ!、それに、実技演習もしてない私たちがどうやって助ける気だ、学校へ戻る方針を変えるべきじゃない、武蔵の事は、学校に報告して任せよう」
明乃「分かった・・シロちゃんの言うとうり、学校へ戻ろう」
志摩「うぃ」
明乃「じゃあ私が艦橋に入るから、皆は、休んで」
幸子「今夜の当直は、私と鈴ちゃんです」
真白「正しい指揮をする為には、休むのも必要だ」
明乃「私は、大丈夫だから」
真白「いいから!休んでください!」
明乃「うん、分かったよ、シロちゃん」
晴風 明乃の部屋
明乃「(もかちゃん、助けに行きたい、でも、今は)、はぁ~、もっと艦長として、しっかりしないと・・・」
数時間後
はるみ CIC
はるみ乗員「ソナー探知、方位30°、潜水艦の可能性あり」
榎本「了解した、総員、対潜戦闘用意!」
榎本は、すぐに京原を呼んだ。
晴風
幸子「艦長、水測の万里小路さんが、何か海中で変な音がするって、艦長!、艦長!」
明乃「総員配置!」
艦橋
明乃「ココちゃん、報告して!」
幸子「えっと、方位30に二軸の推進機音、感2、現在音紋照合中です」
明乃「水上目標がいないって事は、潜水艦?」
芽衣「ふぁぁぁ~如何したの?こんな時間に?」
明乃「シロちゃんそれ!」
幸子「何やってるんですか」
真白「ん、わぁ、これは、その、見るな!」
光「主砲、配置よし」
麻侖「機関は、まだ修理中、巡航以上は、出せねぇぜ」
マチコ「見張り異常なし、何も見えませんが」
真白「か、各部、配置に着きました」
楓「音紋照合いたしました。東舞校所属艦、伊201ですわ」
明乃「ありがとう万里小路さん」
楓「どう致しまして」
芽衣「東舞校?」
幸子「男子校ですね」
秀子「へぇー男子校なんだ」
まゆみ「潜水艦は全部男子校ですもんね、でも狭くて暑くて臭くて」
鈴「わ、私には無理~」
幸子「取り敢えず、教官艦「はるみ」にも伝えた方が」
明乃「うん、そうだね」
はるみ CIC
榎本「艦長、晴風のソナーが潜水艦を探知、所属が判明したとの事です」
京原「何処の潜水艦?」
榎本「東舞校所属の伊201です」
京原「東舞校、ホワイトドルフィンの養成学校か」
畑宮「この伊201は、ドイツからの技術導入により建造された潜水艦です」
榎本「我々では、あまり脅威ではないですね」
京原「だけど、戦術航法装置及び水上レーダーが破損、そして、機関修理中の晴風にとっては、厄介な相手、引き続き、対潜警戒を維持よ」
榎本「了解」
続く