学校からの全艦帰還命令を受けたはるみと晴風は、針路を横須賀に向けて、航行していた。
2016年4月13日 午前10時
晴風 倉庫
媛萌「お米が120kg、缶詰肉が10箱程」
百々「まだまだ余裕っすね~、あっ」
百々がトイレットペーパーの段ボールに視線向ける。
媛萌・百々「ん?」
百々が段ボールを引っ張ると
百々「あれ!?」
トイレットペーパーの在庫がなくなっていた。
晴風 艦橋
真白「横須賀までどれくらい掛かる?」
鈴「えっ!?、えっと、26時間かな」
真白「艦長、可能な限り急ぎましょう、学校側から戦闘停止命令が出ているとはいえ、これ以上他船と遭遇したくない」
志摩「うぃ」
芽衣「あぁ~もう撃てないんだ~!」
真白「艦長?」
明乃「・・・」
真白「艦長!」
明乃「ん!?、ふぁ~ごめん」
幸子「「私、本当は武蔵のSOSに応えたいの!」「何を言っている!全艦学校に戻れと言われただろう!」「わかっている!でも!」」
艦橋にいる全員「アハハ・・・」
明乃「うん、きっと武蔵は大丈夫!私達は急いで学校へ戻ろう!」
媛萌「艦長!大変!大変!」
百々「一大事っす!」
30分後
はるみ 艦橋
京原「副長、横須賀まであとどのぐらいかしら?」
榎本「はい、現速力だと翌日の昼頃には、横須賀に到達するかと」
京原「分かったわ」
はるみ乗員「艦長、晴風から連絡です、ちょっと変な要請なんですが・・」
京原「変な要請?」
はるみ乗員「何でも晴風の生徒がトイレットペーパーを無駄に使用した事で在庫が底を尽くしたの事です」
榎本「何をやっているの・・・・」
京原「物資か、確かにさるしまの件がなければ、予定通りに補給艦から補給が得られたんだけどね」
榎本「それで、晴風は、何って言っているんだ?」
はるみ乗員「何でも四国沖にオーシャンモールとよばれる洋上の商業施設がある事からそこで調達する為、はるみの乗組員に同行してほしいとの事です」
榎本「同行っても言ってもな・・・」
京原「いいじゃないの、副長、岬さん達と共に行動してきなさい」
榎本「艦長に言われたら、仕方ないですね」
榎本は、物資調達に同行する乗組員を決め、航海科から2名、砲雷科から3名が志願し、計6名となった。
あくまで物資の調達であるが万一に備えて、9mm拳銃とMP5短機関銃を持たせた。
そして、はるみ搭載の複合艇に乗り、晴風の乗員と合流し、オーシャンモールに向かって行った。
明乃「ところで榎本教官、大きい鞄ですね、何が入っているんですか?」
榎本「あまり、見せたくないけどね」
そう言って、榎本は、鞄のファスナーを開けた。中身を見た明乃達は、ゾッとした。
明乃「あのそれって、拳銃ですか」
榎本「えぇ、本物の銃火器よ」
媛萌「え、それってまずいんじゃ・・・」
榎本「何事もなければ、使う事はないけど、何かあった場合は、脅し程度には出来る」
美甘「そ、そういうものですか」
その様な会話をしながら、オーシャンモールに向かうのであった。