ミサイル駆逐艦 はつかぜ 艦長:西山淳美 一等海佐
西山「え!?西南諸島での事をまたやれですか!?」
磯口「敵艦を撃沈する事なく戦闘不能にさせるには、これしかないんだ。頼む」
西山「一度目は、上手くいきましたが二度目は、どうなるか分かりませんが最善を尽くします」
そう言って、西山は、無線を切った。
福内「磯口副長、上手くいきますか」
磯口「西山艦長を信じるしかない、だが彼女は、やってみせるだろう」
ミサイル駆逐艦「はつかぜ」CIC
はつかぜ乗員「敵艦、速力28ノット、距離38マイル」
西山「西南諸島での砲撃とほぼ同じ、二度が通用するか分からないけど、やるしかない」
はつかぜ乗員「敵艦一隻、ミサイルを発射、数、8!」
西山「対空戦闘、短SAM(短距離艦対空ミサイル)攻撃始め!」
はつかぜ乗員「目標データの入力完了」
はつかぜ乗員「発射用意、撃て!」
合図と同時にはつかぜの前甲板のVLSが開放され、短SAMが発射された。
はつかぜ乗員「目標到達まで、10秒!9・8・7・6・5・4・3・2、インターセプト!」
迎撃ミサイルが敵ミサイルに到達し、爆発した。しかし、
はつかぜ乗員「敵ミサイル4発、撃墜、残り4発なおも接近中!」
西山「ECM(電子戦)戦、用意!」
はつかぜ乗員「ECM用意!EA(電子)攻撃始め!」
はつかぜに搭載されているECMから強力な妨害電波が放出された。
はつかぜ乗員「敵ミサイル3発、誘導不能で墜落!残り1発、更に接近!」
西山「近接戦闘!CIWS攻撃始め」
はつかぜ乗員「CIWS、自動迎撃モード起動、撃て!」
はつかぜの前部にあるCIWSから多数の機銃弾が発射され、敵ミサイルは、はつかぜの寸前で爆発した。
はつかぜ乗員「敵ミサイル、全て撃墜しました!」
西山「よし、今度は、こっちの番よ!、砲雷長、主砲砲撃用意!、マニュアル対応せよ」
はつかぜ砲雷長「了解!マニュアルで対応します」
西山「砲雷長、全目標、一発ずつ対応よ、ここから時間との勝負よ、敵に反撃の隙を与えては、駄目よ!」
はつかぜ砲雷長「了解」
はつかぜ乗員「第一目標、敵駆逐艦、対艦ミサイル発射筒、照準よし!」
西山「砲撃開始!」
はつかぜ砲雷長「撃ち方始め!」
駆逐艦「はつかぜ」の127mm速射砲が火を噴き、砲弾は、安定しながら敵艦に向かい、対艦ミサイル発射筒に命中した。
はつかぜ乗員「第一目標、命中!第二目標、前甲板、主砲!照準よし」
西山「撃てぇ!」
はつかぜ砲雷長「てぇ!」
はつかぜ乗員「艦長、後方にいる敵艦が向かって来ます!11時の方向!距離18マイル」
西山「分かってる!今は、攻撃している艦を仕留めてからよ!」
はつかぜ乗員「第二目標、命中、第三目標、前甲板VLS!照準よし」
西山「続けて撃て!」
はつかぜ乗員「てぇ!」
はつかぜから放たれた砲弾は、第三目標であるVLSに命中し、敵艦一隻を戦闘不能にさせる事に成功した。
あかぎ CIC
あかぎ乗員「敵艦一隻全ての目標に命中を確認しました。残り一隻がはつかぜに向かっていきます」
磯口「13マイルで撃て来る・・・」
秋沢「・・・」
はつかぜ乗員「残存艦一隻、針路変わらず、距離16マイル!」
西山「砲雷長、次の目標も主砲よ!」
はつかぜ乗員「主砲ですか?」
西山「この艦は、射線の確保は必要ない、やれ!」
はつかぜ乗員「了解、目標!前甲板、主砲!」
そして、残存した敵艦は、はつかぜに主砲を向けた。
はつかぜ乗員「敵艦からレーダー波!捕捉されました!」
はつかぜ乗員「照準よし!」
西山「撃てー!」
はつかぜ砲雷長「てぇ!」
はつかぜが砲撃すると同時に敵艦も砲撃を開始した。それをあかぎのレーダーが捉えた。
磯口「はつかぜ!敵艦から砲撃が来るぞ!」
西山「不味い!両舷停止!後進一杯!、バックよ!」
はつかぜ乗員「両舷停止!後進一杯!急げ―!!」
磯口「躱せ―!!!」
秋沢「・・・」
はつかぜは、直ぐに後進した所に敵艦からの砲弾が海上に着弾した。
はつかぜ乗員「躱した!」
西山「はぁ、危なかった・・・」
灘沢「敵艦は、二隻とも無力化されました」
あかぎ乗員「はつかぜは、無傷です」
CICは、歓喜に包まれた。平賀達も敵艦全てが撃沈する事なく無力化された事に安堵した。
磯口「流石だ、西山艦長」
秋沢「今回の戦闘を本国に報告してくる」
そう言って、秋沢は、CICから退室した。
続く