オーシャンモール内 廃倉庫
不特定多数の人数に拘束された平賀と寒川は、使わなくなった廃倉庫に監禁されていた。動かそうにも手と足が縄的な物で縛られている他、目隠しもされて、周りの状況が把握できずにいた。
寒川「平賀さん、私達、どうなってしまうのでしょうか・・・」
平賀「分からないわ」
ガチャン
平賀「(ん、誰か来る・・・)」
榎本「さて、お話を聞かせてもらいましょうか・・・」
平賀「榎本二等監察官・・・」
榎本「まず、貴女方は、ここで何をしているんだ?」
平賀「わ、我々は、宗谷監督官の命令で・・・」
榎本「命令?それは、晴風とはるみ乗員を抹殺する事か?」
平賀「ち、違います!宗谷監督官や宗谷校長は、晴風とはるみの無実を訴えています!」
榎本「それなら、何故、教官や生徒艦を撃沈せよとの命令を出したんだ?一つ間違えれば、全員の命が危険に晒されたんだぞ!」
平賀「あれは、海上安全整備局の上層部の一部が勝手に出した命令であって、我々ではありません!今、宗谷監督官や宗谷校長は、撃沈命令の撤回の為に奔走しています!」
榎本「言い訳にしか聞こえん、裏では、暗殺工作をしているんだろう」
平賀「本当です!我々の事を信じてください!」
榎本「では、宗谷監督官に聞いてみるとするか・・・」
榎本は、携帯を取り出し、安全監督室に繋がる電話番号を掛けた
安全監督室
真霜「もしもし」
平賀「む、宗谷監督官ですか・・・」
真霜「平賀監察官?どうしたの、何かあったの?」
平賀「その、榎本監察官と接触したのですが・・・」
真霜「榎本監察官と!?、彼女は、今何処に!?」
榎本「もしもし、宗谷監督官か?我々がブルーマーメイドに移籍した日以来でしたね」
真霜「そ、そうね」
真霜は、はるみがブルーマーメイドに移籍した日に榎本と会話をしているが今、通話で聞いている彼女の声は、真逆であった。信頼していた仲間に裏切られ、殺気立った声をしていた。
榎本「あの撃沈命令を発したのほ、貴女ですか、宗谷真霜監督官」
真霜「いいえ、違うわ」
榎本「、しかし、校長からの依頼と今回の撃沈命令を見ると裏で双方が結託して、はるみと晴風の存在を抹消と考えれば、辻褄が合うのだが?」
真霜「それは、誤解よ!我々も校長も貴女方を救う為に・・・」
榎本「それを証明できる物は、あるんですか?」
真霜「今は、我々を信じてとしか言えないわ・・・」
榎本「私は、そういう言い方をする人が嫌いです、私は、今の話の用に何度も信じた挙句、裏切られました、撃沈命令が出て以来、ブルーマーメイドの関係者を信用が出来ないんです」
真霜「でも、我々が撃沈命令を出した証拠は、持っていないでしょう?」
榎本「そうですね、確かに立証出来る証拠は、ないな」
真霜「なら、此処はお互いに信頼し合う事が必要じゃないかしら?」
榎本「まぁ、そうだが」
真霜「今、母さん、宗谷校長がはるみと晴風の補給の為、明石と間宮を派遣しています。私もあの討伐命令を撤回する様に動いています、だから、榎本監察官、我々を信じてください」
榎本「宗谷監督官、貴方が言った事は、一時的ですが信用します、だが、もし、それが虚偽だった場合は」
真霜「な、何をする気なの!?」
ガチャと金属の音がした。
榎本「虚偽であった場合は、今、拘束している彼女らを秘密裏に処理させてもらう」
平賀「(嘘、榎本監察官は、私達を殺す気なの!?)」
寒川「(そんな、私達は、榎本さんの手で殺されるんですか!?)」
榎本「平賀さん達には、言ってない事を教えてあげます、私は、海上勤務になる前は、日ノ出海軍内に創設された特殊部隊出身でね、部隊に在籍していた時は、数十人の海賊(テロリスト)の命を任務遂行の為に殺してきた、つまり、殺しに対する躊躇いも感じない」
平賀「はぁ、はぁ、(半べそ」
平賀は、榎本の過去を聞いて、半べそを掻いていたが冷静さを保っていたが
寒川「嫌だ!死にたくない!」
寒川は、榎本に殺される恐怖で泣き出してしまった。
榎本「まだ、殺しはしない、情報が虚偽だった場合だ、あと、宗谷監督官、貴方にも言っておく、もし強硬的手段を取ろうなら彼女達の命の保証は、ないからな」
真霜「わ、分かったわ・・・」
そう言って、榎本は、電話を切った。
榎本は、平賀達に他のブルーマーメイド隊員を引き上げる指示をし、スキッパー乗り場に向かった
続く