日ノ出国、はいふり世界へ           作:冬吉

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第六十三話 反乱容疑、取り消し

2016年4月14日 朝

 

晴風では、明石及び間宮から食料や備品等の補給が行われていた。

 

同時にはるみも日ノ出の補給艦からも補給が行われていた。

 

明乃「此方、海上安全整備局、安全監督室情報調査隊の平賀二等監察官!」

 

真白「誠に申し訳ありませんでした!!、あ、あの、姉さん、宗谷真霜がいる部署の方ですか?」

 

平賀「ええ、私は、宗谷一等監督官の命令で貴方々に接触したんです」

 

明乃「シロちゃんのお姉さんって、ブルーマーメイドだったんだ!?」

 

真白「うん」

 

平賀「海上安全整備局は、さるしまの報告を鵜呑みに晴風とはるみが反乱したという情報を流しています・・・ですが、我々、安全監督室の見解は、異なっています」

 

真白「えっ?」

 

平賀「先程、教員の榎本さんや艦長の岬さんからも聞きましたが、晴風とはるみは自衛の為にやむを得ず交戦したのですね?」

 

真白「はい!、その通りです!」

 

平賀「今回、攻撃した生徒は?」

 

明乃「とりあえず拘束してます」

 

晴風 営倉

 

芽衣「しばらく拘束されるのは仕方ないよね・・・まぁ、私も付き合うからさ!」

 

志摩「うん・・・・」

 

芽衣「いや・・・良い撃ちっぷりだったよタマ!・・・引っ込み思案な砲術長だな~って思っていたけど、見直した!」

 

志摩「でも・・・・何であんな事したのか・・・?」

 

芽衣「心に、撃て撃て魂があるんだよ!」

 

志摩「うぃ?」

 

コン、コン

 

あかね・ほまれ「差し入れで~す」

 

あかね「立石さんがカレー食べたがっているって聞いたから」

 

志摩「あ・・・とう・・・」

 

芽衣「ありがとうって言っている。」

 

杵﨑姉妹の計らいに志摩が感謝しきれない代わりに芽衣が言い、杵﨑姉妹は、微笑んだ。

 

晴風 甲板

 

明乃「すみません、普段は大人しくて、あんな攻撃する子じゃないんだけど・・・」

 

平賀「また戦闘になると思って気が動転したのかもしれないわね。」

 

珊瑚「ほんとに教官艦が攻撃してきたの?」

 

明乃「うん」

 

優衣「我々は演習が終わった後に合流する予定だったから状況がよく分からなかったの・・・」

 

明乃「あの、じゃあ如何して、私達に補給を?」

 

優衣「校長先生の指示で・・・」

 

真白「お母さ、校長の?」

 

平賀「我々も宗谷校長に依頼を受けたの、海上安全整備局の見解と違って、校長は晴風とはるみがさるしまや潜水艦を攻撃したとは思えない、と主張しているわ。さるしまの艦長、古庄教官の意識がやっと戻ったみたいだから、これで何が起こったのかが解明できると思う」

 

明乃・真白「・・・」

 

平賀「後程、発砲した生徒には、聴取を行います、それでは、後は頼んだわね、2人共?」

 

珊瑚・優衣「はい!」

 

明乃「ありがとう」

 

真白「何故、私に?」

 

明乃「だってシロちゃんのお母さんが私達を信じてくれたから、疑いが晴れたんだもん」

 

真白「・・・うちの母は自分の信念を貫く人だから・・・」

 

明乃「それでこそブルマーだよね!」

 

真白「ブルマー!?」

 

明乃「うん、皆ブルーマーメイドの事、こう呼んでいるよ」

 

真白「ブルーマーメイドを略すな!!、ん?え、ええ!?」

 

明乃「うぁ・・」

 

真白「な、何故、猫が増えてる!?」

 

優衣「あ、うちと明石の猫よ」

 

明乃「そうなんだ!」

 

珊瑚「補給艦はネズミが発生しやすいので飼っているの」

 

ましろ「来るな・・来るな・・来るな・・来るな・・!」

 

明乃「シロちゃんって、猫に好かれて良いな」

 

横須賀女子海洋学校 校長室

 

真霜「晴風とはるみの艦長、乗員共可笑しな様子はありませんでした」

 

真雪「「そう、ありがとう」

 

真霜「海上安全整備局にも報告を上げたけど・・・・まだ、晴風やはるみに危険分子がまだ乗船してるいのではないかと疑っているわ・・・学校に戻る前に全員拘束するべきではないかとの意見もあるの・・・・これ以上晴風やはるみに何かあると、私だけじゃなくお母さんの立場も危うくなるわ」

 

真雪「私の心配はしなくて良いわ、でも、何か異常事態が発生している・・・貴方はその解明を急いで」

 

晴風 医務室

 

幸子「結局、飼い主が見つからなくて、此処で預かって置いて貰えますかね?」

 

美波「無問題(モーマンタイ)但し、ハムスター・・・には非ず・・」

 

幸子「じゃあ何ですかね?」

 

美波「調べてみる。」

 

はるみ 甲板

 

平賀「あの、榎本監察官」

 

榎本「うん?何?」

 

平賀「あの時、私と寒川を本当に殺す気だったんですか・・・?」

 

榎本「あ、これを見れば、分かる」

 

榎本は、自動拳銃の弾倉から銃弾を一つ取り出し、平賀に渡した。

 

平賀「え、この銃弾って・・・」

 

榎本「そう、私が使った拳銃には、実弾じゃなく空砲弾を装填していたのよ」

 

平賀「じゃあ、どうして、本気で殺す様な言動をしたんですか?」

 

榎本「かつて、私が所属していた部隊では、捕らえた人員を尋問する事もあるから、あまり口を割らない者は、心理戦で相手の精神を限界まで追い詰めて、吐かせていましたから、まぁ、終わったら、相手を丁重に扱いますけどね・・・」

 

平賀「・・・(汗」

 

平賀は、榎本の恐ろしさを改めて実感し、絶対に敵にしちゃいけないと感じた。

 

                                          続く




明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
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