日ノ出国、はいふり世界へ           作:冬吉

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第六十五話 束の間の平穏 前編

東舞校艦隊と第28駆逐隊が武蔵の保護へと向かっていた同時刻、晴風とはるみは、太平洋上にある無人の小島に停泊していた。補給完了後、間宮と明石、そして、日ノ出海軍第四派遣艦隊と離れた後、晴風の釜の温度(機関の出力)が上がっていない事や昨夜の立石の暴走での聴取により、足止めを受けていた。

 

聴取が終わるまで時間がある事から晴風では、昼の12時まで休息をとっていた。

 

「うわぁ・・・・ひぁ・・・・」「ひぁ・・・・マチ・・・!」

 

スキッパー

 

美海「イルカだ!」

 

百々「生イルカっす!」

 

晴風 甲板

 

真白「こら、準備運動をせずに!、そのまま飛び込むのは、止めて下さい!」

 

明乃「イ、イルカ~!!」

 

光「対象まで距離、5.0、全長は、2m30cmってとこ、バン!!」

 

順子「バキュンとくる感じ!」

 

美千留「102、10度旋回!」

 

真白「こんなにのんびりしてて、良いのか?」

 

明乃「入学式から此処までずっと、皆緊張の連続だったしね、ちょっとぐらい羽伸ばしても良いんじゃないかな・・」

 

真白「伸ばし過ぎだろ・・・」

 

明乃「皆、ホッとしてるんだよ・・・私達、反乱したわけじゃないって、わかって貰えた見たいだから・・・」

 

真白「とは言え、速やかに学校に戻るべきでは?」

 

明乃「まだタマちゃん、平賀さん達に話し聞かれてる見たいだし、釜の温度も上がりきっていないから・・・」

 

晴風 機関室

 

麻侖「う、畜生、上がれでぇい!」

 

晴風 甲板

 

明乃「私達直ぐには、出発できないよ」

 

美海「は~い、撮るよ」

 

真白「しかし、一刻でも早く、着いた方が、」

 

明乃「明石と間宮は、着いたかな」

 

真白「えっ?」

 

明乃「武蔵のところに」

 

空「今月の運勢は・・・」

 

桜良「あっ!さそり座は、9位!」

 

麗緒「おうし座は11位・・・」

 

留奈「ビリじゃないから良いんじゃない」

 

真白「因みにふたご座は何位だ?」

 

空「12位・・・・特に水辺では、運気が下がりますって・・・・」

 

真白「わぁ・・・!?」

 

美千留「あっ!」

 

順子「御免、御免」

 

明乃「あっ、あっ、」

 

真白「ついてない・・・」

 

留奈「すごっ!当たってる!」

 

桜良「あっ、心理テストもあるよ!、宗谷さん、やってみる?」

 

真白「やらん!」

 

空「知床さんやってみる?」

 

鈴「え!?私!?」

 

晴風 倉庫

 

芽衣「く~あ~い~な~!、い~な~!、私もキャッキャウフフしたな~!」

 

平賀「もう少しで終わるから、頑張ってね」

 

榎本「おいおい、今、聴取をしているんだ、ボヤのも大概にしろ」

 

芽衣「はーい」

 

福内「立石さん、もう一度聞くけど、何故、急に攻撃したのか、如何しても思い出せないのね?」

 

志摩「うぃ・・・」

 

芽衣「思い出せないなら仕方ないよ、タマちゃん!、私だって撃てるものなら撃ってたし、あの状況だったらさ!」

 

榎本「・・・確かに急迫不正の侵害、簡単に言えば、追い詰められた人間からすれば、自己防衛が働くのも可笑しくないわね」

 

芽衣「教官・・・」

 

志摩「うぃ・・・」

 

榎本「だが、本当に自分に危害を加えようとしているのか、冷静に対処しないと悪い方向に繋がってしまう、もう少し冷静さが大事だぞ、立石砲術長」

 

志摩「うぃ・・・(コクリ)」

 

平賀「終了しましょうか?」

 

福内「以上の聴取内容をまとめ海上安全委員会に報告します」

 

横須賀市内にある病院

 

ブルマー隊員「「晴風とはるみの反乱を最初に報告したのはさるしまですよね?、何故反乱と断定を?」

 

古庄「晴風とはるみが実習の集合時刻に遅れて当該海域に到着し、その際此方から砲撃を行いました、晴風は魚雷で反撃し本艦に命中、これを反乱とみなし報告しました」

 

ブルマー隊員「遅刻程度で先制攻撃を行った理由は?」

 

古庄「それは‥‥」

 

ブルマー隊員「他の乗員は、全て艦長が命令したと証言しています。」

 

古庄「命令した事は、よく覚えています、ですが、何故そう言う判断に至ったか、自分でも、不明なのです。」

 

真霜「監督官の宗谷です、ご苦労様、差し入れを持って来たわ。」

 

ブルマー隊員「はっ、恐れ入ります。」

 

真霜「私も古庄教官から話を聞きたいのだけど、少し良いかしら?」

 

ブルマー隊員「はい」

 

真霜「大丈夫ですか古庄先輩?、救助が来るまでの間、海を漂流してったて、聞きましたけど」

 

古庄「後輩に心配かけるなんて情けないわね、ありがとう大丈夫よ」

 

真霜「すみません、調書が完成するまでは、此処に居てもらう事になります、これ、食べて下さい。」

 

古庄「・・・生徒と京原さん達に向かって発砲したのに、何故そんな事をしたのか思い出せない何て、自分に腹が立つわ・・・」

 

真霜「他の乗組員もちゃんと記憶はあるのに何故こんな事をしたのか思い出せないと証言しているんです、先輩だけじゃありません、サルベージしたさるしまの戦術情報処理システムもログが消えていました。」

 

古庄「「ログ、消失、13時20分から機能を喪失していたとみられる、か・・・晴風とはるみは本当に大丈夫?」

 

真霜「京原監督官のお陰で艦長以下全員無事です、あっ、ちょっとすいません・・・・・・先輩すいません、ちょっと急用が、それ食べてくださいね!」

 

                                       後編へ続く

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