東舞校艦隊と合流した第28駆逐隊は、武蔵の保護に向けていた。日ノ出艦隊は、東舞校艦隊の後方にいた。あくまでも東舞校艦隊のバックアップという名目である以上、指示無しでは、発砲(火力支援)する事が出来ない。
そして、東舞校艦隊が武蔵を発見した。
東舞校艦隊 旗艦「あおつき」
東舞校主任「武蔵、安定して巡行中ですね。」
東舞校教頭「皆、無事なら良いが・・・」
と会話をしていると武蔵が主砲を旋回させ、向けてきた。
東舞校主任「うん?・・・」
そして、
武蔵の46cm砲が火を吹いた。
東舞校主任「撃ってきました!?」
東舞校教頭「何、如何いう事だ!?、一体?」
東舞校主任「四番艦(ゆきづき)から受信、機関部被弾!航行不能!、繰り返す!、機関部被弾!航行不能!」
日ノ出艦「さくら」
乗員「武蔵の砲撃により東舞校四番艦、被弾!」
瀬川「何?学生が撃ってきたのか?」
乗員「はい、あっ、東舞校二番艦が武蔵に接近していきます、恐らく、呼び掛けようです!」
瀬川「あれでは、砲撃の的になるだけだぞ!」
武蔵の砲撃により東舞校の四番艦が被弾し、轟沈という事態は、免れたが機関が破壊された事により航行不能となってしまった。それを見た二番艦(べにづき)は、武蔵に向けて、発光信号を送ったが・・・
東舞校主任「発光信号を送っていますが応答ありません!」
東舞校教頭「我々を脅威と誤解しているのか?、二番艦は接近し音声で呼びかけてくれ!」
べにづき 音声信号
『武蔵の生徒諸君、我々は東舞高の教員だ!、君達を保護する為に来ている、速やかに停船し指示に従い・・・・』
音声信号で呼び掛けも武蔵は、砲撃し、二番艦の左舷艦首付近に命中した。
べにづき 艦内通路
東舞校教員「防水作業急げ!」
あおつき 艦橋
東舞校教頭「・・・・砲撃を止めさせよう、何所かに穴を開けて傾斜させれば砲は仕えなくなる。」
東舞校主任「・・生徒の艦を、撃つ事になります・・・!」
東舞校教頭「砲を撃てなくしてから生徒を保護する」
東舞校主任「・・・了解、対水上戦闘用意!」
東舞校教員「対水上戦闘用意!」
東舞校教員「主砲、配置よし!」
東舞校主任「各部配置よし!、非常閉鎖よし!、対水上戦闘用意よし!」
東舞校教員「三番艦(あまつき)、被弾!」
東舞校教頭「対水上戦闘!噴進魚雷、攻撃始め!」
東舞校教頭「噴進魚雷、発射始め!」
あおつきのVLSから数発の噴進魚雷が発射された。
日ノ出艦「さくら」
乗員「東舞校艦「あおつき」より噴進魚雷の発射の確認!」
副長「まさか、武蔵を沈める気では・・・!?」
瀬川「いや、艦を傾斜させて、主砲の無力化と速力を低下させようとしてる可能性がある」
あおつき 艦橋
東舞校主任「命中しました!、目標?、速力変わらず、主砲動いています!」
東舞校教頭「演習弾では無理か・・・」
日ノ出艦「さくら」
乗員「噴進魚雷の命中を確認、しかし、以前として速力変わらず、武蔵、砲撃を続けています!」
副長「全弾命中し、何故、無傷で戦闘継続が出来るんだ!?」
瀬川「装甲がかなり厚い出来ていて、数発じゃあ、効果が薄いだけでなく先程、あおつきが発射した噴進魚雷の弾頭は、模擬の可能性が大きい、」
副長「このままでは、東舞校艦隊が壊滅するのも時間の問題です、艦長、攻撃命令を」
瀬川「・・・・」
乗員「東舞校艦隊に至近弾!」
瀬川「・・・・」
副長「艦長!」
瀬川「・・・副長、日ノ出全艦に通達、対水上戦闘用意、武蔵の目を我々に引き付けさせろ」
副長「全艦、対水上戦闘用意!」
日ノ出艦隊は、武蔵の左舷後方に回った、そして、
通信「主砲、砲撃準備完了!」
副長「艦長、あじさい、はまぎく、砲撃準備完了との事です」
瀬川「よし、目標、武蔵の艦尾、撃ち方、始め!」
日ノ出艦三隻の主砲が火を吹いた。
続く