4月15日 夕方
その日の夕方に電文に記載されていた海域に到着した。
周囲を確認したが状況は、かなり悪化していた。
東舞校所属の教員艦数隻が航行不能となり、海上を漂っていた。
同時に日ノ出艦隊の被害も大きく、駆逐艦「さくら」は、右舷側に傾斜していて、通常航行は、困難になっていた。その中でも駆逐艦「のと」の被害は、甚大だった。
駆逐艦「のと」の三ヵ所から黒煙が上がっていると同時に動きがない事から航行機能が消失したと考えられ、海上には、乗組員を載せた救命艇などが漂流していた。
残存した東舞校艦隊は、武蔵と応戦しているが全滅するのも時間の問題だろう・・・
晴風 艦橋
幸子「凄い・・・凄すぎます・・・」
芽衣「夾叉も無しに行き成り命中させる何て‥‥あんなのに狙われたら・・・・」
鈴「操艦もあんなに大きな艦があっという間に針路を変えている・・・・」
明乃「如何して・・・、何でこんな事に・・・、モカちゃん!、シロちゃん・・・悪いけど・・・後は任せて良い?・・・私・・・・行ってくる」
真白「行くって何所にだ!?」
明乃「武蔵のところへ」
真白「ば、馬鹿を言うな、・・・状況は、既に把握した確認した報告が最優先だ・・・いい加減にしろ!!、毎度毎度、自分の艦をほったらかしにして飛び出す艦長が何所の世界に居る!!、海の仲間は家族じゃないのか!!、この艦の仲間は、家族じゃないのか!!、如何なんだ答えろ!!」
明乃「あっ・・・」
真白「此処は、守るべき家じゃないのか?」
明乃「モカちゃんが、私の幼馴染があそこに居るの、大事な親友なの・・・・晴風は速やかに武蔵の射程外に出て!!」
鈴「岬さん・・・」
明乃は、艦橋から飛び出て、スキッパーに乗り、武蔵へと向かった。
はるみ 艦橋
はるみ乗員「航海長!晴風よりスキッパーが発進しました!」
西神「何!?誰が乗っているんだ!」
はるみ乗員「あれは、艦長の岬さんです!」
西神「まさか、砲撃の只中を潜って、武蔵に乗り込み気なのか!?」
京原「(岬さん、何を考えているの!)」
西神「艦長、どうしますか」
京原「武蔵との距離を維持しつつ、晴風の後に続きなさい!」
西神「了解!」
晴風 艦橋
真白「えー!、もう~!、取り舵一杯!」
鈴「取り舵一杯!」
真白「武蔵との距離はこのままを維持し、スキッパーの動きを追う」
幸子「艦長を回収しなきゃいけませんからね!」
真白「でなきゃ、とっくに反転して、逃げてる!、応急委員は、即応体勢、手が足りなかったら主計科の子にも手伝ってもらって!、以上各班に通達!」
あおつき 艦橋
教頭「何としても足だけでも止めなければ、噴進魚雷攻撃始め!」
あおつきのVLSから噴進魚雷が発射される、だが、
教頭「何!?」
動作不良を起こしたのかあらぬ方向へ飛び、海上に落下した。そして、
主任「教頭!?、増援艦隊との通信が途絶しました!、データリンクも止まっています!」
教頭「馬鹿な!?、そんな訳が・・・」
主任「着弾します!」
武蔵が放った砲弾があおつきに命中し、航行不能となった。残存した増援艦隊も同様だった。
そして、武蔵は、砲身を晴風とはるみに向けてきた。特に脅威度が高い、はるみに砲撃を開始した。
はるみ CIC
乗員「武蔵、発砲!、目標、3!」
榎本「撃ち落とせ!、ESSM、発射!」
乗員「後部VLS、ESSM、発射!」
はるみ後部VLSから12発のESSMが発射された。
晴風 左舷ウィング
まゆみ「はるみが噴進弾を発射しました!」
真白「何!?噴進弾!」
その瞬間であった。上空で一瞬の閃光と共に大きいな爆発と衝撃波が二艦に伝わった。
晴風生徒達「うわぁーー!!」
真白「な、何だ!先の爆発は、」
慧「はるみが発射した噴進弾が武蔵が砲弾、全てに命中しました!」
幸子「砲弾、全てに命中ですか!?」
これには、幸子も驚きを隠せずにいた。
芽衣「す、凄い!、あの武蔵の砲弾を撃ち落とす事が出来るなんて!」
はるみの戦闘力の高さに驚愕している内に武蔵は、砲口をはるみから晴風へと向けた
マチコ「武蔵の主砲、此方に施行中!」
「!?」
芽衣「え・・・!?」
真白「面舵一杯ヨーソロ!武蔵と反航にして・・・」
鈴「はい!」
芽衣「よく逃げずに頑張っているね、今日は!」
志摩「うぃ!」
鈴「艦長が岬さんが戻ってこれる様にしないと!」
晴風 電探
慧「感あり!?、主砲弾3、此方に向かっています!!、10秒後艦首右前方に着弾!」
晴風 艦橋
真白「読まれてた!?」
志摩「120の60」
芽衣「撃つんだ!?やっぱり撃っちゃうんだ!」
志摩「弾で、弾を撃つ!」
晴風、射撃指揮所
光「120度、高角60度に備え!」
美千留「砲塔回す、はい回した!!120度」
順子「バキュンと行くよ!」
晴風に搭載されている10cm高角砲が火を吹いた。
芽衣「流石、長10cm砲!、発射速度が速い!!、ガンガン撃てる!!」
はるみ CIC
乗員「武蔵の砲弾3発が、晴風に向かいます!」
榎本「もうミサイルじゃ、間に合わない、主砲、CIWS、攻撃始め!」
はるみに搭載されている127mm速射砲とCIWSが主砲弾に向けて攻撃を開始した、だが
乗員「目標1、目標2、撃破!」
榎本「いいぞ、このまま行けば!」
乗員「!?、副長!前甲板CIWS、残弾無し!」
榎本「何だと!後部CIWSで撃破しろ!」
乗員「駄目です!起動した時は、手遅れです!」
榎本「くっ!(晴風!、回避するんだ!)」
晴風 電探室
慧「砲弾まっすぐ、此方に来ます!!」
晴風 艦橋
真白「面舵一杯、内側に入って!」
秀子「駄目です!間に合いません!」
志摩「350度発射!」
晴風が放った砲弾がギリギリの処で武蔵の砲弾に命中した。
幸子「向こうの見越し射撃に、此方の見越し射撃が当たりましたよ」
芽衣「やった!、やった!」
志摩「うぃ!」
芽衣・志摩「イェーイ!」
はるみ CIC
乗員「副長、残った主砲弾は、ギリギリですが晴風の見越し射撃で撃破されました」
榎本「はぁ・・・・どうなるかと思ったがよかった・・・」
はるみ 艦橋
乗員「ん!、艦長、スキッパーが残骸に激突、岬艦長が海に放り出されました!」
京原「何ですってぇ!すぐにヘリの発艦用意!」
乗員「了解!、直ちに・・・」
言うとした瞬間であった
突如、大きな爆発が轟いた
京原「何の音!?」
乗員「艦長!、あれを!」
京原「な、何て事なの・・・」
それは、先まで黒煙を上げていた駆逐艦「のと」が弾薬に引火したのか、爆発音を上げ、艦体がVLS辺りで二つに割れ、沈んで行く姿であった。この状況は、晴風や東舞校の乗員も確認した。
晴風 艦橋
芽衣「う、嘘、艦が沈んで行く・・・」
志摩「うぃ・・・」
芽衣と志摩は、今、目の前で起こっている事に動揺し、
鈴「あの艦に乗っている人達、どうなっちゃうの・・・」
鈴は、今に泣きそうな状態になっていた。
武蔵により東舞校艦隊の全滅、日ノ出艦の沈没、状況は、日本だけでなく日ノ出までさらに緊張が走る事となる。
続く