東舞校艦隊16隻を航行不能にさせた武蔵は、晴風とはるみに対して、砲撃をしたがはるみの戦闘能力と晴風の見越し射撃により難を逃れたが、これ以上は、危険と判断し、追跡を断念、東舞校艦隊乗員の救助に当たった。そして、海に放り出された。明乃は、はるみのヘリに救助された。スキッパーも同時に回収された。
はるみ 医務室
北里「体温、脈拍、異常なし」
明乃「ありがとうございます」
北里「とりあえず、晴風と合流になるまでは、ここに居てね」
明乃「はい」
会話の最中、ノックがはいる。
京原「北里さん、入っていいかしら?」
北里「どうぞ」
明乃「きょ、教官・・・」
京原「岬さん、如何して、あんな危険な事をしたの?」
明乃「もかちゃんが、私の親友が乗っていて・・・」
京原「それでスキッパーに乗って、武蔵に行こうとしたのね」
明乃「はい・・・」
京原「はぁ、岬さん、貴女の気持ちも分からなくもないわ、長期に亘って通信が途絶えた艦に乗っている友人がすぐそこにいって、助けに行きたい気持ちは、理解出来るわ、でも、艦長である貴女がいなくなったら、晴風の皆を不安にさせてしまうわ」
明乃「うぅ・・・・」
京原「だからお願い、そんな事は、絶対しないで」
明乃「はい、ごめんなさい」
京原「よろしい、あと少しで晴風と合流になるから、ここで待っててね」
明乃「はい」
その時、医務室の扉が勢い良く開く
乗員「艦長!、緊急事態です!」
京原「どうしたの?何があったの?」
乗員「艦内の電子装備に不具合が!」
京原「嘘!?、この艦は、最新鋭艦なのよ!、急いで対処して!」
乗員「了解!」
明乃「教官、どうしたんですか?」
京原「この艦の電子装備に不具合が起きたみたい」
明乃「え!?、晴風の皆が心配・・・」
京原「(仕方ない)岬さん、ついてきて!」
明乃「あ、はい!」
一方、晴風では、
マチコ「前方何も見えません・・・」
秀子「左舷何も見えません・・・」
まゆみ「右舷もです・・・」
慧「電探真っ白です」
鶫「通信も駄目でーす」
楓「水測も聞こえません」
真白「えぇい!・・・一斉に言うな!」
幸子「何か電子機器が全滅ぽいです」
真白「壊れたのか?」
幸子「原因不明のノイズばっかりで・・・」
マチコ「星が見えまーす」
真白「天測急いで!」
秀子「現在位置でました!」
まゆみ「北緯35度15分29秒、東経136度4分35秒」
幸子「現在地は?、えっーと!?」
真白「何所だ?」
幸子「あの、その、」
真白「報告は素早く正確に!」
幸子「琵琶湖です!!」
秀子「そっかー琵琶湖か!」
まゆみ「そうだよね!、今入れるもんね!」
聡子「道理で波が静かだと思ったぞな」
真白・幸子・聡子・芽衣「って!?・・・んなわけないだろ!」
秀子・まゆみ「スイマセーンもう一回調べまーす!」
はるみ CIC
明乃「教官、どうですか?」
京原「駄目ね、無線が完全に繋がらなくなってるわね」
明乃「そんな」
京原「仕方ない、発光信号で呼びかけるしかないわね」
晴風 右舷ウィング
内田「はるみより信号です!」
真白「読み上げろ」
内田「ホンカンヘノセツゲンヲモトムとの事です」
真白「無線が使えないからな、接舷するしかないか・・・」
そして、晴風の右舷にはるみが接舷した
京原「宗谷副長、そちらの電子機器は、」
真白「駄目です、電探もソナーも機能不全を起こしています。」
京原「うーん、何が原因なのかしら・・・」
電子機器の機能不全の話をしている時、
鶫「あの、艦長!、ちょっといい?」
明乃「どうしたの?」
鶫「さっきから全然通信が入らないんだけど艦内から微弱な電波を拾っていて・・・・」
京原「晴風から微弱な電波?」
芽衣「携帯じゃないの?」
鶫「違うんだよね・・・」
京原「多分、それが原因かもしれないわね、八木さん、案内してもらえる?」
鶫「は~い」
京原「岬さん、行きましょう」
明乃「はっ、はい、シロちゃ、副長、後は、お願い!」
ましろ「は、はい!」
晴風 艦内通路
楓「それでお分かりになりますの?」
慧「無理でしょう、そんなので電波が拾えたら、」
鶫「あっ!?こっち!」
「えっ?」
慧「此処?」
京原「ここは、医務室ね」
明乃達は、恐る恐る扉を開けると
美波「うふふふ・・・・」
慧「うわぁ・・・・・・!!」
楓「あら?お化けですわ!」
明乃「あれは美波さんだから・・・」
京原「そもそも、お化けだったら床を見た時、足が無いでしょ・・・」
美波「むっ?」
五十六「!」
本能が働いたのか、床にいた鼠(?)を五十六が襲いかかる
晴風 艦橋
五十六「ぬっ」
志摩「ちび可愛」
明乃「五十六凄いね!鼠捕まえたんだ!!」
京原「(それにしても鼠の体の色が変ね・・・)」
明乃「あれ?・・・色が違う・・・・」
美波「触るな!、それは鼠ではない!」
鶫「通信回復しました!!」
慧「電探復活、これでなんでも見えます!」
楓「周辺の音がよく聞こえております。」
同時に京原が所持していた無線機が鳴り出す
京原「私よ、どうしたの」
乗員「艦長、先程まで続いていた電子障害が解消されました!」
京原「それは、本当!?」
乗員「はい、電子機器の機能が正常通りに戻りました」
京原「分かったわ、引き続き、警戒を継続して」
乗員「了解」
京原「岬さん、先、はるみの電子機器の機能も回復したそうよ」
明乃「じゃあ、ひょっとして・・・」
美波「如何やらコイツが原因だった様だな」
京原「この鼠みたいな生き物が原因だったのね・・・」
明乃「これ何なの?」
美波「遺伝子構造が鼠とは、僅かに異なっていて、更に変なウィルスに感染している、そのウィルスは砲術長の血液からも検出された。」
明乃「ウィルス?」
志摩「うぃ・・・・」
美波「砲術長が暴れたのも電子機器が故障したのもそいつが原因の可能性がある。」
志摩「うぃ‥‥」
明乃「じゃあそれを調べれば、皆を救えるかも?」
美波「可能性はある。」
明乃「五十六凄い!!お手柄だよ!!、今日から提督って呼ぼう!!」
志摩「大!!」
明乃「大提督!」
京原「はは、今日は、五十六の大手柄ね」
幸子「勝手に提督とか付けたら不味くないですか?」
真白「それより学校に報告が先だろう!!」
マチコ『前方に浮遊物?』
晴風 見張り台
マチコ「はっ!?・・・機雷です!!」
明乃「機雷!?、先まで何もなかったのに・・・」
京原「多分、潮の流れに気づかないまま、機雷地帯に迷い込んでしまったようね・・・」
明乃「教官、どうしますか」
京原「むやみに動くのは、危険ね、夜が明けるまでここに止まるしかないわね」
続く