こんな単純な発想から話を作ってみました。
初めて小説を書くことに挑戦したので、ものすごく勉強不足では
有りますが勉強しながら書きたいと思ってます。
時系列は十五巻終わった後の、短い期間で起きた物語にしてます。
それでは、これより始まる姉妹の物語をお楽しみ頂けたら幸いです。
※ネコムスメ姉妹が着ている服装ですが、ps4,Switchで出てるゲーム天穂のサクナヒメの主人公サクナヒメが稲作りをする時に来てる服装がこれに当たります。
上が膝丈迄の小袖に下はハーフスパッツみたいな
後、腕に手甲も付けてますが、ネコムスメ姉妹は手甲は付けてません。
半股引はよく祭りで男性が履いてる物のことです。
この服装はよく忍者マンガや、時代劇物で見られる恰好ですね。
それと、くノ一の服装としてもよく使われてるみたいな感じ?なのかな。
脚絆については、鬼滅の刃に出てくる禰豆子が脛に巻いてるのも脚絆ですね。
百佳が着ている薄羽織も禰豆子が着ている物と同じような物です。
ネコムスメ姉妹の服装はこのようなイメージで書いております。
※〝打刀〟
【挿絵表示】
一話
わたしと妹はこの戦乱の世で、死んだ。
わたし達の魂は、異世界に転生したがそこでも争いが絶えない世界、だった。
そしてそこでも住む場所を無くし、ある魔物を追って転移した。
そう夢で見たあの世界に、魔王リムル・テンペストがいる異世界に。
異世界での姉妹が辿る数奇な運命の物語は、ここ戦国の時代から始まる――
柔らかい風に木の葉が散り舞う、
とある国の大名
山々に囲まれた一つの隠れ里が燃え空を赤く照らす。
怒号と叫び悲鳴が飛び交い、燃える家々の炎が夕日に溶けて行くようにゆらゆらと揺れ踊る中、里の往来する十字路の真ん中に、十六歳と十七歳の二人の少女がいた。
「この子の首も、わたしの首も、渡さない」
清楚で可憐な顔付きをしている
小太りの武将に苦しそうに言葉を投げつけた。
百佳は背中に深手を負いながらも、右膝をついて座って左脇側に今にも命の火が消えそうな
「もう少し、我慢してね」
もう助からないであろう、夏夜の腹部に手を当て優しく押さえ
腹部は火縄銃の弾が二発当たっており、体も無数の刀傷がついて、百佳の膝元に
抱き抱えられてる夏夜の髪は肩の上位で、顔は少し幼さが残る愛らしい顔をしており、
藍色の裾が膝上位の小袖を着て、黒色の
両足は藍色の
百佳もほぼ同じ出で立ちだったが小袖は白色で、その上に藍色の
そして袖の袂には呪符を入れており、里の数少ない呪符術使いでもあった。
「
右袖の
武将の
「罪? なにそれ? どれだけあんたらのために、人を
小さく口から吐き落としながら、内から、ずるり、ずるり、と
「ふん お主が大人しく
坂上が顎に手をやり、擦りながら周りを見渡しつつ、忌々しげに吐き捨てる。
辺りには、弓で射ぬかれた者、槍に刺し貫かれた者、火縄銃で撃たれた者、斬り捨てられた里の民達が転がり倒れ、まだ息がある者を、足軽兵が槍で止めを刺している。
百佳は、次第に息が小さく成りつつある夏夜を見ながら、一つの
十歳になったころ、里の
魔界の門を、己が血を使い苻に呪を刻みつけた
「たしか、自身を
小さく呟き何故かくすりと、小さく笑った。
「ぁ…… た」
不意に、額に触れる左指先を感じ、そっとその指先に自身の手を重ねる。
夏夜が百佳を見ながら微かに唇を動かし、何か伝えようとして……。
動く唇が止まり浅い息を吸った。
「はぁっ…………」
小さく短い息を吐く音が微かに聞こえ、夏夜の瞳から急速に光が消え染みが広がるように瞳が真っ黒に染まり――
同時に百佳の額に触れてる指先が、左腕ごと引き剥がすかのようにストンと、落ちた。
「うん、わかった。 わたしとあなたで、奴ら皆共に黒い業火で、焼きつくそう」
息の切れた夏夜をギュッと抱きしめ、耳元で優しく囁き。
半開きになってる目を右手でそっと閉じると、自身の前に優しく横たえた。
「待っててね……奴等を滅し、あなたのもとへ。魂となっても、また共に」
ゆっくりとその口から漏れ出た言葉は、先に逝った最愛で、最強の相棒の妹へ送る姉の言葉。
自分を
いいわ、あなたとわたしを苻<贄>にして魔界の門を開け、黒炎を呼び奴らを殺しつくそう。
覚えてたのね、以前聞かせた口伝
わたし達は、古くから暗殺、諜報活動、敵領地潜入工作などを生業とした乱破ノ者が住む、
お役目をやるようになると、基本二人組が決まりで、どちらかがしくじれば、もう一人が役目を果たす、または役目を果たすことが困難な時は里に戻り報告をする。
諜報活動で敵の懐に入るときは一人だが、必ず連絡役が近辺に潜んでいた。
そしてもう一つ、お互いに裏切りや里抜けをしないよう、監視することも含まれていたのだ。
わたしはあの子と組んだ、あの子がわたしを守りたいと言うように、わたしもあの子を守りたかったんだ……。
いや、本当は失いたくはなかった、夏夜だけは。
思考が加速するような、感覚に包まれたまま記憶が巡る。
「な・ん・だ・ろ・う まぁ、いいか」とその感覚に身を任せる。
周りが、やけにゆっくり動くように粘る泥の中で、じわりじわりと動くような感覚に、ふぅと軽く息を吐き、そのまま思い出される記憶に沈んだ。
夏夜は、この里の生まれではなかった。
野盗の襲撃にあった、村の生き残りであったとは聞いたが、時折、どこからか連れてこられる子供はよくいたので気にはならなかった。
外から里に来た子供は例外なく、新しい名を付けるしきたりがあり、夏の夜に里に来たから、夏、夜と書いて、かやと名付けられた。
本当の名前は、〝やえ〟と言ってたらしい、この事だけは父が教えてくれた。
わたしは四歳、あの子は三歳、鈴虫が鳴く夏の終わりが近い夜、今日から育てる事になったと、父が小さい手を引いて帰ってきた。
「今日からここがあなたの家よ、そしてこの子があなたのお姉ちゃんになるのよ、名前は百佳よ」
にこりともせず、わたしの前に来ると、何故かあたしの着物の袖を片手で掴み俯いており、第一印象どうしたの?この子だった、今更思い出して、少し笑いがでる。
でも、なぜか一緒に育つうちに、何かほっとけない、わたしが守ってやらないと、そう自然に思い出していつしか血の繋がり以上に、大切な妹になっていた。
あの子が来た夜、とても、とても不思議な夢を見た、成長したわたしと夏夜が見た事も無い石で、できた大きな家や建物、そして石畳の道で、できた町? にいた。
そして、草原? 深い森の中? で一人の異国の服を着たとても若い男の人? 女の人? が、わたし達に大きく手を広げていた。
その人は暖かく優しい金色の目をして、銀色に薄水色を混ぜたようなとても綺麗な長い髪を風に揺らしながら何か喋っているような所で、隣で寝てる夏夜に顔を蹴飛ばされ目が覚めた。
それから、一度も思い出すこともなかった……。
そう、あの時に見た夢。
「何で、今思い出したんだろう?」
何とも言えない気持ちにぼそりと言うと、すぐに別の記憶に引っ張られていく。
そして、その夜から姉妹同然に一緒に育つ事になった。
夏夜は幼いころから剣術と体術の才をみせ、戦うことへの恐れや躊躇が一切なかった。
緩やかに、現実に意識を引き戻され、
「本当に、今まで散々脅威になる者を、わたし達に殺させておいて、よく言うわね」
徐々に、静かに、ゆっくりと、淡々と続けた。
「少し夏夜が暴れた位で里を滅ぼすなんて、小心者の
言葉を吐きつつ袂の中で、術者がやろうとすることを限定で注意を反らす、注視隠蔽呪苻を発動させていた。
「少し暴れる?あれが少しなら、お主らは既に人ではないな! 恨むなら事を起こした、そこの死んでおる小娘を恨むが良いぞ! そこの能無しにな! ふはははっ」
最大限の侮蔑を込めた言葉を、百佳の耳に突き刺した。
「用意周到に里に労いと称した酒に遅効性の毒を仕込んで、里の者の動きを封じておいてよく言うわね。たかが二百人位しかいない小さな里を、千五百の軍で襲撃なんて、そ・ん・な・に、 わたし達が怖い?」
小首を傾げ、フフっと笑いながら百佳は、坂上を静かに笑い睨む。
「な、な、何を言う、獣を仕留めるのに策を講じるは至極当然! 主ら乱破は獣と変わらんわ、うん、そうじゃ、主ら如き物の数ではないわな、うん、うん」
狂気でもない、圧倒的な殺意でもない、その得たいの知れない笑みに気圧され、壊れ錆び付いたカラクリ人形のように頷きながら口を動かした。
「ぬ? な、なんじゃ!」
そこへ現場指揮官である武士が、鎧をカシャカシャ言わせながら近づき、坂上に現状を報告していた。
「一人も残さず、始末せい」
百佳を背にした十字路奥の大広場に集まってる、兵達を眺めつつ気を落ち着かせ、その指揮官に一人も生かして、この里から出すなと指示を出す。
里の周りは約九百の兵が出入り口、裏道、などに分散配置され、誰一人逃がさぬよう包囲していた。
「そこに転がってる〝小汚ない小娘も〟ずいぶん兵を斬ってくれたが、しょせん
今更、何も出来まいと心の乱れを抑え、高を括って煽り始めたが、何故か目の前の百佳から距離を取りつつあった。周りの兵も皆一応に距離を取ってるのに、誰も気付く様子はない。
百佳がもう一枚、ある程度距離を置くように簡単な精神誘導の呪符を、袂の中で、発動させていたのである。
背中の斬られた傷の出血が酷い……だめ……もう少しだけ……でいいのもう少し時が欲しいあいつ等を皆殺しにできる時が……ほしい。
「なんなの、これ?……」
また、思考が早くなる感覚に襲われ、意識が沈んだ。
あの
この年十七歳になった春、わたしは、里の幼なじみと夫婦になる準備をしていた。暗殺者であるわたしが、愛する男と一緒になれるこんなに嬉しいことはなかった。
幼なじみの
小梅とは顔を合わせれば口喧嘩ばかりしてたけども、仲はとても良かったわね。
太平は若い男衆の中では、一番の使い手で
そんな細やかな幸せを壊す呪いとも言える知らせが、わたしの影を踏み抜いてやってきた。
お
そうこれは、夜の奉仕目的で成友の体のいい護衛もできる、
「すまぬ」
背を、向けたまま
以前から、わたしを狙ってたお
初めて泣き叫んだ、呪った、なんでこの里に生まれた、どうして人を愛するのも許されない、人を殺し糧を得る、わかってる、人並みの幸せはないと。
でも望みたい、家の土間で突っ伏し呪いの言葉を吐き、何度も地面を叩き叫んだ。
そこに、夏夜がゆっくりと近づいてきた。
あの子は、後ろから優しくわたしを抱き起こし、自分の胸元にわたしを抱き込むと、黙ってぽんぽん、と背中を幼子をあやすように、優しく、優しく、叩き、静かに囁き唄う。
「おさとのおそらは まっかっか お山のカラスは カアカアと
小さい頃、
胸にしがみつき泣いた。夏夜は子守唄を唄いながらわたしをずっと抱きしめてくれていた。
どれくらいたったのか、日も沈み月の明かりが土間を差し照らし、虫の鳴く声が聞こえる。
「お姉ちゃん、大丈夫だよ、大丈夫」
夏夜は、わたしをゆっくり立たせるともう一度背中をぽんぽんと叩き、
夏夜は三日後の夜半に、お
夏夜が消えてあたしは、土間にある囲炉裏の前に座り夏夜の打刀を胸に抱き、あの子が何故、打刀と短刀置いて行ったのか考えてた。
間違いなく行先はお
ここ一年、夏夜の抜刀術を見て感じたことをぶつぶつと呟く。
「夏夜の太刀筋は、もう達人ですら見切れないでしょうね。大勢で掛かれば殺せるけども、それまでにどの位の人が死ぬの分からないわね」
夏夜の抜刀術は、既に人間の域を超えてるのではとも思わせられていた。
「わたし達の心を鏡に映せば、闇と荒れ狂う殺意の波が見えるんでしょうね。あの子は、その闇を受け入れ荒れ狂う殺意の波さえ、従え飼い慣らしてるのかも知れない」
闇の怖さを知る百佳は、胸に抱く打刀を見つめ自分の為に死ぬ夏夜を想像し、言い難い思いに心を震わせた。
「闇を映した鏡の中の殺意の奔流さえ従え静め流す……
百佳は妹の至った境地が、修羅の境地でも、そう夏夜が望み強くなりたいと願った力なら、如何な力であっても受け入れ、そしてあの子を守り一緒に同じ時を生きる! そう、今一度心に決めた百佳だった。
夏夜が動くと死人がでる、それをお
「夏夜を止めよう」そう決意し長の所へ行き、手練れ二人を連れて夏夜の後を追った。
夏夜を連れ戻しに行ったが、それはもう本気の酷い姉妹喧嘩に発展して、それを見たお館様はわたしの血濡れた姿を見て怯えたのか、お側付き護衛の命を取り下げた。
ただその時に味わった恐怖心と、難なく自分の寝所に忍び込んだ夏夜に恐れを抱き、いつ刃が自分に向くか分からないと、疑心暗鬼に駆られ、わたし達を里諸共、滅せよと配下の坂上に命じたのである。
意識が現実に戻される。まだ坂上が色々何か言っている。
坂上が、淡々と口上を述べてるのを聞きながら、
くぅ…… 意識が、薄れていく……まだ、逝けない、持って……あと少しでいい、わたしの命。
ふるべ ゆらゆらと ふるべ
《確認しました。『思考加速』獲得…… 成功しました》
すると、また一瞬が、ものすごく引き延ばされた感覚を覚え、思考が加速し、意識が沈んだ……これは?
守り守られながらも懸命に生きた日々。
そして、お互い死して魂になっても、お互いを見つけられるように、魂の道標になる霊符を作った蛍飛び交うあの日。
いつものようにお役目を終えての帰り道に、ある小さい川で、二人して顔や手に付いた血糊を洗い落としていた。
夜も深まり月明かりと、ゆるりゆるりと飛ぶ蛍の光に、顔をほんのり照らされながら夏夜がふいに聞いてくる。
「百佳。あたしは、望んで修羅になった。強くなって、せめてあたしの大切な人を守りたいと思った。でも、強くなれば、なるほど、たった一つの物さえこの手をすり抜けて落ちていくの…… あたしは誰かを守りたいとか、思っちゃいけないのかな」
夏夜は望んで手に入れた力が、あまりに大きすぎて触れるもの皆斬り刻んでしまうんじゃないかと思い、俯いたまま拳を握りしめていた。
「夏夜がわたしを、守ると言ってくれた日は今でも覚えてるのよ。わたしもあの日、どんなことがあっても夏夜を守ろうと決めた日でもあったの…… そして一緒に生きたいと、共に同じ時を過ごしたいと思ったのよ。あなたが抜身の刀身なら、わたしが夏夜を受け入れる鞘になってあげるわ!」
その言葉はとても柔らかく優しく、夏夜の泣いてる心を包んでいく。
「そうなんだ…… あたしは、あたしは……」
言葉に詰まる夏夜を、そのままそっと抱きしめた。
「ほんとうは……いつまでも大好きな人と、大好きなお姉ちゃんといたいんだと、思う……好きな人ができても、その人と一緒になっても、お姉ちゃんと同じ時を生きたい。もう……あの影を、あたしに覆い被さる影は見たくない。もう、独りは、いやだよ……」
夏夜の本音、三歳の時の記憶にある、夏夜を庇った影、里に来るまでの孤独どんな恐怖があったのかはわからない。
その記憶にある影に、知らずに怯えていたんだ。
だから強くなろうとした。わたしが七歳の時夏夜を庇って怪我をした時に、恐らくその記憶の影と被り、守るということが一緒に生きると言う意味に、気づかずにいたんだ。
ただ、ただ、大好きな人と一緒に生きていきたかった、それが夏夜の本当の願いであり思いだったんだ。
蛍達が、わたしと夏夜を囲むように、ふぅわふぅわ踊るように飛び、二人を
わたしはゆっくりと「もう、消えちゃおうか二人で」と本当に消えてしまえたらいいねと、ぎゅっと夏夜を抱きしめた。
「百佳と、一緒なら、いいよ」夏夜が少し小さめの声で答え、百佳をきゅっと抱きしめる。
おまじないをかけようと、夏夜に問うと夏夜は、うんと小さく頷いた。
二枚の苻を取りだし「わたし達は、ここにいるけど、ここにはいない、でもあなたとは、ここにいる、たとえ輪廻の輪を外れようと、あなたとわたしは共にいる、幾千幾万越えようとも共に居たい、そしてここにいたい」
死して冥界で輪廻の輪を外れ取り残されようとも、どんなに時が経ち離れようとも必ずお互いの魂を見つけ、共に寄り添えるようにと、言霊で呪文を飛ばし符に刻んだ。
この時符から、小さい薄紫の光る玉が現れ二人の間で二つに分かれ、細い揺らめく光の紐で繋がり一つは百佳の胸に消えるように入り、同じくもう一つは夏夜の胸に入っていき二人が揺らめく光の紐で繋がったように見えた瞬間、霧散して掻き消えた。
この不可思議な現象は、二人には見えてはいなかった。
お互いに、一枚づつこれをと一枚を渡し、これでもしお互い死んで魂になっても見つけられるねと、夏夜の頭を撫でながら「わたしの大切な妹が冥界で、独りぼっちに、ならないように…… そのためのお守りよ」と優しく微笑んだ。
思い出される記憶の淵から帰って来て、夏夜の頬をすぅ~と指先で撫でる。
「ふふっ…… わたしも、あなたが幸せなら、夏夜の幸せがそこにあるなら、それでよかった。同じ時を過ごしたかった」
少し微笑むような、それでいて哀しそうに囁いた。
右手の薬指人差し指は合わせて立てて、残る指は軽く握りくいっくいっと四方向に動かしながら、四枚の符を十字路の四方に飛ばす。
「いこう! 夏夜」
〝口伝呪符術・黒炎門招来〟
ふるべ ゆらゆらと ふるべ いくたまつかい 呼びたし 魔界の門
ふるべ ゆらゆらと ふるべ 我らの血を使い 開けよ 魔界の門
まわせ まわせ まわせ 門の鍵 開けたれば ここへ 来たれり くろきなる 炎
大きい鐘の音と、鈴の音が里に響き渡る。
静かにゆっくりと、徐々に響く音が大きく里を包む大気を震わせ、四つの赤い鳥居と一際大きい鳥居が、漆黒の虚空から迫り出しその姿をあらわにする。
秋の風が舞い、火の粉が踊り、真っ赤に染まった沈む夕日が、妖しく百佳を包んでいく。
※作中の乱破ノ者は忍者の意味でもありますけど、忍者とは違う描き方をしています。
戦国時代は忍者と言う呼び方はなく、乱破、根来、草等色々な呼び名があったそうで、
それを使ってます。
最後にここまで読んで頂いた皆様、ありがとうございます!
次回の更新も、読んで頂けたら幸いです。