猫神族の里に鳴り響く、鈴の音に合わせ体を揺らし、足踏みをする眷属達。
手を広げ、天を仰ぎ瞑想してるかのような鈴音の背後に一つの影。
既に、精鋭百人の身体は
そして、百人分の魂は鈴音の自室にある、泉に向かって吸収されていく。
気配を完全に消した、ドウザン、アタラが二人の背後に迫り手にした槍を背中から、突き立てる。
満足げに手を広げ天を仰ぐ鈴音の胸に、ズグググと槍の穂先が突き出してくる。
「ウグォ……やはり、お主らは……我を裏切る、か……」
「ぬかせ! 先代鈴音様の魂を喰らい、スキルを奪い鈴音様に成りすましあまつさえ、我ら眷属達を自身の進化の儀式を行うため、魂を集める道具とした報い受けるがいい!」
更に持つ槍に力を込め、魔素を注ぎ込んでいく。
「ふん、この隔絶された、世界で永遠に生きる……こんなつまらない生き方が、あるかね?」
刺し貫かれながらも、淡々と話し始める鈴音。
「先代は他の世界にも行ける術を知りながら、安穏としたこの、生き方に疑問を覚えない、生ける屍みたいな存在よ。だから、我が魂毎喰らってその知識とスキルを、有効活用してやったのだよ」
薄ら笑いを浮かべ、ドウザンに言葉を吐く。
「他の世界に行き何をする? 先代は我ら眷属を本当に愛し、大切にしてくれた。お前は我ら眷属を食い物にしか思ってないのか!」
眷属にはまるで興味がない鈴音は、自分の進化の糧に位しか思ってないと、我の所有物をどう扱おうと、お前に言われる筋合いはないわと切り捨てる。
「しかし、千年毎の記憶改ざんにどう抗ったのじゃ?」
「魂の回廊で繋がっていても、この先代から譲り受けた槍に、俺達の記憶が写してあるんだよ。オトワ!」
「ほおおぉ、懐かしい名じゃのう~ 一万年ぶりに聞く名じゃ……」
一万年ぶりに聞く自分の名に、うっとりと目を細め妖艶に言葉を綴る。
「そうか、俺達は長い……気の遠くなる年月を待った。お前を滅するために一万年かけて、この槍に魔素と術を、練り込んできた。ただそれだけにな!」
槍を掴む手から魔力の光が強くなり、穂先が細かな振動音を発し始めた。
「先代もその槍といい、霊刀・千鳥といい面倒な物を、残してくれたものじゃのう」
忌々し気に言い放つと自分の胸を貫く穂先を、指先でゆっくりとなぞる。
「なぜ、カヤに千鳥を渡した? 何が目的だ? オトワ」
「ふむ、あやつは中々面白いスキルを持っていてな、我の
「鈍らだと? あいつが持つと、そら恐ろしい斬れ味を発揮するぞ」
「確かにのう……あそこまでとは我も思うてもおらなんだわ。カカカ」
「お喋りもここまでだ、オトワ。一万年かけて魔素を練り込んだ、我が秘技を味わえ。魂毎消え失せ、泉に捕らわれた眷属の魂、千人分返してもらうぞ!」
「やってみせよ」
ニヤ~ッと舌を出し笑い、槍の穂先を掴む。
「死ね! 先代の仇取らせてもらうぞ!
ドウザンの柄を掴む腕から激しい魔素がほとばしり、鈴音の
やったかと安堵したドウザンの足元に、ボロボロになったアタラが投げ込まれ、「アタラ!?」と驚きの声を上げる。
そこに、やれやれといった様子のジラが現れる。
「存外弱いですね、アタラは。守護隊副隊長の名が泣きますよ?」
「てめぇ、ただの従者じゃなかったのか!?」
「異なことを。鈴音様のお世話をする者が、戦闘をやれないと何故お思いですか?」
「貴様! 一万年も弱い振りして、筆頭お世話係なので戦いはできぬと、謀ったか」
「はい。ただあなた達より強いので、実質あなた達より位が上だっただけです。いつ、あなた達みたいな輩がでるかわかりませぬもので」
感情が一切籠ってないジラの言葉に、不気味な気配を感じた。
「ドウザン……あい、つ、はやばい、よ。にげ、て」
息も絶え絶えのアタラが、逃げろと早く告げる。
「どこへ、逃げる? 逃げ道など最初からねぇよ!」
言いながら槍を構え戦闘態勢を取るが、そこへ帰ってきたモモカがドウザンの前に降り立つ。
鈴音がいないのに気づき、激しい怒りを剥き出しに言う。
「ドウザン、あなた何をしたの? 鈴音様になにかした?」
「聞けモモカ! 鈴音の正体は――」
そこへ、ジラの
「モモカ、ドウザンは鈴音様を殺害しました。処分をお願いします」
「そう。あなた、やっぱり企んでたのね。楽には死なせないわよ」
両手に呪符を出し扇状に広げると、里の住人達が揃って体を揺らし足踏みをしてるのに目を配せ、何これと一瞬考え、呪符を通常の爆炎符に切り替え住人達に被害が出ないように、注意し戦いを始める。
ドウザンの前に呪符が現れ、次々と黒炎をまき散らしていく。
槍で受け流し、黒炎を斬り裂いて相殺していたドウザンだが、既に魔素を使い果たし、ギリギリの所で躱しているにすぎなかった。
「大人しくすれば、苦しい思いしなくても済むわよ」
ドウザンを追い詰め、降伏を促す。
「それは、できんな。悪いが悪あがきさせてもらう」
倒れてるアタラを庇いつつ、槍を構えるドウザン。
そこへ、もう一つ影が飛び込んできた。
「あらら、ドウザンやっぱり何かしたんだ」
「ちっ! カヤか」
やっかいな奴が、帰ってきたとばかりに吐き捨てる。
鈴音の自室にある泉では、集められた千もの魂が渦を巻き、呻き声にも似た音を立てていた。
『ふむ、一人百人分相当に培養した、魂九百に、先程の魂百を今から一人百人分に培養固定したら、これで、進化分十万の魂が揃う』
ゆらゆらと泉の中心に浮かぶ、人魂にも似た光の玉から声がする。
『さて、始めるとしよう』
渦を巻く速度が増し、中心に浮かぶ光の玉を包んでいく。
「モモカ。あの、ゆらゆら動いて足踏みしてるのは何?」
「あれは、千年祭の祝いの儀式。気にしなくてよい」
モモカの代わりにジラが答えるがカヤが、怪訝そうな顔付で見て
「ん、ジラあんたには聞いてない、だまれ」
「……」
カヤの
「カヤ、ジラの言う通りかも知れないけど、実際わからないわ」
「そう……で、ドウザン。死ぬ覚悟はある?」
「ある。が、アタラは見逃してくれ……頼む」
ドウザンの返答に、モモカが鈴音様を殺しておいて厚かましいわねと、黒呪符を一枚右手指に挟んだ。
「モモカ。早く二人の始末を」
ジラがモモカに、命令口調で言うと、カヤが不機嫌そうにあんたが、モモカに指図すんなと吐き捨てた。
「ドウザン、何で鈴音様を殺したの?」
「オトワは先代の仇だ!」
言うと、グシャっとドウザンの後ろで音がし、振り向くとアタラがジラに胸を貫かれ、ビクビクッと痙攣をしていた。
「鈴音様に牙を剥いた罪。その魂で贖いなさい」
そう言うと胸を貫いた手刀が何かを握りつぶす動作をするとアタラがドウザンに、「ごめん」と言うと同時に、身体が霧散し掻き消えた。
「アタラー!」
激昂し槍の連続突きをジラに見舞うが、簡単に手だけで捌かれ槍を掴まれるとそのまま一度上に持ち上げられ、地面に叩きつけられる。
地面が抉れ、ドウザンは低い呻き声を上げ倒れ伏す。
柄は折れ、長さ六十センチ位の穂先が付いた、折れた柄がモモカの前に転がってきた。
「モモカ……そ、れ、を、みろ……ぐぇっ」
掠れた声で言うドウザンを無慈悲に踏みつけ、ドウザンの身体が地面にめり込む。
「それを、こちらに」
ジラが、モモカに持って来るように促す。
ドウザンの必死に槍を見ろと訴える目に、モモカの直感が何かがおかしいと、警鐘を鳴らした。
はいと、返事をすると思考伝達をカヤに飛ばす。
『カヤ、来て!』
『あいよ』
モモカは槍を掴むと、三十万倍思考加速をかけ掴んだ槍から、ドウザンの記憶が凄まじい勢いで、二人に流れ込む。
一万年前のドウザンとオトワ。
「ドウザン、この理不尽な世界から、別の世界に行きたくはない?」
「オトワ…… それは無理だろう。俺達は別の世界に行くとこの世界の理から外れ、消滅するぞ。その先は無だ」
「ああ、わかってるわよ。でも、いく方法が有るとしたら?」
そんなものあるのかと、尋ねるドウザンにあると答え我に力を貸せと言う。
「鈴音様の魂を喰らい、そのスキルを奪うんだよ」
「そんなこと、できるのか?」
「ああ、できる。前に迷い込んできた悪魔族から聞いた。そして、魂を喰らい、進化というものも出来ると」
「主神を裏切るのか? それはできん……」
更に、オトワは話を続ける。
「いい、ドウザン。この事は鈴音様も知っておるのだ」
「なに?……」
「鈴音様にこの話をしたら、事投げに笑い言いおったのだ。進化には十万もの魂がいる。そんな魂を集めるのには、この世界の住人達皆殺しても足りぬぞとな……」
綺麗で整った顔を憤怒に歪ませながら、ドウザンを見る。
「そこでな、我らの魂は、一人で千人分の価値があるのは知ってるな?」
「ああ、しかし我らには、一人一個の価値しかないぞ」
「そこで、我の
「できるのか? そんな途方もないことが……」
「鈴音様の魂を喰らえばな!」
「すまん……やっぱりできん、鈴音様に生み出された恩と、今の生活が俺は気に入っている。聞かなったことにする、だから、バカなことはやめてくれ」
「ふむ、そうか。悪かったなドウザンよ、忘れてくれ」
「あぁ……」
そこで、記憶が切り替わった。
「
鈴音を貫くオトワの右手、手の中には鈴音の魂が握られていた。
「オ、トワ……我を殺し別世界に行っても、何も得る者はないぞえ」
「鈴音様、いいのです。我はね、この狭い隔絶した世界から出られれば、どうでもいいのですよ。ククッ。では、おさらばでございます。鈴音様」
掴んだ魂をごくりと飲み込むと、オトワの身体を魔素の嵐が巻き起こり、見る間に鈴音の身体に変貌を遂げる。
ドウザンが部下のアタラを引き連れて鈴音の自室に、飛び込んできた。
「鈴音様!! オトワ貴様ー!」
「オトワ様、何故守護隊、隊長のあなたがこのような事を!」
槍を構える、二人に鈴音の姿をしたオトワが口を開く。
「遅かったな。カカカ、もう鈴音の魂は我が喰ろうたぞえ。クカカカカカ」
サッと左手を振ると、二人は固まったように動けなくなっていた。
「な、な、なにをし、た?」
「いや、なに貴様らの魂に刻み込まれた、絶対服従の楔を使ったまでよ。猫神が生み出した眷属には、全てこの楔が魂に刻まれておるのじゃよ。クカカカ」
ぬめ~っと舌を出し舌なめずりをすると、笑いながら答える。
「一度、今宵のことは、忘れるが良いぞ。新しい猫神族の門出じゃ!」
バァッと手を広げると、首に赤い飾り紐が具現化し真ん中に付いた鈴がり~ん、り~ん、と鳴り響く。
「ゆるさんぞ! オトワぁあああああーー!!」
白色化した光が視界を覆いそこで、記憶が途切れる……。
『……ねぇ。モモカ、こいつ、くっそムカつく』
『同感だわね……わたしも、くっそムカついたわ』
『『こいつ……』』
『『ぶち殺そうか』』
静かでいて、激しく荒れ狂う殺意の衝動を解き放つ……そこへ、また新たな記憶が流れ覆い尽くす。
「ジラよ。眷属の魂の培養はやはり、千年かけても一個に付き百人分の価値しかできぬのう」
「では、千年毎に百人分の魂を集め、百の眷属を作りそれを一万年続ければ十万分の魂にはなるかと」
「ふむ……そうじゃのう……下手に眷属が減ると他の精霊獣族との戦いにも、支障をきたすでな、ゆっくりと時間をかけてやるとするかのう。ジラよ」
「はい。鈴音様。記憶は千年毎に書き換えればよろしいかと」
膝をつき、そう発言するジラに、満足そうに頷き微笑む鈴音。
「カカ、ドウザンよ。お主もそうなると木偶人形と、変わらぬな。クカカカカカ」
直立不動で、槍を持ち立つドウザンの頬を指でスーッと撫でながら、楔を発動させ動きを縛り記憶を書き換えながら、妖しく囁く……。
ドウザンの瞳に映る映像……声が槍に刻まれていく。
霊槍・鈴蘭、この槍は持ち主の見た物や記憶を保存し、記憶を失う程の攻撃を受け、死んでも再生復活した時に、記憶の復元を行う機能があった。
「ドウザン、上手く千鳥がカヤに渡ったわね」
「ああ、これであいつが力を付けてくれれば、或いは……」
「ドウザン、あの子達絶対に守護隊に入れては、駄目よ」
「わかってるさ。オトワが狙っているからな」
「あの子達には悪いけど、あえて反目してるようにしないと、ね」
「俺たちは、今まで通りやろう。恨まれても憎まれてもいいさ、 オトワに気づかれるわけには、いかないからな」
「そうね。一万年節目の日まで……」
ここで、記憶の再現は終わり、ドウザンとアタラの楽しく笑い合う映像だけが、途切れ途切れに流れていく……。
『『……』』
『ドウザン、めっちゃ悔しかっただろうね』
『そうね……その気持ちは、少しだけわかる気がするわね』
『なんで……なんで、またこんな目に合うのかなぁ』
『
『……そだね』
『カヤ、オトワを殺そう』
『うん、あたし達に牙を剥いたんだ。乱破ノ者の恐ろしさを見せよう』
『まず、ジラを始末しましょうか』
『うん、お姉ちゃん……あいつらを、殺そう』
記憶の映像が揺らぎ、現実に戻る二人。
そして「はい、ジラ」と鈴蘭の穂先を渡すその時、モモカが流れるように動き一瞬で首を落とす。
ヒュヒュっと風を切り、血振りのように振ると薄羽織の裾を跳ね上げ、角帯の後ろに折れた柄を右斜め上にして差す。
吹き出す魔素が、鮮血のようにきれいに斬り口からほとばしり、首が地面にころころと転げ、体が崩れ落ちる。
「ドウザン、生きてる?」
「ああ、辛うじてな……」
「記憶みたよ。アタラは……ごめんな」
倒れてるドウザンの所へモモカとカヤは行き、ドウザンを担ぎ上げようとすると、
モモカの胸から白い手がぬう~っと伸びてきた。
カハッと咳き込み、後ろを見るとジラの身体が右手に首を持ち、左手で胸を刺し貫いていた。
「あ、あんた……」
「この位で死んだと、思われるのは心外です」
右腕に抱えた首が語る。
「モモカぁあああああ!」
叫び、カヤの抜き打ち斬撃が、ジラの左腕を斬り飛ばす。
後ろに飛び、斬られた左腕を振り、神速再生すると右腕に首を抱えたまま、機械的に言葉を発する。
「カヤ。少し遊んであげましょう」
「あ゛あ゛あ゛!? 舐めてんのか、テメエー!」
刹那――
間合いに飛び込み、神速の抜き打ち百連。
耳を
パンと音を発し、音速を超えて家屋をなぎ倒し、地面を抉り削りながら五百メートル程吹き飛び、カヤが吹き飛んだ衝撃で破壊された家屋の
ジャリッジャリッと瓦礫を踏みながらジラが迫り、周りを見ながら「邪魔ですね」言うや、細く収束した
キュボッと鈍い轟音が響くと、分厚い炎の壁が立ち上がり一瞬で半径三百メートルを灰燼と帰す。
燃え上がる炎の中にカヤが立ち上がる中、瓦礫の中にトク爺の酒工房が炎上し、燃え盛ってる炎が目に映った。
「お・ま・え ぶっころぉぉおおおおおおおおおす! 〝狂乱舞〟!!」
《全能力ブースト開始 狂乱舞スタート リミット残り百八十秒》
甲高いモーターの唸り似た音をあげ、魔素粒子を纏い全方向斬撃をジラに放つ。
「なるほど。これが噂に聞く、あなたの切り札ですか」
右腕に抱えた首をグッと首の切断面に押し付け、グリグリッと動かし元に戻す。
「ほう。これは、中々」
両腕に
それを見ていたカヤは、まだだ! もっと早く、もっと力をかせ! もっとだ! あたしの中の黒い影、あたしに、もっと力を、よこせーーーー!! 絶叫しブーストを限界まで上げる。
「うらぁぁああああああああ!」
荒れ狂う破壊の化身と化し、魔素の粒子を巻き散らし、加速していくカヤ……。
「しねぇえええええええええええええええ!!!」
更に全方向斬撃に己の気配を乗せ、ジラの退路を完全に塞ぐ。
「ふむ。これは、これは、頑張りましたね。カヤ」
次々に掻き消えるカヤの斬撃と気配に隠れ、本命の突きがジラの背中に刺さると見えた瞬間――ふわっとジラはその場で回転し、左掌底を刀身に軽く当て、水面を流れる木の葉の如く優しく受け、流した。
「残念。ユニークスキルでは、
「なんで……あがッ……」
「カヤ、あなたには、この戦いの〝目的〟がありますか? 確固とした目的が無いと弱いままですよ。それでは、ごきげんよう」
必殺の突きが
右手に持った千鳥が、ガシャッと音を立て地面に落ち、刀身に映る猛り暴れる炎の影にジラに胸まで貫かれたカヤが両腕をだらんと下げた姿を、映しだされていた。
圧倒的な強さを誇るジラに、モモカは必死に『思念伝達』でカヤとカヤの中の影に呼び掛け、叫んでいた。
刺し貫かれた胸の再生が極端に遅く、胸を押さえ片膝を付いたまま胸の傷の再生を急ぐ。
『おきなさい! あんた、なにしてるのよ! カヤが死んでしまう、おきろ! お願い…、おきてー!』
叫び呼びかけるが、休眠状態のもう一つのスキルは、反応しなかった……。
ジラはカヤを刺し貫いたまま、右腕毎上にあげモモカのいる祭壇へゆっくりと歩き、向かってくる。
『お、ね、が、い、おきて……カヤぁああああああーーー!』
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