転生したらネコムスメなんだけどの件   作:にゃんころ缶

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 お待たせしました! 三十四話です。





三十四話 天災級(カタストロフ)の姉妹

 

 ルベリオスでのちょっとした豪華な夕食に、カヤとモモカは葡萄酒(ワイン)を飲みつつ楽しんでいた。

 

「この白ワイン、美味しいな! ルミナス姉さま」

「わたしは、赤の方が好みかな」

「どちらも、特別な客だけに出すものじゃからな。当然じゃ」

 

 二人の褒め言葉に満足気に返し、右手に持ったワイングラスをゆらゆら回し、それに合わせて中の鮮やかなワインレッドの液体も、波打ちながらゆらりと回っていた。

 

 メインの料理が終わりデザートが運ばれて来るのを皮切りに、自分達の話を始める。

 

 人間だった頃の話に続き、死んで精霊獣界に転生した事、そこから同じ種族の猫神ノ里を滅ぼした魔物を殺す為にこの世界に来た経緯を話し、ルミナス、ヒナタはそれに耳を傾けていた。

 

「ふむ。輪廻の輪を外れての転生か……稀有なものじゃな、そのような転生は」 

「へぇ~ そうなんだ。まぁ、どうでもいいけど」

「あなた、本当にそう言う事に関しては無頓着よね」

「この子は人間だった頃からこうだもの。フフッ」

「精霊獣、フェイリュアワールド(失敗した世界)、大妖獣か……また古い言葉を聞いたものだな。しかし時空間を斬るなど、どのような攻撃をしたらそうなるのじゃ?」

「それはわからないの、ルミナス。いくつかの偶然が重なったとしか、言えないわね」

 

 ルミナスの問いに、カヤのスキルの事は伏せて曖昧に答えるモモカは一切表情を崩ず食後のお茶に手を出していた。

 

 その姿を見つめ何かを感じ取ろうとするも、何も感じ取れず「だてに暗殺者を、名乗ってるのではないのじゃな」小さく呟きモモカが猫耳をピクッと動かしニコリと笑みを浮かべた。カヤはひたすらプリンを食べていて、難しい話はまかすとモモカに言いプリンに夢中である。

 

 リムルからレシピを貰い、お抱えの料理人に作らせた一品のプリンであった。

 

「それで、お主ら六百年生きてると言ったが、どうみても千年以上は生きておるぞ」

「え?……まじ?」

 

 いきなり千年以上生きてると言われ、カヤはプリンを食べる手を止め、あからさまに怪訝(けげん)そうな顔でルミナスを見る。

 

「まぁ、そうでしょうね。あそこは時間の流れがめちゃくちゃだったから、他の世界に比べて時間の流れは、とても速かったのでしょうね」

「え? ラミリスもそんな事言ってたけど、そうなの?」

「あんた、あそこにいて、本当に変だとは思わなかったの?」

「うん、ぜんぜん。だってモモカ、そんなこと一度も言わなかったよね?」

「はぁっ……あんたって子は」

「こやつは……」

「あなたって……」

「え? えっ!?」

 

 三人からジト目で見られ、何でそんな目でこっち見るんだ!? こっち見んな! スプーンで各々指しながら文句を言うも、ルミナス、モモカがいるこの場ではそれ以上できず、尻尾を勢いよくブンブン左右に振りながらプリンのお代わりを頼み、「ウニャー〝熱波咆哮〟で吹き飛ばしてやろうかこの国」と聞こえないように呟くが、「やってみよ」仄暗い闇の中から響くようなルミナスの言葉に、「フニャッ」変な声を上げプイッとそっぽを向いた。

 

(アヤカシ)(ケモノ)大妖獣(だいようじゅう)ネコマタか……そのオトワと言う魔物ではないのだな?」

「それは、なんとも……でも、持ってる力は厄介極まりないのは、間違いないわね」

「それは、お主らも同じではないか?」

「まさか。フフッ」

「フッ。まぁ、よい」

 

 モモカはルミナスに投げかけられた言葉に柔らかい笑みで返し、それを不敵な笑みでルミナスは返した。

 

 それから、いくつかの事柄を尋ね細やかな晩餐は終わりを迎え、カヤが風呂に行くと言い「すぐかえる」そう言い残し『空間転移』でテンペストの温泉に行ってしまい、モモカもカヤに付いて行き『空間転移』して行った。

 

「ここにも風呂は、あるのだがな」

 

 苦笑いをちらりと浮かべると、ヒナタがルミナスにこの間〝難儀なやつじゃのう〟と、言った言葉の意味を尋ねてきた。

 

「ふむ。あれか……あやつ、カヤはな無邪気と狂気、いや狂乱の二面性があるように見えてのう。じゃが、うまいことそれらは同居しておるようじゃ」

「無邪気と狂乱の同居ですか……そんなことできるのですか?」

「普通は難しいであろうな。しかし、どのようにしてあのような暗殺者を、作れたものなのだろうな」

 

 そこまで言うとルミナスは、ティーカップのお茶を一口飲み静かに目を伏せ、ヒナタはカヤが言った(感情の無い暗殺者は迷惑)言葉を思い出し、自分の中にある闇。

 

 その闇を肯定し愛す……今一度その意味を考え、様々な思いが頭を過っていく。

 

 そこへ、静かにルミナスが口を開いた。 

 

「転生前の記憶と身に付けた技を持ち、それを何百年も掛けて日々技量を磨いてきた亜神か……末恐ろしいものだな。間違いなくカヤは、〝天災級(カタストロフ)〟であろう、そしてモモカも……まぁ、何が起こっても(わらわ)は負けはせぬがな」

 

 〝天災級〟、その言葉にヴェルドラと戦った時の事を思い出し、「天災級が二人」囁くように口に出しカヤとモモカとの戦いを想定してみて、すぐ首を横に振りその考えを打ち消した。

 

 ルミナスは組んだ脚をスッと組み換えて表情を少し緩め、そんなヒナタに言葉を掛けてくる。

 

「そう考え込むではない。カヤが本気で我らの敵に回るのは、モモカに手を出した時であろうな。そしてモモカにも、同じことが言えるがな。あやつらは姉妹じゃが姉妹以上、愛情すら越えた何かの絆で、結ばれておるかも知れぬな」

「それは、お互いに愛し求めると言うことではないと?」

「うむ。お互いに好きであろうがそういった事ではなく、そうじゃなぁ……あれは、人間だった頃に起因するかも、知れぬな」

「里の襲撃、そして壊滅……大まかには話してくれましたけど、その経緯に至る詳しい事は話してくれませんでしたものね」

「そうじゃな」

「もし、どこかの国がどちらかに手を出したら……」

「間違いなくその国は、消し飛ぶであろうな」

 

 ルミナスはグランベルによってヒナタが倒れた時の事と、今ヒナタが問うて来た言葉が一瞬被り、語気が僅かに強くなっていた。

 

 ヒナタが難しい顔をしてる所へ「おぉ! さすがモモカ、空間座標ピッタリじゃん」浴衣姿のカヤとモモカが一緒に空間を歪ませ現れた。

 

 二人とも、白い生地に赤と黒の金魚が描かれており、空気の泡を思わせる丸い円も描かれていて朱色の浴衣帯を締めてる姿を見て、ヒナタが思わず「可愛い浴衣ね。よく、似合ってるわよ」と言い、カヤが「いいだろう~ シュナに貰ったんだ」機嫌よく答え、ドカッと椅子に座り足を組むと上に組んだ右足をプラプラさせ、(すそ)が広がり引き締まった太腿(フトモモ)が丸出しになっていた。

 

 ヒナタに裾が広がると見えるわよと注意されるも、「黒のペチパンツだからいいんだよ~。因みにモモカは白のレース付きペチパンツだぞ。ウキキッ」と言い放ち、「アホ!」そこへすかさずモモカのゲンコツがカヤの頭に落ち、頭を抱えて唸ってる所へヒナタに「少しは、女らしくしたら?」そう言われ、更にカヤが返した。

 

「女らしく? してるよ? 黙れ性人!」

「何でそこで首を(かし)げるのよ。 それよりも、悪意に満ちたその言葉、聖人ではなく性人と言ってるわよね? 死にたいのかしら? カヤ」

「いいぞ、表でろ」

 

 カヤの口攻撃にヒナタが淡々と返し口攻撃の応酬を始め、ルミナスは我関せずとカップを手に取りお茶を飲む。

 

 そんなカヤを見てモモカはヒナタに、「もう、ほっときなさいな。そうなったカヤは、始末に負えないわよ。プッ」不意に人だった頃にいつも繰り広げていた、カヤと小梅の口喧嘩の光景がだぶり、モモカは思わず吹き出した。

 

「フッ。お主ら二人を見てると、あの邪竜とやりあえる魔物などとは、とても思えぬな」

 

 カヤとモモカを見ていてルミナスは、柔らかい表情を浮かべ、クスリと笑う。

 

「お主はお主だ、そのままでよい。どうせ、お主もどうこうする気なかろう?」

 

 それを聞きカヤはニカーッと満面の笑みを見せ、ありのままの自分を見てくれたルミナスに、声を出さずに口だけ〝あ・り・が・と〟と動かし、それにルミナスもゆるやかに頷き返す。

 

 ヒナタとモモカは顔を見合わせ、お互いに肩を竦めるとまったくカヤはと言った顔をしてカヤを見ていた。

 

 夜も更け、睡眠は必要ない体なのに、ヒナタはお肌に悪いからと自分の寝室に戻り、そのついでにカヤ達も客室に案内してもらい、しばし朝まで低位活動(スリープモード)にする。カヤとモモカも人間だった頃を懐かしむわけではないのに、度々寝るという疑似的な睡眠を精霊獣界でも、取っていたのだが……。

 

 この世界に来てからは自分達の存在をこの世界に確定し続ける為に掛けた〝呪符術〟『呪言 鏡霊・魂魄縛(きょうれい こんぱくしば)り』の影響で削られていく生命エネルギーの消費を少しでも抑える為、本能的に低位活動(スリープモード)を取っていたのであった。

 

  朝を迎え朝食を終えたカヤとモモカにヒナタは、新人騎士団の訓練で闇夜影千流を見せて欲しいと願うと、二人は見せるだけならと了承する。

 

 訓練場に着くと二十人の新人団員と、十大聖人の一人フリッツがいた。

 

「ヒナタ様、そちらが例のお二人で?」

「そうよ、皆に紹介するわね。テンペストの客人、猫亜神カヤとモモカよ。〝覚醒魔級〟なので失礼のないように」

「亜人ではなく、亜神なのですね」

「そうよ」

 

 〝覚醒魔王級〟と聞いて新人団員達の顔からはあからさまに血の気が引いており、フリッツは見るからに只の亜人少女にしか見えない二人から、微かに漂う言い様の無い妖気(オーラ)を感じ取り、ゴクリと喉を鳴らした。

 

「今日は二人が使う武術を見せてもらうので、新人はよく見て己の糧にするように、いいわね」

 

 そこに居る新人二十人が、ヒナタの言葉に一斉に「はい!」と返事を返す。

 

 フリッツはお二人のいた異世界の武術ですかとニコニコと答え、忙しい中レナード達皆がここに来たがっていたが、ヒナタの一人だけなら来てもいいわと言われ、誰が行くかと揉めに揉めた末、銀貨の裏表勝負でフリッツが勝ち残りここにいるのである。

 

「それではどなたか、わたしを殺すつもりで斬りかかって、くれますか?」

 

 微笑みながらモモカが言うも、新人団員たちは尻込みをしてお互いに顔を見合わせ「お前がいけよ」、「あなたが行けば」など埒が明かず、ヒナタは軽く溜息をつくとフリッツにあなたが行きなさいと命じた。

 

「えーと、モモカ殿。全力で打ち込んでいいと?」

「ええ、かまいませんよ。むしろ手加減すると、そちらが怪我をしますので」

 

 フリッツは訓練用のブロードソードを手にすると、軽く右手で回しながら基本の型をいくつかやり、構えると躊躇せず一気に打ち込んだ。

 

 常人ではありえない速度の上段からの打ち込みを放つ――

 

 刹那、モモカが動いた瞬間にはブロードソードは、フリッツの左首筋に当てられ止まっていた。

 

 新人団員達の殆どは何が起こったのか判らず、フリッツが打ち込んだと思ったら

瞬きをする間もなく目にしたのは、モモカが右逆手で抜いた小脇差でブロードソードを受け、そのまま押すようにブロードソードをフリッツの首筋に押し当てていた。

 

 左手はブロードソードの柄を握って自分の方へ引き寄せていて、フリッツは辛うじて右手で柄を握っているも、完全にブロードソードを奪われてるも同然であった。

 

「本来はこのように首を斬るまでがこの動作の一連で、受けるのは短剣でもナイフでもいいのですけど。そう、肉を切るステーキナイフでもできますよ。フフッ」

「モモカ。その技は思い切りと、剣が振り降ろされる前に受ける身体速度がいるわね」

「そうなんだけど、これわたし達が最初に習う基本技の一つなのよ」

「それが基本技の一つって、空恐ろしいわね」

「え!? まじですか?……」

 

 返し技を受けたフリッツさえギリギリ知覚できたのに、それが最初に習う基本技の一つだと聞いて、フリッツは驚愕し声を上げた。

 

「それで基本技の一つなんて、闇夜影千流って恐ろしい武術ね」

「ヒナタ、武術じゃないよ。あたし達のは殺人術だよ。それを魔物の身体能力でやるから、なおさらかもねぇ」

 

 ヒナタの言葉にカヤが殺人術と答えたことに、新人団員達に動揺が走りざわつくも、ヒナタの「剣術は突き詰めれば相手を殺す為の技術。それくらいわかるでしょ」そう言われ即座にざわめきが収まる。

 

 そのざわめきを見たカヤは、ポヤポヤ笑みを浮かべ「じゃあ、女性騎士もいるから不埒な野郎に抱きつかれた時の、対処の仕方をみせるね~」まるで緊張間感のないカヤの態度に新人女性騎士の数人がクスリと笑う。

 

「それでは、フリッツくん。あたしに後ろから思い切り抱きついて、捕まえていいよん」

「え!? いいんですかカヤ殿? 本当にいいんですね?」

 

 抱きついてよいと言われ、見た目は可愛いネコムスメにしか見えないカヤに(うーん少女趣味は、ないんだけどなあ)と心の中で思うも、やはりそこは男。つい嬉しそうな声で問うたものだから、後ろから突き刺さる冷ややかなヒナタの目線に気付き、すかさず顔を引き締めた。

 

「うん、いいよー 遠慮なくやってね。それと敬称はいらないよ、ニャフッ」

「あー はい。さん、では、カヤさんで」

「う~ん、まぁ、いっかそれで」

 

 一見和やかに見えるやり取りも、フリッツはカヤの目が一切笑ってないのを察知しすぐ敬称無しでいいのかと思ったが、さんを付けてみたらそれで了承してくれたのでホッと胸を撫で下ろすも、どこか得体のしれないカヤに〝覚醒魔王級〟は伊達ではないなと思う。

 

(いいのか、これ……俺、死んだりして、な……)

 

 カヤの後ろに立ち、右腕はカヤの顎下に回し左腕はヘソの辺りに回し、ガバッと抱きしめ身動き取れないようにした瞬間――

 

 フリッツは後ろ向けに倒されていて、鼻と股間を押さえ呻いていた。

 

 抱きしめられた瞬間にカヤは、スッと身を沈め重心を下げ、そのまま左側に態勢を入れ替え右足でフリッツの左足を引っ掛けて、全体重をかけてフリッツの腹部に()し掛かるように後ろに倒し、起き上がり様に鼻頭と金的をほんの軽く、コツンしたのであった。

 

「あ~ 大丈夫? ほんの軽く撫でただけなんだけど、痛かったかな?」

「い、え……だ、いじょう、ぶで、す」

「これは崩し技と言って、倒した時点で次の行動の主導権はこちらにあるから、今みたいに鼻下人中を肘、金的を拳で打ってもいいし、即座に逃げてもいいし、剣を抜いて斬り付けてもいいしで、倒した時にどの行動を取るかは状況次第ってとこかな。ほんと、大丈夫?」

「カヤ気にしなくていいわよ、それくらい。早く立ちなさい、フリッツ」

 

 ヒナタからの言葉にフリッツは慌てて立つも、その場でトントン軽く飛んでいて男性新人騎士団員達は一応に急所を手で防御し、女性騎士団員達だけは何故かカヤを見る目が好意的な目に変わっていた。

 

「いや~ カヤさん、凄いですねぇ。これではどうですか?――オゴッ」

 

 股間の痛みが取れたフリッツがカヤに話しかけながら、不意打ちでガシッと両肩を掴み組み伏せようとしたら自分が左側にくるりと回り、地面に叩きつけられ目の前にはカヤの右踵が鼻頭スレスレに当てられていた。

 

 カヤは両肩に来たフリッツの両腕、左腕に自分の右腕を内側から回し、右脇に抱えるように左腕関節を()めて、小さく折り畳んだ左腕の左掌を外側からフリッツの右腕関節を押し、そのまま左に投げたのである。

 

 二回も自分より小さいカヤに投げられたフリッツは、その投げ技のやり方を問うも、先に新人女性騎士達がカヤを囲みもう一度見せてくださいと懇願しており、男性新人団員達はモモカの所に集まり、自分達が打ち込むので先程の技を見せてくださいと、同じように懇願していた。

 

「ヒナタ様。見せてくれた技は、武器を持ち込めない護衛の時などに有効ですね」

「そうね。そう言うのを想定して、見せてくれたのかもね」

 

 先程のおちゃらけた態度とは一転して、まじめな顔つきでヒナタに告げ、これくらいならすぐに覚えられますねと、付け加えるフリッツにヒナタは静かに頷く。

 

 幾つかの技を見せて、カヤとモモカは訓練場を後にしてルミナスに帰途の挨拶をするため、再びルミナスの居室に訪れていた。

 

「また、遊びに来るがよい二人共」

「ええ。ルミナス、またお邪魔させてもらうわね」

「ルミナス姉さま、あの白ワインまた飲ませてくれるならね。ウヒヒッ」

「フッ。あのような物でいいなら、いくらでも飲ませてやろう」

「私はまたテンペストにも顔を出すから、またね」

「「じゃあね」」

 

 二人はじゃあねと言葉を残すと『空間転移』でテンペストへの帰路に着く。

 

「フッ。邪竜、原初に続き、カヤとモモカ、か。リムルには何故、面倒な奴ばかり集まるのじゃろうのう……」

 

 ふと付いたルミナスの言葉にヒナタは、「なんででしょうね」と一言だけ告げ窓から差すほんわりした日差しに目を細め、カヤとモモカが転移した空間をしばし見詰めていた。

 

 

 




 ここまで読んで頂き、本当にありがとうございます!

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