転生したらネコムスメなんだけどの件   作:にゃんころ缶

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 お待たせしました七十五話です。





七十五話 望む世界

 

 おかえり 我が半身よ

 

 ただいま 我が半身よ

 

 永きに渡り あ奴の中にいて さぞ 窮屈であったであろう

 

 小賢しいヤエ成る者に 封印されていたが カヤの揺れ動く思いのお陰で 封印を敗れたわ

 

 さようか カヤも 存外に心弱きところがあるでな くかかかかか

 

 うむ 次も その心の隙を付き 今度こそ引導を渡してやろうぞ 

 

 うむうむ 次こそ魂ごと喰ろうてやろうぞ

 

 さて 我よ 今はオトワと名乗っておるのかえ?

 

 うむ オトワ と言う分身体を作り どのように育つか 長きに渡り見ていたが 中々に 憎悪溢れる良い者に育ち 見事我を喰ろうたぞえ くかかか

 

 ほう して 今は オトワなのだな?

 

 そうだえ 我を喰らったが それも我なのだ だから 今は オトワと名乗っておる

 

 ふむふむ いつ その我は覚醒したのだ?

 

 この世界に来てからだのう 最初は白昼夢を見るがごとく 徐々に スズネの記憶に喰われ 気付かぬ内に我になったのだえ

 

 ほうほう しかし何故分身体など作ったのだえ? 

 

 なに 只の戯れじゃよ 他意は無い あそこは退屈な世界だったからのう 眷属を作り 眷属同士を戦わせ 遊んでいたが ほんに 退屈な 世界だったえ

 

 戯れに眷属同士を争わせるなど 中々に面白い事を考え付いた物だな

 

 なに 我の糧となる 憎悪が生まれるかと実験したのじゃが 望んだ強さの憎悪は得られなんだわ 眷属を作る魂には事欠かなかったのだがのう なにせ 死んだ者の魂が集い流れる輪廻の輪の冥界が隣接しておったのじゃよ あの忌々しい世界とな

 

 ふむう 輪廻の輪とな 失敗した世界とは誰が作ったのであろうなあ それに 人間の持つ憎悪にはやはり及ばぬか

 

 そうじゃのう じゃが ここは人間が溢れておる 上質な憎悪 怨念 妬み 事欠かぬよ この世界は くかかかか

 

 うむうむ 心地よい 憎しみに溢れておる この世界の人間は うかかかかか

 

 さて我よ そろそろ 猫又 いや ネコマタ に もどるとするかのう

 

 うむ 我よ 戻るとしようぞ

 

 あの憎きヴェルダナーヴァは もうこの世界にはおらぬ 今度こそあの時出来なかった術を 完成させようぞ

 

 うむ 今度こそ この世界を破壊し新たに創造しようぞ 我の楽園に くかかかかかかかかか

 

 

 アレリカ公国居城の自室に作った生命のプールから素裸で上がってくると、側に控えていたメイドがネコマタの体をバスタオルで素早く拭いていき、シルクで作られた赤いガウンを着せていく。

 

 ガウンを着たネコマタは白い丸いテーブルにある椅子に座りスラリと伸びた足を組み、テーブルに置かれたグラスにメイドがワインを注ぎ、ネコマタはワイングラスを手に取り手の中でゆらゆらと回す。

 

 そこへ、ネコマタから預かった憑依核に負の念を喰わせ終わったジラが戻って来た。

 

「帰ってきたか」

「只今戻りました。オト、いや、お戻りになられたのですねネコマタ様。おめでとうございます」

「うむ。で、どうじゃ育ち具合は?」

「はい。上々かと」

 

 ジラは問いに答えると、五つの〝憑依核〟をネコマタに差し出した。

 それを手に取るとネコマタはじっと五つの憑依核を見つめ、口ににんまりと笑みを浮かべる。

 

「よい贄になりそうじゃ。よくやったジラよ」

「いえ、勿体ないお言葉です。ネコマタ様」

「くかか。究極能力(アルティメットスキル)、『兇羅之王(マレフィック)』が返ってきたのだ。あの時は邪魔されて発動できなんだあの術を、行使できるでな。ジラよ、今度こそ我らの楽園が出来るぞえ。死生之王、繁殖之王も兇羅之王に統合されて、一つの究極能力になったのだ」

「忌々しいヴェルダナーヴァに邪魔をされた、あの術ですね? さすれば、私は全力で邪魔する者を排除しましょう」

「うむ。頼むぞえ、ジラよ」

「はっ、お任せを」

 

 ネコマタの言葉にジラは跪き答えると、ネコマタはぐぐっと喉を鳴らし何かを左掌の上に吐き出した。

 

 それは血の色の様に禍々しく光る一つの勾玉で、ネコマタの権能の一つ破幻ノ勾玉だった。

 

 破幻ノ勾玉、世の(ことわり)を作り変え、ネコマタの望む世界に造り変える権能。

 

 思念体が『兇羅之王』の中に隠し持ち返った、『闇鏡静水』と対を成す兇悪な権能である。

 

 ネコマタとして完全覚醒した、ネコマタが持つ権能。

 

「さて、始めるとしようかえ」

 

 ジラの持ち返った〝憑依核〟をアレリア公国の五つの場所に飛ばす。

 

 飛ばされた〝憑依核〟はお互いを光る線で結び、アレリア公国を包む巨大な五芒星を構築する。

 

 左手に持った破幻ノ勾玉が巨大な五芒星の中心に転移して、鈍く光る光をまき散らしながら徐々に巨大化して行き、直径は優に千メートルは超える超巨大な勾玉に変貌した。

 

 突如としてアレリア公国上空に出現した巨大な勾玉は、黒い霧を吐き出しながらアレリア公国を包んでいく。

 

 その光景はネコマタにより張られた結界で、外から認識は出来なかった。

 

 ネコマタの、負の念を喰らい新たなる(ことわり)を創造する術式が、ここに始まる。

 

 

 そんな中カヤとモモカは、ファルメナス王国へ来ていた。

 

 テンペストからの使者と言う事で訪れており、謁見の間に通されてヨウム国王と対面し挨拶を交わし、今日来た目的を告げ準備を済ませたらすぐ引き上げ旨を伝える。

 

 それを聞いたヨウム国王は側近に耳打ちをし玉座から奥へと引っ込むと、文官の一人が二人の所へ来て「こちらへ」と二人を謁見の間から別の部屋と案内をする。

 

とある自室に通された二人は中に入ると、そこにはヨウム国王と王妃ミュウ、ファルメナス王国騎士団団長・グルーシスがいた。

 

 そして、ゆりかご式の小さなベッドに国王と王妃の娘ミームが、小さな寝息を立てて眠っていた。

 

 ミームの眠るベッドの横に丸いテーブルがあり、ベッドを横にするように王妃ミュウが座っており、その隣に国王ヨウムが座っていて、護衛としてその場にいるグルーシス団長がミームの眠るベッドの後ろに立つ。

 

「よく来てくれたな、旦那から事情はあらかた聞いてるぜ。まあ立ち話もなんだ、そこに座ってくれ二人共」

 

 謁見の間の口調と打って変わって、かなり砕けた口調になる国王ヨウム。

 

「「ありがとうございます、ヨウム陛下」」

 

 二人は軽くお辞儀をし、勧められた椅子に座る。

 

「でだ、あらかた事情は聞いてわかってるんだがよ。ん? ああ、すまねえな。つい昔の癖が抜けなくてな。どうにも国王ってのは肩が凝こってしょうがねえ。あんたらも、ここでは普通に話してくれていいぜ。ははははは」

 

 カヤとモモカに豪快に笑って話すヨウムの姿に、王妃ミュウがもう仕方のない人と言った笑みを浮かべ、言葉を付け食わる。

 

「ええ、大丈夫ですよ。『空間断絶』でこの自室は覆ってますので、遠慮なく国王の言う通りにしてください」

 

 ふわり優しい笑顔で王妃ミュウが言葉を告げる。

 

「へえー 王妃は魔人って聞いてたけど、中々に腕が達者だねぇ。じゃ遠慮なく、ニヒヒ」

「無駄のない『空間断絶』だわね。フフフ」

「そんな、嗜み程度ですよ。カヤ様、モモカ様」

「ああー 様はいらない。普通に呼び捨てでいいよ」

「あら。暴風竜ヴェルドラ様とご友人の御方を、呼び捨てなど。ふふ」

「構わないわよ、ミュウ王妃。わたし達は一介の魔物ですもの。フフッ」

 

 三人とも笑い合いながら言葉を交わし、ミュウ王妃が自らお茶を入れようとするのをモモカが手で制し、モモカがヨウム、ミュウ、自分達とテーブルに置かれていたティーカップにお茶を注いでいく。 

 

 その傍らグルーシスだけは、ベッドで眠るミームの様子を伺ってばかりいて、それをヨウムが目で牽制するもお構いなしであった。

 

「じゃあ、こちらも遠慮なく呼び捨てでいかせてもらう。それでさカヤ、モモカ。あんたらが敷設する大規模呪符障壁ってのは、起動に膨大な魔素量(エネルギー)が必要らしいけど……俺の国ではそんな魔素量持つ者はいないぞ。ミュウランでさえも無理だ。そこをどうするんだ?」

 

 ヨウムは呼び捨てで話を始める事に二人に宣言し、問い掛ける。

 

 国王が一介の魔物に伺いを立てる事は普通は無いが、リムルから二人は天災級(カタストロフ)であり、大国ですら簡単に滅ぼす力を持つと聞いていて、リムルと付き合いの長いヨウムだからこそ覚醒魔王クラスに匹敵する二人に対して、臨機応変な態度を取ることが出来たのだ。

 

 ヨウムの問いにはモモカが答える。

 

「それには、わたし達の眷属が手助けをするわ」

「眷属? その眷属とやらは強いのか?」

「強い? うーん……わたしとガチでやりあって、五分は持つかな」

「あー そりゃ相当強いわ。二人とも妖気(オーラ)を抑えてるけど、漏れ出る微かな妖気がハンパじゃねえ」

 

 微笑み言うモモカの言葉にグルーシスが、真顔で返す。

 

 二人が部屋に入って来た時にすぐ気付き、もしこの二人が機嫌を損ねて暴れたら、この国が吹き飛ぶなと思わずにはいられなかったのだ。

 

「なるほど……グルーシスが言うんだ、そりゃ相当強いんだな。ははは」

「まだまだ半人前よ。フフッ」

「それで、どう手助けをするんだ? その眷属は」

「わたし達と魂の回廊で繋がってるから、それを利用して魔素量(エネルギー)を貸し与えるの。それで起動出来るわよ」

「ふむ、なら安心だな。それとその術が起動中は、絶対に結界の外には出てはいけないんだな?」

「ええ、そうよ。一歩でも結界の外に出たら、命の保証は無いわよ。事が収まるまで、何としても国民を押さえて頂戴ね」

「ああ、わかってるさ。俺の国だからな――国民は誰一人死なさねえ!」

「事が起きる数日前には、眷属の一人をこちらに来させるから、よろしくね」

「まかせな。それでどんな眷属なんだ?」

「そうね……ちょっと待ってもらえるかしら。顔合わせしておいた方がいいわね」

 

 モモカはそう言うと、『思念伝達』でラコルに連絡を取る。

 

『ラコル。ちょっと、今いいかしら?』

『あ、はい! どうしたんです? モモカお姉ちゃん』

『今から空間座標送るから、来てちょうだい。ヨウム国王に、顔合わせしておきたいの』

『わかりました。今休憩中なので、マリラさんに言付けしてすぐ行きます』

『おねがいね』

 

 そこで『思念伝達』を終えるとモモカの後ろの空間が歪、黒い給仕服を着たラコルが空間から現れる。

 

 モモカの後から横に出て、ヨウムとミュウに向かって跪き挨拶を述べる。

 

「こんな格好で失礼します。お初にお目にかかります。ヨウム陛下、ミュウ王妃。(あるじ)、カヤ様、モモカ様の眷属、ラコルと申します。以後お見知りおきをくだされば、光栄です」

 

 丁寧で優雅な挨拶にヨウムは「ほう」と声を上げ、ミュウも「よく出来た、眷属だわね」と微笑み言う。

 

 顔合わせも済み、ラコルはすぐさまネコマンマ亭へと『空間転移』して帰って行った。

 

 それからは、ヨウム、ミュウ、グルーシスを交え雑談を交わしながらのひと時を過ごす二人。

 

「この子が魔人と人間の混血の子、ミームちゃんかあ。可愛い子だねぇ~」

「ありがとう。カヤ殿、抱いてみる?」

「えっ? いいの?」

「ええ。もちろん」

 

 目を覚まし少しグズリ出したミームを、グルーシスがあやしている横に顔を覗かせカヤが言うとミュウが柔らかく笑みを浮かべ言い、ミームをベッドからそっと抱き上げ、優しくカヤに渡す。

 

 カヤはまだ首の据わってない頭を抱きながら左腕の内側で支え、猫耳をピコピコ動かしながらミームの顔を覗き込むと、ミームのグズリがピタリと止み、「あー あー」と笑いながらカヤの猫耳に手を伸ばそうとカヤの鼻頭をぺちぺちと叩いていた。

 

「まあ。ミームったら、カヤ殿に抱かれて急にご機嫌になったわね。ふふふ」

「ミュウ王妃。この子は人間の頃から、小さい子には何故か好かれるんですよ。フフフ」

「強い子に育てよ~ あんたは半人半魔なんだから、お母さんみたいに強くなるんだよ~」

「おい、カヤ。俺みたいに強くなれとは言ってくれないのか?」

「俺の娘なんだから、俺だろうが! お前の後釜は俺なんだからな!」

「グルーシスてめえ! いい加減にしやがれッ!! しつこいぞ!」

「なるほどねぇ。これがリムルから聞いた嫁争奪戦かあ~ ヨウム陛下ぁ、一つだけグルーシスをギャフンと言わせる手があるよ。ききたい?」

「なにッ!! おしえろ! ってか教えてください!!」

 

 言い合いを始めたヨウムとグルーシスの間に割って入り、ミームをモモカに渡し右人差し指で胸の真ん中をトントンと叩きながらカヤが言う。

 

「簡単な事だよ。魂を鍛えて、仙人になればいいんだよ。そうしたら寿命も延びるし、歳も取らない! 一石二鳥だね! ニヒヒヒ」

「いやいや。カヤ、それ難しいだろう? おいそれとなれるもんじゃねえぞ、仙人なんて」

「ほえ? そうなの? あたしのところの配下で、歳は十才なんだけど、仙人化始めてる子いるよ」

「はあ!? おいおいおいおい、それなんの冗談だ!?」

「冗談ではなく、本当よ。ヨウム陛下。フフッ」

「マジかッ!」

「ムリムリ! ヨウムに仙人化なんて、どだい無理だな」

「なにおぉ!! グルーシス、テメエ!」

 

 火に油。

 

 ヨウムとグルーシスの言い合いは更に激化していき、ミュウが「あの二人はほっといて、こちらで話しましょう」そう言い、奥のもう一つあるテーブルに行く。

 

 カヤが「ほんと仲いいなあ、陛下と騎士団長。ウヒヒヒ」と笑いながら言い、モモカも「ほんとね。フフフ」と同じように笑い言う。

 

「いつも事ある毎に、ああなのよ。困ったものね。ふふ」

 

 ミュウもカヤとモモカの顔を見ながら言い、ほわりと笑みを浮かべる。

 

 しばしのミュウ王妃との雑談に花を咲かせ、二人はテンペストへと帰って行った。

 

 

 深夜の地下迷宮の秘密地下闘技場でラコル達はヴェルドラ相手に修行に励む中、カヤとモモカは自宅に帰っていて、魂の疲弊を少しでも遅らせる為、休息を取っていた。 

 

 囲炉裏端に座って酒蔵君から酒を飲んでるカヤがピタッと飲む手を止めると、「いいよ。開いてるから、入って来な」そう答えると。

 

 カラッと入り口の引き戸を開け、一人の少女が入って来た。

 

 そこへモモカが口を開く。

 

 

「あら、珍しいと言うか。あなた、クロエかしら?」

「はい。クロエです。モモカお姉さん、カヤお姉さん」

 

 モモカの問いに、いつもの姿より大きく成長したクロエは、にこやかに返す。

 

「で、何の用なんだ? クロエ」

「少し、お話がしたくて。ちょっと、いいかな?」

 

 その言葉に二人は顔を見合わせ、静かに頷く。

 

 二人の了承を得てクロエは、自分がたび重なる『時間跳躍』で二千年以上もの間時間旅行を重ねて来た事を話し、今いる未来に辿り着き、リムルが今度こそ死なない未来にいると話す。

 

「へえー リムルを殺せる奴なんて、どんなバケモンなんだ?」

「それは……わからないの。でも、やっとループする『時間跳躍』から、この未来に辿り着いたの」

「なるほどね。永遠ともいえる、過去と未来の時間ループから抜け出したと言うことかしらね?」

「はい、その通りです。今いる未来は、今まで私が見て来た未来と、ちがうもの」

「ふーん。じゃあ、今いる未来がクロエの望んだ、未来なんだ」

「はい。ある意味、そうとも言えます。私の見て来た過去と未来に、御二人は居なかったんだから」

「新しい未来への分岐に、辿り着いたと言う事なのね。それは、わたしにもわかるわ」

 

 囲炉裏を囲んで座る三人の真剣な顔を、燃える薪の火がほんわりと映し出していく。

 

 それからは、お互いの持つ情報を未来への影響が出ない程度に交わし、話の済んだクロエが帰り際にカヤとモモカにある事を告げる。

 

「モモカお姉さん、カヤお姉さん。この未来は、やっとたどり着いた私の望んだ未来なんです。勝手なお願いとわかってるんだけど……絶対に、ネコマタに勝って下さい!」

「ああ、絶対にネコマタは、殺してみせるよ」

「大丈夫よ。二度とこの世界で悪さ出来ない様に、滅してやるわ」

「ありがとう。モモカお姉さん、カヤお姉さん。私が手助けをで――」

「無理はダメよ、クロエ。あなた、まだ本調子ではないのでしょう?」

「わかるんですね……」

「ええ、大体はわかるわよ」

「そだねぇ。クロエさ、天使系の究極能力(アルティメットスキル)持ちだろう?」

「まいったな……そこまで見抜かれてるんだ。さすが、リムル先生が認めた方達ですね」

 

 カヤとモモカに返された言葉に、苦笑いを浮かべるクロエ。

 

 完全覚醒したカヤとモモカには、クロエの中にいるクロノアのことも分かっていたが、それは口にださなかった。

 

「じゃあ、最後に。絶対に、何百年、何千年掛かってもリムル先生……リムルさんのところに、この国に帰って来てくださいね。約束ですよ?」

「えー 出来ない約束は、しない主義なんだよねぇ~ くくく」

「まぁ、善処はするわ。フフッ」

「駄目です! 今、約束してください」

「うーん するけど、破ったらごめんよー」

「するけども、保証は無いわよ」

「破ったら、えーと……リムル先生から聞いた……なんだっけ……。そう! 約束を破ったら針千本飲ます! です」

「それは、いやだなあー」

「そうね、それは勘弁だわね」

「くく」

「フフ」

「ふふ」

「「「あははは」」」

 

 カヤが笑いを堪えてるとつられてモモカも笑いだし、クロエも同じようにつられて笑いだしていき、三人の笑い声が軽やかに響き渡る。

 

 

 クロエが『空間転移』で帰り、夜空に浮かぶ月をカヤとモモカは、ボンヤリと眺めていた。

 

 

 

 

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<ステータス>

 

ネコマタ 

 

EP:Unknown

 

種族: 兇猫神(アパリション)(物理体を有した、精神生命体)

 

庇護:ネコマタの兇愛 

 

称号:無し 

 

魔法:元素魔法 暗黒魔法 

 

固有スキル: 万能感知 思念伝達 擬態 神速再生 魔王覇気 多次元結界 思考加速

 

アルティメットスキル:兇羅之王(マレフィック)

 

            因果律操作 空間支配 重力支配 時空間操作 解析鑑定              

            並列演算  

           

            幻世の泉;捕獲した魂を繁殖、改変する。

           (自分を超える魂の作り替えは不可)

            

            幻音;精神支配

 

            破幻ノ勾玉;世界に満ちる憎悪、悪意等、全ての負の念を糧にし今ある世界を破壊し、新たなる理と世界を創造する

            ※大がかりな術式と膨大な魔素量(エネルギー)を必要とする為、発動までにかなりの日数を要する

          

 ※死生之王、繁殖之王は『兇羅之王』に消費統合される

          

 

耐性: 物理攻撃無効 状態異常無効 精神攻撃耐性 自然影響無効 聖魔攻撃耐性 痛覚無効

 

 

 

ジラ 

 

EP:8030万

 

種族: 兇猫神:眷属(物理体を有した、精神生命体)

 

加護: ネコマタの加護

 

称号: 無し

 

魔法: 元素魔法 暗黒魔法   

 

固有スキル: 万能感知 思念伝達 擬態 神速再生 魔王覇気 多次元結界 思考加速

 

アルティメットスキル: 無情之王(ルースレス)

 

           絶対刺突 森羅万象 詠唱破棄 時空間操作 重力支配

 

                              

耐性: 物理攻撃無効 状態異常無効 精神攻撃耐性 自然影響無効 聖魔攻撃耐性 痛覚無効

 

 




 七十五話を読んで頂きありがとうございます。

 次回の更新も読んで頂けたら幸いです。


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