少し変わった一般人のGrand Order   作:ボートマン

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第2節

「ん?ここは?」

 

目を覚ました葵は辺りを見渡す。

 

「おいおいマジか・・・」

 

この時葵はあることに気づいた。

 

「立香達と逸れたか」

 

そう本来なら立香達と同じ座標でレイシフトするから予定だった。

 

しかし、何故か葵だけは座標がずれたのか違う場所にレイシフトしたである。

 

「とりあえず、ケイローンとオルタはいる?」

 

葵はま召喚したサーヴァントが近くにいるか確かめてみる。

 

「私はここですマスター」

 

「呼んだかマスター」

 

「あ、よかった。二人はちゃんといる」

 

どんな敵がいるか分からない状況で、これで1人だけだったらどうなっていたか。

 

「とんだ災難でしたねマスター」

 

「まったくだよ。とりあえずはこの特異点の情報を集めながら立香達と合流しよう」

 

『あ!やっと繋がった!』

 

というわけで移動を開始しようとしたところで、ロマ二との通信が繋がった。

 

「あ、ドクター」

 

『あ、じゃないよ。心配したんだからね・・・』

 

「心配してくれたのは嬉しいけど、こっちはこっちで聞きたいことがあるんだけど?」

 

とりあえずこうなった原因を尋ねてみる。

 

『うーん、こっちでも何故か葵くんだけが座標が変わっていて原因はわからないんだ』

 

「そうか・・・とりあえずこっちはこっちで動くよ。何かあったら連絡するから」

 

『わかったよ。本当なら立香ちゃんと合流して欲しいんだけどね」

 

「今はしないけど後で合流するよ」

 

『とりあえず気をつけてね。こっちでも観測はしてるから』

 

「了解」

 

通信を終えた葵はどこに移動するか考える。

 

「うーん・・・何処に向かうか」

 

「マスター、少々よろしいですか?」

 

考えている葵にケイローンが話しかけてきた。

 

「ん?どうしたんだケイローン?」

 

「マスターがロマ二殿と通信している間に周辺を見渡していました時、ここから先の南に町を発見しました」

 

「それはありがたい。それならまずはそこに行ってみよう」

 

目的地が決まった葵達は南にある町に向かうことになった。

 

暫く歩くと目的地の町が見えてきた。

 

ただし、すでに廃墟の町であった。

 

「これは・・・酷いな」

 

住人の姿はなく、所々には焦げた匂いがする。

 

「ふむ・・・これじゃ情報収集どころじゃないな」

 

何処かに生き残っている住人がいるなら何か話が聞けるが、見る限り生き残っている住人は見当たらない。

 

「マスター、敵です。私の後ろに」

 

ケイローンの言葉に葵は戦闘態勢を取る。

 

周囲を見渡すと、こちらに向かって飛んでくる敵影を見つけた。

 

「あれって・・・ドラゴン?」

 

「厳密にはドラゴンではなくワイバーンですよ」

 

すでに弓に矢をつがえたケイローンが訂正しながら射る。

 

矢はワイバーンの頭部に命中し、次々とワイバーンを撃ち落としていく。

 

「おお〜やっぱり凄いな」

 

ケイローンの射撃に惚れ惚れとしていると、カルデアから通信が来た。

 

『少しいいかしら、葵?』

 

「あれ?どうしたんですか所長?」

 

通信にはロマ二ではなくオルガマリーだった。

 

『立香達が入手したい情報を共有しておこうと思ったのよ』

 

「それはありがとうございます、所長」

 

情報がなければこれからどう行動すべきか決めることができないため、オルガマリーからの情報は有り難かった。

 

それからオルガマリーから立香達が入手した情報を教えてもらった。

 

火刑にされたジャンヌ・ダルクが蘇り、オルレアンを拠点としてフランスに復讐しようとしている。

 

そんな話を兵士から聞いたらしい。

 

その上、立香達は蘇ったジャンヌ・ダルクとは違うジャンヌ・ダルクと共に行動しているらしい。

 

「そのジャンヌ・ダルクは信用できるんですか?」

 

『ええ、敵ではないし協力的なことから今は味方と思っても大丈夫よ』

 

「そうですか・・・所長、俺達は一旦立香達と合流したいので、ナビゲーションお願いしてもいいですか?」

 

『わかったわ』

 

葵達はオルガマリーのナビゲーションの下、立香達との合流を目指すのであった。

 

 

一方の立香はこの地で仲間になったジャンヌと共にオルレアンに向かいながら、生き残っている兵士や町の住人から情報を収集していた。

 

時刻はすでに夜になり、立香達はキャンプを張って寝る用意をしていた。

 

「あの・・・立香さん、少しいいでしょうか?」

 

「何、ジャンヌ?それと私のことは呼び捨てでいいよ」

 

「そ、そうですか。それでは立香、もう1人のマスターとは合流しなくて良いのでしょうか?」

 

「うーん、別に大丈夫だと思うよ」

 

「そ、そうなんですか?」

 

何気なく答える立香にジャンヌ少し驚いていた。

 

「うん。葵くんには強い仲間がいるし、そう簡単にやられるとは思ってないからね」

 

その言葉には葵なら大丈夫という信頼があった。

 

「なるほど。信頼してるのですねそのマスターを」

 

「まあね。だからこっちもこっちで頑張らないとね。というわけで〜」

 

立香はじりじりとジャンヌに近づく。

 

「り、立香?何故だか危険を感じるのですが?」

 

「むっふふふふ〜今日一緒に寝ようよジャンヌ!」

 

そう言って立香はジャンヌに抱きついたのであった。

 

「先輩!何してるんですか!」

 

そこへマシュも乱入してきた。

 

「あ!マシュも今日は一緒に寝よう!」

 

「え!?え、ええと・・・はい!マシュ・キリエライト!今日は先輩と一緒に寝ます!」

 

こうして立香達は騒がしくも楽しく夜を過ごすのであった。

 

 




本作とは関係ないのですが、活動報告でアンケートをとってありますのでどうか御協力をお願いします。

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