東方恋愛譚 (霧雨魔理沙編)   作:他人丼

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頭を打って記憶が飛んだりしてたので投稿が遅れました。
楽しみに待って頂いてた方々には申し訳ありませんでした。


第十五話

「暇ね〜」

「そうね〜」

 

 私、博麗霊夢と茨木華扇は昼下がりの縁側でお茶を飲みながらそんな話をしていた。

 

「なにか異変でも起きてくれたら退屈じゃなくなるのに」

「それが博麗の巫女の言うことかしら?」

「退屈というのは人を狂わせるのよ」

「それもそうね」

 

 この頃は異変も全く起きず博麗の巫女としては退屈な日々だった。

 

「それにしても暇ね」

「そうね、いつもだったら魔理沙が来てなにか面白い話を持って来てくれるはずなんだけど……」

「そういえば最近魔理沙の噂を聞くわね」

 

 華扇がそう話してきた。

 

「どんな噂よ」

「なんでも男ができたとか」

「なんですって!? それ本当なの!?」

 

 私は飲んでいたお茶を吹き出しそうになる。

 

「ええ、最近私の動物達が里で魔理沙が男の人と一緒にいるのをよく見かけるらしいわよ」

「そんな……魔理沙に男ができたなんて……」

「それともうひとつあるのよ」

「もうひとつ?」

「なんでもその男って言うのがどうもあの橘 蓮らしいのよ」

 

 今度こそ私は飲んでいたお茶を吹き出してしまった。

 

「嘘でしょ? 橘 蓮って里で店を開いている奴でしょ!?」

「そうよ」

「あいつ女にはほとんど興味を示さないで家にも入れたことがないのよ!? それにあいつ何年生きてると思ってるのよ!?」

「私にも分からないわ」

 

 橘 蓮とは2人とも面識があったある里で奇妙な道具を作ってそれを売っている人間だということを。

 そしてその男は人間だが1000年以上生きているということも2人は知っていた。

 

「私会ったことあるけどそのときは女には興味がなさそうな感じだったわよ」

「私もよ、けどとても紳士的だったわね」

「……確かにあいつは紳士ね」

 

 そう橘 蓮はとても紳士的で里の女性たちにも人気があった。

 だけどあいつはたとえ言い寄られたとしても彼女たちを傷つけないようにやんわりと断っていたはずだ。だから彼女らに人気があったのだがそれをあいつは気づいてなかった。

 

「あら? 霊夢よく知ってるわね」

「まあ。あいつ、蓮とは何度も会ってるからね」

「そうなの?」

「ええ、よくあいつの店に買い物に行くのよ。大抵のもの揃ってるから」

「あらそうなの? 今度行ってみようかしら」

「きっと驚くわよ「今晩のおかずから魔法道具まで」があいつの店のモットーだから」

「面白そうね。でも魔理沙に男ができるとはね……」

「全くよ、事実は小説よりも奇なりとはこの事ね」

「ほんとね……」

 

 そうして私たちはまたお茶を飲み始めた。

 

 

 

「おーい霊夢ー」

「あら? 霊夢噂をすればなんとやら魔理沙が来たわよ」

「ほんとね。この際だから洗いざらい聞いちゃいましょ」

 

 ちょうどいいタイミングで魔理沙が来たので話を聞いてみることにした。

 

「久しぶりね」

「だな」

「しばらく顔を見せなかったけど男でもできたのかしら?」

 

 私はわざとらしく聞いてみる。

 

「えっ? どこで聞いたんだ!?」

「華扇、噂は本当だったみたいね」

「そうね」

「噂?」

「あんたと蓮のことが噂になってるのよ」

「ほんとか?」

「ほんとよ」

 

 そして私は蓮がどういう人物か知っていると魔理沙に教えた。

 

「知らなかったぜ……というか霊夢と蓮って知り合いだったんだな」

「まあね、それよりあんたと蓮のこと聞かせなさいよ」

「私も気になるわね」

「いいぜ、というよりもともとそれが目的で来たんだからな。そうだな……まず私たちが出会ったのは魔法の森で―」

 

 そうして私たちは魔理沙と蓮の馴れ初め?を聞いた。

 

「―それで明日に温泉旅行に行くことになったんだぜ」

「魔理沙はともかくあの幽香にも男がいたなんて……」

「完全に置いてけぼりね、霊夢」

「あんただって人のこと言えないでしょ?」

「私は仙人だからそんなことに興味はありません」

「どうだか……」

 

 そんな話をしながら私たち3人は楽しく話しながら過ごした。

 

 

 

「おっとそろそろ帰らないと」

「もう帰るの?」

「おう、明日の用意があるからな」

「そういえば魔理沙、どこの旅館にいくのよ?」

「ここだぜ」

 

 そう言って魔理沙は旅館の招待券を見せてきた。

 

「ふうんなかなかいいとこじゃない。ま、楽しんで来なさいよ」

「おう! じゃあな霊夢」

「はいはい、さよなら」

 

 そう言って魔理沙は帰っていった。

 

「ねえ華扇これは異変よね」

「―! そうね、異変なら監視しないといけないわね」

「そうと決まればさっそく準備しましょ」

 

 私たちが準備をしようとすると。

 

「話は聞かせて貰ったわ!」

 

 と、どこからともなくアリスが現れた。

 

「……あんたどこにでもいるわね」

「魔理沙がいる場所が私のいる場所よ!」

「アリスさんそれはストーカーと言うので―いや、なんでもありません」

 

 華扇はアリスの圧に負けてしまった。

 

「さあ早く私たちも準備するわよ!」

 

 アリスがそういい私たちは明日の準備をするのだった。




頭を打つと記憶が飛ぶのは本当だと知りました。
まだ頭痛が続くのでしばらく投稿頻度が不定期になります。




えっ?もともと不定期だろって?
……ではまた次の話でお会いしましょう。
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