東方恋愛譚 (霧雨魔理沙編)   作:他人丼

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もう9月だけどひぐらしが泣いてない。
結構好きなのに…


第二十話

「お、来たぜ」

「蓮さんこっちですよ」

「小次郎こっちよ〜」

 

 食堂に着くと魔理沙たち3人が待っていた。

 

「悪い悪い、ちょっと遅れたな」

「すまんな」

「別にいいぜ 、それより早くご飯にしようぜもうお腹がすいて大変だぜ」

「翠もお腹がすきました」

「席はとっておいたわよ」

 

 幽香が席を確保しておいてくれたのでその席に向かう。

 

「さてと、皆何食べたい?」

「うーん……沢山あって選べないぜ」

「翠もです」

「私はなんでもいいわよ」

「おい蓮、これなんかどうや?」

 

 そう言って小次郎はオードブルセットを指さした。

 確かにオードブルセットは色々な料理があって大勢で食べるにはちょうど良かった。

 

「じゃあそれにしようか。あとは飲み物だな、皆何頼む?」

「私はこのフルーツカクテルってやつにするぜ」

「翠は日本酒で」

「私はハイボールにするわ」

「俺は焼酎のお湯割りやな」

「俺も日本酒にするか」

 

 そう言って俺は店員さんを呼び注文を伝えた。

 料理がくるまでの間に雑談をしていると小次郎が変なことを聞いてきた。

 

「なんやこの場所寒ないか?」

「そうか? 適温だと思うが」

「別に寒くなんかないぜ」

「適温です」

「そんなことないでしょ。あら? 小次郎寒いって言ってる割には汗かいてるわね」

 

 横を見ると小次郎の額に汗が滲み出ていた。

 

「いや、なんかこう……背中がゾクゾクってするような寒さがするんや」

「風邪でもいたんじゃないか?」

「せやったらええねんけど……」

 

 変わらず小次郎は寒そうだった。そして女性陣の方に目をやると

 

「あー……」

「あのことですね」

「ふふふ」

 

 魔理沙と翠はなにか知っているようだった。そして幽香は笑ってはいるが目が笑っていない。

 

「小次郎またなんかやらかしたんじゃないのか?」

「いや、なんもしてへん……はずや」

 

 小次郎が何もしてないと言った直後

 

「蓮が留守、翠ちゃんの部屋」

 

 と、幽香が言った。

 そうすると小次郎の顔がみるみる青くなった。

 

「ちゃ、ちゃうんや幽香! あれはそんなんちゃう!」

「じゃあどんなのかしら?」

「仕事や! ホンマに仕事関係や!」

「あら、そうなのね。じゃあいいわ」

 

 幽香の顔から怒りの色が消え小次郎は「ふぅ」と安堵し息をはいた。

 そうこうしていると料理と飲み物が運ばれてきた。

 

「それじゃあ、乾杯」

「「「「乾杯!」」」」

 

 俺たちは乾杯をして食事を始めた。

 

 

 

「なあ小次郎」

「ん? なんや魔理沙ちゃん」

「お前の仕事って一体なんなんだ? 女の子の下着を見ないといけないってことはまさかそういう……」

「ちゃ、ちゃうちゃう! 服や、服飾関係や」

「服飾?」

「せや、俺あそこで服屋やってんねん」

「へぇ、なんか意外だぜ」

「小次郎の作る服はなかなか評判いいぞ」

「そうよ魔理沙。性格はともかく腕は確かよ」

「翠もたまに服を貰います。結構着心地いいですよ」

「うんうん、職人には最高の褒め言葉やな。魔理沙ちゃんも良かったら作ったんで」

「また今度お願いするぜ」

「てか小次郎、お前なんで服屋なんか始めたんだ?」

「ふっふっふよく聞いてくれた蓮! せやなぁまず俺が服に興味を持ったとこから話そか」

 

 酒が回ってきたのか小次郎が上機嫌で話を始めた。

 

「―っちゅうわけで今に至るんや」

「なんかすごいぜ、人目見ただけでその人がどんな服を着てるかわかるなんて」

「これも長年の修行の成果よ。せやなぁ……魔理沙ちゃん今日はドロワーズじゃないな?」

「なっ!?」

 

 酒が回りすぎたのか小次郎が余計なことを言い、魔理沙の顔が真っ赤になった。

 

「すごいやろぉちなみに形は―」

「小次郎?」

 

 ピシッといった音が聞こえたと錯覚するくらいに幽香の声には温度がなかった。

 

「ま、まあ女の子の下着のこと言うなんて真似はさすがにせえへんけどな」

「ならいいわ」

「ふぅ危ない危ない……ところで蓮、お前なんか魔理沙ちゃんに着て欲しい服ってあるか?」

「そ 、そうだなぁ……魔理沙は何着ても似合うと思うからなぁ」

「なるほど蓮は魔理沙ちゃんの一糸まとわぬ姿、裸が見たいわけだな」

「なっ!?」

「裸!?」

「なははは、やっぱ蓮も男っちゅうわけやな!」

 

 ダメだ完全に悪酔いしてる。てかこいつ何倍目だ? テーブルの上にからの容器が何個も置いてある。

 

「はぁ……そういえば小次郎もし翠が年頃の女の子だったら部屋に忍び込んだ時どうしてたんだ?」

「そらもちろん何枚か下着を拝借するに決まってるやん!……あ」

 

 完全に釣れた。小次郎はしまったといった顔をしているがもう手遅れだ。幽香の顔がみるみる赤くなる。

「ちょっと待て幽香! 口が滑っただけ―」

「問答無用!」

 

 バコォンといった音と共に小次郎は吹っ飛んでいった。




小次郎はやっぱりこうでなくっちゃ!
あ、後翠ちゃんがサラッとお酒を飲んでますが僕の幻想郷では問題ありません。
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