東方恋愛譚 (霧雨魔理沙編)   作:他人丼

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もう9月とは…時が流れるのが早すぎる気がする…


第二十一話

 店がざわめき出した。それもそうだ、成人男性が女性の1発で壁まですっ飛んでいったのだから。

 

「オイオイオイ」

「死んだわあいつ」

「ほう、痴話喧嘩ですか」

 

 様々な声が店の中から聞こえる。

 

「ま、待ってくれ幽香! 口が滑っただけや!」

「へぇ〜口が滑ったってことはそう思ってるのね」

「お、思っとらん……いやちょっと思ってるかも……」

「へぇ〜」

 

 小次郎は酔いが覚めたが焦っていて余計なことを言っていた。

 

「ということは貴方は女性の下着を見たら持ち帰っちゃうわけね」

「そんなこと1回しかしたことあらへんわ!」

「1回はしたのね」

「しもた……」

 

 幽香の表情は鬼も裸足で逃げ出すような感じだった。

 

「一体誰のかしら?」

「言わんぞ! 言ったら殺されてまう!」

「なら死ぬのが今すぐになるわね」

「わ、わかった言う! 言うから!」

 

 小次郎は幽香が本気だと感じ取ったのか隠すことを諦めたたようだ。

 

「と、盗ったんは……」

「盗ったのは?」

「……お前のや」

「え? 私?」

 

 辺りがシーンと静まり返った。

 

「お前がどんな下着着けとるか気になったからほんの出来心で……」

「そ、そう」

 

 小次郎は気づいていないようだったが幽香の顔は真っ赤になっていた。

 

「すまんかった! このとおりや!」

 

 小次郎は地面に額をつけて完璧な土下座をした。

 

「べ、別にもういいわよ」

 

 幽香と小次郎がそんなやり取りをしている間に魔理沙が話しかけてきた。

 

「なあ、蓮……」

「ん? どうした?」

「お前はやっぱり私の……は、裸が見たいのか?」

「え?」

 

 魔理沙がとんでもないことを聞いてきた。

 

「その、蓮にだったら見せても……いいぜ……」

「い、いやさっきのはほんとになんでも似合うって意味で……」

「そうか……別に見たくはないんだな……」

 

 正直に言おう、とてもみたい。

 だがこんなことを言ってしまえば確実に変態扱いされるだろう。

 

「やっぱり私の体は魅力ないもんな……」

 

 魔理沙が悲しそうな顔でそんなことを言わせるほうが良くないと思った俺は

 

「いや、そんなことない。前に見た光景は今でもはっきり覚えているぞ。魔理沙の裸は……その……とても魅力的で素敵だった」

 

 ついに言ってしまった。だがあのときにそう思ったのは事実だ。

 

「そ、そうか……」

 

 えへへと笑う魔理沙の顔を見て顔が赤くなった。もちろん魔理沙の顔も真っ赤だった。

 

「なあ、蓮」

「ん?」

「大好き……だぜ」

「俺もだよ」

 

 2人が甘い雰囲気になっていたら小次郎たちの方からまた争いの声が聞こえた。

 

「そういえば幽香さん。小次郎さん下着を額縁に入れて御神体のように飾ってましたよ」

「え? え?」

「す、翠ちゃん!?」

「それで朝に拝んでました」

 

 翠がケラケラと笑いながら爆弾発言をしている。

 あ、完全に酔ってる。そういえば翠は酔ったら手がつけられなくなるほどイタズラっぽい性格になるのだ。

 

「幽香勘違いや! そんなんはしてない!」

「っー!」

「待てぇ! その握った拳を1回下ろせ!」

「小次郎のバカー!」

「うげぇー!」

 

 今度はボゴォンといった音がなり小次郎はまた吹っ飛んでいった。

 そして他の席に直撃した。

 

「あちゃー」

「これはまずいぜ……」

 

 とりあえず謝りにいこうとしたら聞きなれた声が聞こえてきた。

 

「あー! 私の料理がー!」

「れ、霊夢落ち着きなさい!」

「一旦落ち着くのよ霊夢!」

「これが落ち着いてられる状況ですか! この恨みはらさでおくべきか!」

「れ、霊夢! アリスさんも霊夢を抑えるのを手伝ってください!」

「わ、わかったわ。上海!」

「シャンハーイ」

「はーなーせー!」

 

 なぜだか分からないが常連客の霊夢がいた。

 

「なんであいつがいるんだ?」

「困ったことになったぜ……」

 

 魔理沙は霊夢のことを知っているようだった。

 

「アハハハ!」

 

 それを見ていた翠は腹を抱えて笑っていた。

 

「なんだか面倒なことになりそうだな……」

「同感だぜ……」

 

 後で店の人に呼び出される覚悟をして俺たちは騒いでいる奴らを止めにいった。




最近眠たすぎて寝ても寝ても寝たりないんですけど皆さんこんな経験ありますか?
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