「ちょ、ちょっとちょっとどうなさったんですか!?」
店員が慌てた様子で霊夢たちに話しかけにいった。
「どうもこうもあるもんですか! あいつが机に飛んできて私たちの料理をめちゃくちゃにしたのよ!」
華扇とアリスと上海人形に捕まっている霊夢が小次郎を指さしながら言った。
「ええ!? そんなことって……ほんとだ……」
店員は壁にぶつかってすっかり伸びてしまっている小次郎を驚愕の目で見ていた。
「だから私は被害者よ! 文句ならあいつらに言ってちょうだい!」
「あいつら?」
「向こうの机の男1人、女3人の4人組よ!」
霊夢がこちらを指さしながら言う。
そうすると店員がこっちに向かってきた。
「あのぉ、一体どんなことがあったんですか?」
まっさきに俺に聞いてきた。
それもそうだ。この面子なら普通なら俺がなにかしたと思う。
だが、俺は何もしていないので上手く答えられない。
「えーっとですね……」
「幽香さんと小次郎さんが痴話喧嘩したんですよ! ねー幽香さん?」
「お、おい翠」
まだ酔っている翠が楽しげに答える。
店員はわけがわからないといった感じでアワアワしていた。
「とりあえず弁償のこととかあるんで大将呼んできてもらってもいいですか?」
「は、はい!」
店員にそう告げると店員は足早にこの場所から消えていった。
「はーなーせー!」
店の方はいいとして問題は霊夢の方だ。
食事を台無しにされたことで怒り心頭のようだ。
「霊夢落ち着いて! このままじゃ魔理沙たちの後をつけてたのがバレちゃうわよ!」
「もう完全にバレてると思いますけどね……」
俺たちの後をつけてた?
なぜつけたたかは分からないが1つわかったことがある。
「魔理沙って霊夢の知り合いだったんだな」
「え? ああ、そうだぜ。それより蓮は霊夢のこと知ってるのか?」
「よく買い物しに来るんだよ。ほとんど強奪だけどな……」
「まあ霊夢だしな」
「はーなーせー!」
埒が明かないので俺たちは霊夢たちの所へ向かった。
「一体どうゆうことよ」
「いや、実は―」
なぜ小次郎が吹っ飛んでいったかを一部始終話した。
「―というわけなんだ」
「なるほどね」
「悪いな、霊夢」
「あんたねぇ魔理沙……私のご飯がめちゃくちゃになったのよ! せっかくのご馳走が台無しよ!」
「アリスさんのお金で頼んだんですけどね」
「そんなことはどうでもいいわ、重要なことじゃないのよ」
霊夢は怒りながら俺に話しかけてきた。
「蓮、許しいてあげる代わりにあんたの店の商品1ヶ月格安で私に売りなさい」
「お、おい今でさえ破格で売ってやってるんだ。これ以上安くしたら赤字だ!」
「知らないわ。そもそもあんたたち悪いのよ」
霊夢が無理難題を言い、俺が必死に抵抗していると
「なあ、気になってたんだがなんで霊夢がここにいるんだ?」
魔理沙がそう言い霊夢の顔が引きつった。
「そういえばそうだな。なんでいたんだ?」
「た、たまたまよ!」
なにか怪しい。そういえばさっきアリスが俺たちのことをつけていると言ったことを思い出した。
「そういえば俺たちのことをつけてたって言ってたよな?」
「そういえばそうだぜ」
「う……」
確実になにか隠している。だがそれを俺が分からないでいると
「あっ! 翠わかりました!」
翠が声をあげた。
「翠、どういうことなんだ?」
「ふっふっふ……魔理沙さんきっとあの3人はあなたに嫉妬してたんです!」
ビシィという音と共に翠が言う。
「まず霊夢さんたちは魔理沙さんに恋人ができたことを知ったんです。そこで彼氏いない歴=年齢の3人はどんな男か見てやろうと思い後をつけてたんです!」
「「ぐはぁ!」」
「……」
翠の渾身のボディーブローをくらった霊夢と華扇は床に膝をついた。
アリスだけはなんともなかったようだが大体の察しはつく。
「そして蓮さんがあまりにいい男すぎたからショックを受けた!」
「「「……」」」
おい待て、その反応は俺に効く。
「そういうことですね!」
「くっ……悔しいけど大体そうよ」
その後なぜ霊夢たちが俺たちの後をつけていたかを話し出した。
「―というわけよ」
「なるほどな」
「お前らもなかなか暇なやつだぜ」
「プッ、ククク……」
俺と魔理沙は納得し 幽香が笑い一件落着かと思ったそのとき
「ワシの宿を壊したやつはどいつじゃあー!」
大声を出しながら大将がきた。
今回は幽香がほとんど空気だった←なお小次郎