ファンタジーなヒーロー   作:UFOキャッチャー

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ヒロアカ4期終わりましたね!そして第5期が来ますね!!(∩´∀`)∩やったあ!!


第16話 やっと出番だよ!

     ――地下モニター室――

 

(オ)マイト「それでは最後に機神少年対複数人の戦闘訓練を始めようと思う!!それで機神少年の相

      手なんだが誰か立候補する人はいるかな?」

 

     オールマイトがクラフトの対戦相手をクラフト以外の皆に聞く。すると…

 

爆豪  「俺にやらせろ!オールマイト!!」

 

轟   「俺もやりてぇ…」

 

八百万 「私もよろしいでしょうか?」

 

取蔭  「私もやりたいなー(笑)」

 

     4人の生徒が立候補する。

 

(オ)マイト「うむ!君たち4人か!他にはいないかな?」

 

A組B組 「「「「「………………」」」」」

 

     立候補した4人以外誰も手を上げない。

 

(オ)マイト「いないようだね!では機神少年の相手はこの4人とする!次にルールだが機神少年!何か

      ルールに関する要望はあるかい?」

 

クラフト「そうっすね……じゃあ核を無しにしてもらえますか?」

 

(オ)マイト「……それだけ?」

 

     オールマイトはクラフトの要望が少ないことに少し驚く。

 

クラフト「あと役は(ヴィラン)でお願いします。」

 

(オ)マイト「なるほど…それだけでいいのかい?」

 

クラフト「要望はそれだけですね。なので勝利条件がヒーロー側が俺を確保すること、こっちは

     相手を確保か時間切れでお願いします」

 

(オ)マイト「分かった!君たち4人もいいかね?」

 

     オールマイトが立候補した4人に問いかける。

 

爆豪  「ねぇよ!さっさとやろうぜ!俺がぶっ殺してやる!!」

 

轟   「ああ…」

 

八百万 「異論はありませんわ!」

 

取蔭  「ないよ!」

 

(オ)マイト「よし!では本日最後の訓練をはじめるよ!!5人は準備をするように!!」

 

     いよいよクラフト対複数人の訓練が始まる。

 

     ――ビル5階――

 

クラフト「あ~ドキドキするなあ~(笑)…ではまずは各階にコイツらを配置するか…LBX召喚!デ

     クー!」

 

     シュイイィィン……ウイィンウィン…グポォォン…

 

     クラフトはまずLBXのデクーを100体ほど召喚する。大きな赤いモノアイを怪しく光ら

     せながらデクーは起動する。

 

クラフト「よしデクーよこのビルの至るところに配置せよ!配置したら命令があるまで待機!」

 

デクー 〘〘〘〘〘リョウカイ〙〙〙〙〙

 

     ウィンウィンカシャンカシャン!

 

     無数のデクーはジャンプしながら部屋を出ていく。

 

クラフト「さて後は状況に合わせて動けばいいかな~」

 

     クラフトが準備し終わると合図が入る。

 

(オ)マイト『両チーム準備はいいかな?…それでは屋内対人戦闘訓練開始!!』

 

     いよいよ訓練が始まった。

 

     ――ビル1階――

 

爆豪  「どこだハゲ野郎!!」

 

     走り出そうとする爆豪を八百万が止める。

 

八百万 「爆豪さんお待ちください!」

 

爆豪  「あ˝あ˝?なんだよポニーテール!」

 

八百万 「私は八百万です!それより勝手な行動は控えてください!」

 

爆豪  「ああ!?なんで俺がテメェらに合わせなきゃいけないんだ!?」

 

取蔭  「だってチームじゃん(笑)」

 

爆豪  「んなもんテメェらで勝手にやっとけ!!俺が野郎をぶっ飛ばすんだ!!」

 

轟   「やめろ爆豪…今はそんなこと言ってる場合じゃねぇだろ」

 

爆豪  「黙ってろ半分野郎!!」

 

クラフト『な~にをしているんだ君たちは』

 

     ヒーローチームがビルの1階で止まっているとクラフトの声が響く。

 

爆豪  「この声は!」

 

轟   「どこからだ…」

 

八百万 「まさかこの1階に!?」

 

取蔭  「………!…あれ見て!」

 

     取蔭が指す方向に手のひらに乗りそうなサイズの何かがいた。

 

八百万 「あれは…一体何でしょうか?」

 

取蔭  「なんか小さいロボットっぽいけど…」

 

轟   「あいつの個性か?」

 

爆豪  「はっ!んなことはどうでもいいんだよ!!何してこようが片っぱしからぶっ壊しゃあいいん

     だよ!!」ダダダッ!!

 

八百万 「!!…いけません爆豪さん!」

 

     八百万が爆豪を止めるがもう遅い。

 

クラフト『フハハハハハ!!来いヒーロー返り討ちにしてくれる!!1階フロアのデクーよ!攻撃を開始

     せよ!!』

 

デクー 〘リョウカイ! コウゲキヲ カイシシマス〙ウィィン…ガシャ…

 

     ウィンウィンウィン!…カシャンカシャンカシャン!

 

轟   「なんだこいつら!?」

 

八百万 「恐らく機神さんの個性でしょう!!」

 

取蔭  「んなこたぁ分かってるよ!けど何だこの数!どんだけいるんだよ!!」

 

爆豪  「はんっ!どんだけいようと俺には関係…ねぇ!」ボオンッ!!

 

     爆豪はデクーに爆破攻撃を繰り出す。

 

デクー 〘ウテ!ウチマクレ!!〙〘コウゲキセヨ!!〙

 

     パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパッ!!!!

 

     デクーが4人に対して装備しているマシンガンで攻撃する。ちなみに銃弾はちゃんとゴ

     ム弾である。

 

取蔭  「ちょっー!!いたたたたたっ!!!」

 

八百万 「くっ!相手が小さいから攻撃が当たりにくい!!」ブオンブオンッ!

 

     八百万は創造で鉄パイプを作りデクーに攻撃するが当たらない。

 

轟   「ちいっ!」パキパキパキッ!

 

デクー 〘!?〙〘コウゲ…キィ…ィゥゥ…〙〘……〙

 

     轟が3人が凍らないように調節しながらデクーを氷漬けにする。

 

取蔭  「轟ナイスゥ~」

 

八百万 「助かりましたわ轟さん!」

 

爆豪  「……ケッ!」

 

轟   「ああ…」

 

八百万 「轟さん申し訳ありませんが先頭に立って先ほどのロボットの対応をお願いできます

     か?」

 

轟   「わかった…」

 

     ヒーローチームが対応を考えていると再びクラフトの声が響く。

 

クラフト『いや~おめでとう!なんとか対応できたみたいだね!』

 

八百万 「また声が!どこですの!?」

 

爆豪  「!…そこかぁ!!」ボオンッ!

 

     爆豪が階段の所にいたデクーを捕まえる。

 

クラフト『うわー捕まっちゃった~~(笑)』

 

爆豪  「覚悟してまっとけハゲ野郎!この俺がぶっ殺してやる!!」

 

クラフト『ハ~ハハハ~……やってみろヒー《ボォン!》…』

 

     爆豪は爆破でLBXを破壊する。

 

     ――ビル5階――

 

クラフト「あの程度じゃあんまり足止めにはならないか……後の事を考えて1人ぐらいは減らしと

     いた方がいいな…ドアドア」ギィィ…バタン

 

     クラフトは4人に奇襲をするためドアドアの能力で異空間に入る。

 

     ――地下モニター室――

 

芦戸  「あれ!?機神消えたよ!?」

 

飯田  「小さいロボットのようなものを出したと思えば今度はどこかに消えたぞ!一体どういう

     個性なんだ!?」

 

(オ)マイト「(改めて機神少年の個性は規格外だ…だがそのおかげで私は時間を気にすることなく活

      動できるようになった!…私にできる事は彼にヒーローとは何たるかを教えること!)

      …機神少年の個性については彼が話したいと思った時に聞いてほしい…皆」

 

葉隠  「えっ!?オールマイトは機神くんの個性知っているんですか!?」

 

上鳴  「どんな個性なんすか!?」

 

蛙吹  「今オールマイトが話せないって言ったわ上鳴ちゃん」

 

上鳴  「ええー!でもすげぇ気になるじゃん!!」

 

(オ)マイト「蛙吹少女が言ったように私の口からは言えない。機神少年の個性については一部の関

      係者しか知らない」

 

飯田  「それほど強いというわけですか!?」

 

骨抜  「なるほど…それだけ強いなら簡単に言えない理由も納得ですね」

 

上鳴  「?…どゆこと…」

 

耳郎  「あんたねぇ…それくらい考えられないの?それだけ強い個性ということは(ヴィラン)にもし知ら

     れてしまったら今の生活に危険が増えるってことだよ?ウチらはまだ学生なんだから」

 

上鳴  「なるほど!でも大丈夫っしょー!それだけ強いなら逆に(ヴィラン)が返り討ちにされるんじゃ

     ね(笑)?」

 

耳郎  「あんたの理解力に期待したウチが馬鹿だった…」

 

上鳴  「うぇい!?」

 

葉隠  「上鳴くんはまず頭を鍛えないといけないね!」

 

上鳴  「うえぇい!?」

 

飯田  「上鳴くん!勉強するなら付き合うぞ!」

 

上鳴  「なんで俺こんなに言われるの!?」

 

     理不尽と思う上鳴であった。

 

     ――ビル3階――

 

     各階に配置されているデクーに対処しながらヒーローチームは着実に足を進めていた。

 

     ボオォンッ!!…

 

爆豪  「ちっ!…どんだけいんよコイツらは!!」

 

轟   「攻撃は大したことねぇけが確かに鬱陶しいな…」

 

取蔭  「地味に痛いしね~」

 

八百万 「ですが相手の動きを鈍くする・遅くするという観点では理にかなった戦法ですわ…」

 

爆豪  「んなこたぁどうでもいいんだよっ!!!いくらで出てこようが全部ぶっ飛ばしゃあいんだか

     らよ!!問題はまだあのハゲ野郎が出てきてない事だ…こっちが体力諸々消費してるのに

     対しあっちは対した消費がねぇ…」

 

八百万 「確かにここまで体力はそこまで消費していませんが精神的な面での消費が激しいですわ

     ね。各階ごとの対処に集中力の消費が激しいですわ…」

 

取蔭  「おまけに相手が小さいせいで攻撃は当てにくいから余計に疲れるよ~」

 

轟   「ああ確かに…!?…取蔭避けろ!!」

 

取蔭  「へっ?…」

 

     4人が話し合いをしていると轟が叫ぶ。取蔭は咄嗟の事のため反応できない。

 

     ギイィィィ……

 

クラフト「こんにちはぁっ!!!グワッ!

 

取蔭  「ぎゃあああぁぁぁっ!!!

 

     何もないところから急に現れたため驚愕する取蔭。そしてそのまま口を押えられ体を引

     き込まれてしまう。

 

八百万 「取蔭さんっ!?」

 

爆豪  「待てやっハゲ野郎っ!!!!」ボォンッ!!

 

     爆豪は爆破で加速しクラフトを捕まえようとするが…

 

クラフト「ばいば~~い(笑)」

 

     ギイィィィ…バタンッ!

 

     ブオンッ…スカッ!

 

爆豪  「!?…クソッ!!あのハゲ野郎ぉ!!!!」

 

     ――ドアドア異空間内――

 

クラフト「はい確保っと」

 

取蔭  「くっそー!後ろから急に現れるなんてズルいぞ!!」

 

クラフト「いやーそう言われても今の俺は(ヴィラン)なわけだし…まあいいやこのまま5階に移動する

     ね!」ガシッ!

 

取蔭  「はっ?いやなんで手を握ってちょっ//引っ張るな!//自分で歩けるから!!//」

 

     異空間内を移動し5階に移動する2人。

 

     ――ビル5階――

 

     ギイィィ…

 

クラフト「着いたよ」

 

取蔭  「うっうん//あのさ…いつまで手握ってるわけ//?」

 

クラフト「えっ?ああごめんごめん(笑)」ぱっ!

 

     取蔭に言われようやく手を放すクラフト。ちなみに取蔭の確保宣言はもうされている。

 

クラフト「え~と立ったままじゃしんどいから…(キュブキュブ!)」

 

     クラフトはキュブキュブの能力で床の一部をキューブにして操り、キューブ同士を繋ぎ

     合わせ椅子を作る。

 

クラフト「さっ!どうぞ座って!」

 

取蔭  「あっありがとう…」ぽすっ…

 

クラフト「あ~3人が来るまでまだ時間あるな…お茶でも飲もうか」

 

     クラフトはそう言うとアイテムボックスからお茶が入った水筒と紙コップを取り出し取

     蔭に渡す。そして訓練中にもかかわらずお茶会が始めるのであった。

 

取蔭  「ありがと…あっ美味しい!」

 

     ――地下モニター室――

 

瀬呂  「なんかお茶飲み始めたぞ…」

 

芦戸  「これ訓練中だよね?」

 

峰田  「あいつなに楽しくお茶なんか飲んでんだよお…

 

     血涙を流す峰田

 

耳郎  (手つないでた…)ゴゴゴゴゴ…

 

拳藤  (後で理由(わけ)聞かなきゃ…)ゴゴゴゴゴ…

 

     そしてこちらもまるで噴火前の火山のようになっていた。

 

     ――ビル5階――

 

     取蔭と優雅にお茶を楽しむこと約5分。

 

クラフト「なかなか来ませんね~(某特命係の警部風)」ズズ…

 

取蔭  「なにその喋り方w」

 

クラフト「暇ですからね~」

 

取蔭  「あっはっはっはっww」

 

     取蔭と楽しく話していると物音が聞こえてくる。

 

     ボォン!…死ねぇこのカスどもっ!!

 

     タッタッタッタッタッ……バアンッ!!!

 

     クラフトがいる部屋のドアが乱暴に開けられる。

 

爆豪  「!?…見つけたぞハゲ野郎っ!!」

 

クラフト「それもしかして俺のこと?」

 

爆豪  「てめえ以外に誰がいるんだっ!!!それに分裂女!!なんで呑気に茶なんか飲んでんだっ!!!」

 

     爆豪が色々突っ込んでいると轟と八百万も到着する

 

轟   「見つけたぞ機神」

 

八百万 「道中の借り返させてもらいます!!」

 

クラフト「…取蔭ちゃんお茶のおかわりいる?」

 

取蔭  「いや何か言って返してあげたら?」

 

爆豪  「《イラァッ!!》…随分と余裕だなあっ!!」ボォン!

 

     爆豪は爆破で加速しクラフトに突っ込み攻撃を仕掛ける。

 

クラフト「(ノロノロの能力!)…ノロノロビーム!!」フォンフォンフォン!

 

爆豪  「!?…んだこっれぇぇぇぇはぁぁぁ~(んだこれ動きが!?)」

 

     クラフトは指で狐の形を作り指先からノロノロビームを放射する。ノロノロビームを浴

     びた爆豪は空中で動きがスローモーションのようになる。

 

轟   「爆豪!?」

 

八百万 「爆豪さん!?」

 

クラフト「では……鳩尾にいっぱーーつ!!」ボズンッ!!

 

爆豪  「てぇぇんんnめぇぇぇぇ~なぁぁにぃぃしぃぃぃぃ……」

 

クラフト「取蔭ちゃんこの間にあっちに移動しよう」

 

取蔭  「えっ?…あっうんわかった…ねえこれどうなるの?」

 

クラフト「ああ30秒経てばいろいろ戻るよ。さっ移動移動!」

 

     取蔭の肩を押しながら部屋の奥に移動するクラフト。

 

     ――地下モニター室――

 

切島  「爆豪なんで動き止まってんだ!?」

 

宍田  「なにやらピンク色の光を浴びたらあのようになってしまいましたぞ!」

 

芦戸  「何あれすごーーい!!」

 

峰田  「ピンク色の光……エr《ベチンッ!》…」

 

     何かを言い切る前に蛙吹の舌によるビンタで遮られてしまう峰田であった。

 

     ――ビル5階――

 

クラフト「そろそろ30秒かな~」

 

爆豪  「……やっt《ドムッ!!》…ぐっ!」フオッ…ドシャッ!

 

     クラフトが爆豪の鳩尾に一撃を入れたため後ろに吹っ飛んでしまう。

 

轟   「爆豪大丈夫か!?」

 

八百万 「爆豪さん!!」

 

     吹っ飛んだ爆豪に駆け寄る轟と八百万

 

爆豪  「ゴホッゴホッ!!…クソッ!なんで俺がっ!?」

 

八百万 「………まさか!?…」

 

クラフト「おっ?気づいたかな?」

 

轟   「八百万…どうかしたのか?」

 

八百万 「なぜ爆豪が吹っ飛んだのか…それは時間差によものですね機神さん!」

 

     パチパチパチパチパチパチッ!

 

     部屋に拍手の音が響く。

 

クラフト「いや~ご名答~!その通りでございますよ~(笑)」

 

轟   「時間差って…どういうことだ?」

 

八百万 「先ほどのビームは動きを遅くするだけでなくあらゆるものを遅くするビーム…それは打

     撃によるダメージも…」

 

轟   「そういうことか…お前一体どいう個性だよ?」

 

クラフト「いや~それについてはノーコメントでお願いしますわ(笑)」

 

轟   「そうかなら力ずくでいくぞ!」パキパキパキッ!!

 

     轟が氷で攻撃を仕掛けてくる。

 

クラフト「おおっ!?」パキパキパキィンッ!

 

取蔭  「あぶなっ!?」

 

轟   「早く溶かさねぇと足が壊死しちまうぞ…降参しろ」

 

クラフト「ハ~ハハハ~(笑)この程度どうとでもないわ!(スナスナ!)」シユウゥゥゥ~

 

轟   「なにっ!?」

 

     クラフトはスナスナの能力で凍らされいる下半身の氷に触り、氷の水分を吸い取り氷自

     体をなくしてしまう

 

クラフト「あー冷たかった」

 

轟   「何でもありかよ…」

 

クラフト「もう終わり?」

 

八百万 「今度は私の番ですわ!はああああ!!」ダダダッ!

 

     八百万は個性の創造で長めの鉄パイプを作りクラフトに攻撃を仕掛ける。

 

クラフト「取蔭ちゃんここは危ないからあっちの隅にいてくれる?」

 

取蔭  「りょーかーいw」

 

八百万 「はああああ!!」ブオンッ!

 

     八百万は野球のスイングのように鉄パイプを振る。鉄パイプがクラフトに迫るがクラフ

     トは防御をする素振りを見せない。そしてその鉄パイプはクラフトの上半身を切り離

     す。

 

八百万 「えっ?……体が…ああっ機神さん!大丈夫ですか!?」

 

クラフト「大丈夫大丈ー夫!心配しなくても大丈夫よ個性だから(笑)」

 

八百万 「そっそうでしたか……個性!?」

 

クラフト「遅いわ!!バラバラフェスティバル!!パカラララ~ン!!

 

     クラフトは体を分割させ空中に浮遊する。バラバラになったことに取蔭が突っ込む。

 

取蔭  「おいー!私と個性被ってんじゃねーか!!」

 

クラフト「世の中というのは理不尽がいっぱいじゃきぃ…」

 

取蔭  「意味わからんわ!!」

 

クラフト「文句は後で聞きますので…ご覚悟!バラバラアタック!!」ヒュッヒュッヒュッ!!

 

     クラフトは分割した体を操り八百万に攻撃する。

 

     ドガガガガガガガッ!!!

 

八百万 「くっ!がっ!!ああああっ!!」ガクッ…

 

     八百万は激しい攻撃のあまりその場に膝をついてしまう。

 

クラフト「ではテープを…「やらせるかっ!」!?っとお!!」

 

八百万 「轟さん…はぁはぁ…」

 

轟   「立てるか八百万?」

 

     八百万に確保テープを巻こうとした瞬間轟が拳で攻撃し巻き損ねるクラフト。

 

八百万 「すみません…ダメージが思ったよりあって…爆豪さんは?」

 

轟   「爆豪ならもうすぐ回復する」

 

クラフト「あらら…こりゃふざけてはいられないね…」

 

轟   「今まで本気じゃなかったのかよ…」

 

クラフト「半分は真面目にやってたよ…」

 

爆豪  「ますますムカつく野郎だなテメェは…」

 

八百万 「爆豪さん!」

 

轟   「爆豪立てるか?」

 

爆豪  「誰に言ってやがる半分野郎!そいつをぶっ飛ばすのはこの俺だ!!」

 

     爆豪は若干フラつきながらも身体を起こす。

 

クラフト「お~流石タフネス!さぁどうしたヒーロー共!相手はたった1人だぞ!!」

 

轟   「この野郎…」

 

爆豪  「その減らず口すぐに黙らしてやらぁ!!」ボォン!

 

     爆豪は再び爆破で加速しクラフトに攻撃を仕掛ける

 

八百万 「いけません爆豪さん!また先ほどの光を!!」

 

クラフト「フハハハハッ!!その通りだノロノロビィーーム!!」フォンフォンフォン!

 

爆豪  「2度もくらうかよ!!」ボッボンッ!

 

     爆豪は爆破で軌道変更しノロノロビームを回避する

 

クラフト「Oh…マジかよ…流石才能マンだな!」

 

爆豪  「うるせえ死んどけええ!!」

 

     ボオオォォンッ!!!

 

     ノロノロビームを回避した爆豪はクラフトに爆破攻撃を容赦なく浴びせる。

 

轟   「っ!……威力強すぎやしねえか?」

 

八百万 「確かに強すぎると思いますが…」

 

爆豪  「はんっ!ハゲ野郎にはこのぐらいでいんだよ!!」

 

クラフト「もう少し優しめでもいいんじゃないかな~?」

 

     煙が晴れるとそこには体にいくつかの穴が開いたクラフトが立っていた。

 

八百万 「なっ!?」

 

轟   「体に穴開いちまってるけど大丈夫なんだろうな?」

 

爆豪  「良く似合ってるぜハゲ野郎!」

 

クラフト「そのハゲ野郎って言うのやめてくれないかな~」シユウゥゥ…

 

     クラフトはそう言いながら体の穴をふさいでいく

 

爆豪  「やっぱノーダメか…」

 

クラフト「そっちの攻撃は終わりかな?なら今度は…俺のタァァァン!!」

 

轟   「来るぞっ!」

 

爆豪  「させるかよっ!!テメェのターンはねえんだよ!!」ダッ!

 

八百万 「爆豪さん迂闊に近づいてはっ!!」

 

爆豪  「あ˝あ˝っ!?」

 

クラフト「その通りだ…言っただろうこちらのターンだと…」バチバチバチッ…

 

     クラフトの体に雷光のように光り電気が体に走る。

 

爆豪  「(なんだ体が光って!?)…だが関係ねえ!何かする前にぶっ殺しゃあいんだっ!!」

 

クラフト「出力制限…雷銃(ライガン)!!」バリリリッ!!!

 

爆豪  「あっ?……ガあっ!!?BZZZZZZZ!!!

 

     クラフトはゴロゴロの能力を発動させ爆豪に雷撃を食らわせる。

 

     雷銃(ライガン)

     ゴロゴロの能力で使う技の1つであり出力を制限し相手を気絶させる技。ようはスタン

     ガンみたいな技である。

 

轟   「爆豪っ!!?」

 

八百万 「爆豪さんっ!!?」

 

     ドサッ……

 

クラフト「ほい確保っと!…あと2人だけど実質1人か」

 

(オ)マイト『爆豪少年確保ーーー!!!』

 

八百万 「その言い方は少し心外ですわね…」

 

クラフト「客観的事実を述べただけ…だっ!!(ヤミヤミの能力)闇水(くろうず)!!」ズオオオオッ!!

 

轟   「なっなんだ体がっ!!?」

 

八百万 「轟さんっ!?」

 

     クラフトはヤミヤミの能力を発動させ轟の体を引き寄せて轟の首を掴む。

 

     ガシッ!!

 

クラフト「ゼハハハハっ!!油断したな轟!」

 

轟   「それはどっちだ?俺の攻撃見てなかったわけじゃねえだろ……!?(出ねぇ!?どういう…)…」

 

クラフト「なんで個性が出せないか…わかるか轟?」

 

轟   「……テメェの仕業か…」

 

クラフト「闇とは引力!全てを引きずり込む力でありそれは光も逃さない!この闇は個性に対し無効

     化の力がある!まあ全てじゃないけどな(笑)」

 

轟   「そうかよ…わざわざ解説ありがとう…なっ!」フッ!

 

     轟はクラフトの顔にパンチを繰り出すが…

 

     ボフォンッ!

 

轟   「なっ!?けむr…ぐふっ!!?」ズドムッ!!

 

クラフト「(モクモク発動しといてよかった~)…備えあれば何とやら~ってね(笑)あと確保~」

 

     轟がクラフトの顔が煙の様に霧散したことに驚いた隙をついて確保するクラフト。

 

(オ)マイト『轟少年確保ーーー!!!』

 

クラフト「あとは八百万だけになったね…どうする?」

 

八百万 「意地の悪い質問ですわね…いまの私を見てそのような事を聞くなんて」

 

クラフト「では確保しますか…」

 

     自身の攻撃のダメージで動けなくなった八百万に近づく…

 

     ガシャンッ!!

 

八百万 「油断対敵ですわ機神さん!!」

 

クラフト「おおっ手錠だとっ!?」

 

八百万 「このまま確保させていただきますわ!!」

 

     八百万に確保テープを巻こうと近づくと逆に創造で作った手錠をかけられてしまうクラ

     フト。

 

クラフト「それはお断りするは…(イトイト…)」シュッ!

 

八百万 「《グンッ…》…かっ体が!?」

 

クラフト「いや~惜しかったね~…はい確保っと!」

 

     イトイトの能力で八百万の体を動けなくし確保テープを巻くと訓練が終了する。

 

(オ)マイト『(ヴィラン)チーム…WIIIIIIIIIIN

 

クラフト「おっしゃぁー!勝った終わったー!!…取蔭ちゃん終わったよー」

 

取蔭  「はいお疲れ~…ねえなんでちゃん付けなの?」

 

クラフト「あ~……なんとなくノリ的な?感じかな」

 

取蔭  「ふーん…(ノリ…ねぇ)」

 

クラフト「もしかして嫌だった?」

 

取蔭  「いんや~今後もそう呼んでくれんのかな~って」

 

クラフト「そっちがいいならそう呼ぶけど?」

 

取蔭  「じゃあ今後もそれでお願いねw」

 

クラフト「わかったよ取蔭ちゃん!」

 

取蔭  「ありがと~//」

 

     少し顔を赤くしながらお礼を言う取蔭であった。

 

     ――グラウンドβ出入口――

 

     地下モニター室で講評をした後グラウンドβの出入り口でオールマイトが締めの言葉を

     言う。

 

(オ)マイト「みんなお疲れ様!!大きな怪我もあったが皆最後まで真摯に取り組んだ初めての訓練に

      しちゃ上出来だぜ!!」

 

A組B組 「相澤先生の後だから…なんか真っ当すぎて拍子抜けというか…」「確かに…」

 

(オ)マイト「真っ当な授業をするのも私たちの自由さ…では私は戻るので君たちも着替えて教室

      に…」

 

 

「お戻りー!!!」

 

     

バヒューーン!!!

 

(オ)マイト(爆豪少年…自尊心の塊…膨れ切った心ほど脆いもの…先生としてしっかりとカウン

      セリングしないと!!)

 

     オールマイトが去ったあと生徒たちも着替えるために動き出す。

 

クラフト「さ~て早く着替えるか「クラフト…」…ん?」

 

耳郎  「……」

 

拳藤  「……」

 

クラフト「おー響香に拳藤!訓練お疲れ様!」

 

耳郎  「おつかれ…ねぇ訓練のとき取蔭となんで手つないでたの?」ゴゴゴゴ…

 

クラフト「……えっ?」

 

拳藤  「手を繋ぐ必要あったのかな~って思ったんだよね~」ゴゴゴゴ…

 

     2人とも目が笑っておらず身の危険を感じるクラフト。

 

クラフト「(なんかやばい…)えっえ~と…別に深い意味はなくてですね!取蔭ちゃんの…」

 

耳郎  「取蔭ちゃん?」

 

クラフト「……( ˘ω˘ )」

 

拳藤  「なんでちゃん付けしてるの?」

 

     耳郎と拳藤に問い詰めれている所に取蔭がやってくる。

 

取蔭  「機神おつかれ~!…ありゃお取込み中だった?」

 

拳藤  「取蔭ちょうどよかった…なんでアンタ名前にちゃん付けで呼ばれているの?」

 

取蔭  「えっ?ああそれは…!…」

 

     理由を答えようとするが途中で何かを思いつく取蔭。

 

耳郎  「それは?」

 

取蔭  「そりゃあ…あんなことがあれば呼び方だって//…」くねっくねっ

 

クラフト「ゑっ!?」

 

     体をくねらせながら答える取蔭にフリーズするクラフト。

 

耳郎  「ちょっとどういう事かな?

 

クラフト「取蔭さん何を言って…(;^ω^)」

 

拳藤  「機神…おこらないから正直に話してみ…ほら

 

クラフト「……三十六計逃げるに如かず…御免!!」ダダダダダッ!!

 

耳郎  「あっ待てクラフト!!」ダダダダダッ!!

 

拳藤  「待て機神!!」ダダダダダッ!!

 

取蔭  (にっひっひ~ガンバレ機神~(笑))

 

     どんなに強い個性を持っていようともこれには対処できないクラフトであった。

 

(オ)マイト「はっ!?もう時間は気にしなくていいんだった!!私したことが忘れていた!!ハ~ハッ

      ハッハッ!!」

 

 

 

 




ミルコどうなるんかな…_(:3 」∠)_

第16話いかがだったでしょうか?

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