Ⓑブロック2回戦最後の試合。芦戸VS飯田の試合は飯田が開始直後にレシプロバーストを使い芦戸の後ろに回り込む。そしてそのまま両肩を掴み場外へ向けて押し出したことによって飯田が3回戦へ進出した。
(プ)マイク『飯田秒殺!さあこれで準決勝へ駒を進めた4人が出揃ったあっ!Ⓐブロック準決勝は緑谷VS爆豪!!Ⓑブロック準決勝は機神VS飯田となったぜ!!さあここからさらに盛り上がるぜアーユーレディ!!?』
観客「「「「「ワアアアアアアアッ!!!」」」」」
決勝に近づくにつれてスタジアムのボルテージがどんどん上がっていく。
(プ)マイク『それじゃあⒶブロックの準決勝を始めていくぜっー!!その身に宿すパワーと炎で立ちはだかる相手を打ち破ってここまでやって来た!ヒーロー科緑谷出久!!』
緑谷「………」
(プ)『
爆豪「………」
幼い頃からの幼馴染同士だが、その2人の間に流れている空気はピリピリとしていた。
(プ)マイク『両雄ステージに立つ!さあこれ以上何かを言うのは野暮ってもんだ!始めていくぜぇ!レディィィ…START!!』
そしてプレゼントマイクによって試合が開始されたのであった。
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緑谷のOFAと炎の個性で爆豪は爆破の個性、どちらも強力な個性である。試合の中盤までは両者接戦だった。しかし緑谷の炎の個性の隙をついた爆豪が流れを掴み勝利した。
(プ)マイク『白熱した接戦だったが勝利を掴み取ったのはヒーロー科A組の爆豪ーー!!Ⓐブロックを制し決勝へ進出ぅー!!さあⒶブロックが終わったからⒷブロック最後の試合を始めるぜぇぇ!!』
観客「「「「「ワアアァァァァ!!!」」」」」
(プ)マイク『その足はどこまで加速する!?圧倒的スピードで相手を圧倒!!ヒーロー科飯田天哉!!』
飯田「勝たせてもらうぞ!機神くん!!」
(プ)マイク『
クラフト「もはや紹介分が質問になってる…っとそうはいかないね委員長!」
飯田「(相手はあの機神くん…油断などできない!)」
(プ)マイク「準備はいいか2人とも!?それじゃあいくぜぇ!レディィィ…START!!」
プレゼントマイクが試合開始の合図と同時に飯田はクラフトに仕掛ける。
(プ)マイク『飯田速攻ー!!相手に何かさせる前に終わらせる気だああ!!』
相澤『確かに相手が
クラフト「っと変身してる暇はないな…(オペオペの能力)…ROOM!!」ブウゥゥン…
飯田「―っ!あれは確か…!」
クラフトが右手を前に出すとそこを中心に薄い青色のドームが形成される。
クラフト「シャンブルズ!!」
飯田「むっ!?」
クラフトがそう言うとクラフトと飯田の場所が入れ替わる。
飯田「おっ!ととと!!やはり場所を入れ替えるやつだったか!!」
(プ)マイク『飯田!突然場所が入れ替わるも冷静に対処するーー!!こんなのやられたら俺は普通にテンパるぜー!!っと飯田との場所を入れ替えたすきに機神は姿を変えるぅぅ!!!』
クラフト「(変身、LBXナイトメア!)…やっぱ場所を入れ替えたくらいじゃダメか」
飯田「(八百万くんとの試合で使用したロボットの雰囲気に似ているが見た目が違う…)もしやと思うが…スピード勝負をするつもりか、機神くん?」
クラフト「ダメかな?委員長」
飯田「…いや、望むところだ!機神くん!!」
飯田はそう言うと再びエンジンをふかしクラフトに勢いよく向かう。
クラフト「ありがとう委員長!!」ガシャシャシャシャ!!
飯田「(速い…!!)だが!」
飯田が得意の蹴りの間合いに入るとすかさずクラフトに向かって蹴りを繰り出す。しかし、LBXナイトメアの反応速度をもってクラフトは飯田の蹴りを容易く躱す。一発目を交された飯田は隙を与えず蹴りを繰り出すがことごとく躱される。
飯田「俺の蹴りをこうも躱すとは…流石だ機神くん!」
クラフト「いやいや、その蹴りなかなか怖いよー?」
飯田「もやは出し惜しみはしてられんな…」
クラフト「―!(レシプロか…いけるか…?)」
飯田「レシプロ…バースト!!!」DRR!!!
レシプロバースト…トルクの回転数を操作して爆発的な加速を生み出す技。その速度は脅威的である。
クラフト「っ!はや―!」
クラフトがそう思った次の瞬間には、飯田の右足の蹴りがクラフトの頭に直撃した。
飯田「ふっ!!」
ゴッ!!
クラフト「っっっ~~!」
――観客席(A組)――
瀬呂「もろに入ったぞ!」
尾白「あの機神に一発入れるなんて…!」
上鳴「こりゃ番狂わせあるか!?」
クラフトに一撃を食らわせたことによりざわつく観客席。しかし、飯田が二発目の蹴りを繰り出しクラフトに当たろうとしたそのとき…
飯田「このまま決め――!?」
ガシっ!!
クラフト「痛って~~!、避けれると思って余裕かきすぎた…まさに油断大敵」
飯田「くっ!」
クラフトに止められた片方の足をクラフトの手から引き剥がし、一旦後ろに下がり再びクラフトに攻撃をしようと超加速で接近するが…
クラフト「今度はこちらのターン!!」
飯田「なにっ!?」
飯田が驚くとクラフトは飯田と同じように加速を始める。その速度はどんどん上がっていき、やがて八百万のときと同じように分身が現れる。しかし、その分身は1つ違うことがあった。それは分身が加速によって生まれた本物の分身であるということ。
(プ)マイク『機神!八百万との戦いで見せた分身をここで発動ーー!!しかもその数は3体ではなく5体だとぉぉぉ!!?』
飯田「(あと5秒…!)ヌウゥゥ!!」
クラフト「捌ききれるかな!」
クラフトは飯田のレシプロバーストを超える速度で分身を形成しながら接近する。それを飯田はレシプロバーストを用いた蹴りで対処しようとするが、焼け石に水と言うように自身に近づいたクラフトを蹴るもそれは分身。そしてクラフトの本体に攻撃を当てられぬままレシプロバーストの使用時間が経過してしまう。
プスン…
飯田「しまっ…!!」
クラフト「どうする委員長?いや、飯田」
クラフトはナイトメアの標準装備武器であるロッドを飯田に突きつける。
飯田「くっ…降参だ…!」
(ミ)ナイト「飯田くん降参!機神くん決勝戦進出!!」
(プ)マイク『機神!圧倒的速度で飯田を翻弄し勝利を掴み取ったァァァ!!!さあこれで決勝の役者は揃ったァ!!決勝戦は爆豪VS機神!!果たして栄光の優勝はどっちが取るのか!?15分の休憩ととったら始めるぜ!!気合い入れてけぇーー!!』
観客「「「「「ワアアアアアアア!!!!」」」」」
決勝戦へ駒を進めたクラフト。相手は才能マンの爆豪。果たして勝利の女神はどちらに傾くのであろうか。