自分がツインテールの可愛い女の子だと妄想して日々の出来事を日記に書いていたら、転生して本当にツインテールの可愛い女の子になってしまった件   作:とんこつラーメン

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完全な見切り発車な作品でしたが、なんとか私の中でこの作品の方向性が纏まりました。

取り敢えず、ノリに任せて行っちゃう事にします。






そげなアホなっ!?

 前回のあらすじ。

 

 私、主人公(笑)の莱鞭緒理香!

 前回、ウチのキチガイ科学者であり保護者でもある束によって、私は寝ている間にニンジンロケットに乗せられてIS学園に飛ばされてしまったの! ヘテペロ♡

 そして、幼馴染の姉である千冬さんにレイプされそうになったのよ!

 急いで部屋から脱出して、山田先生に助けて貰って、その後に食堂で事情を話すと同時に状況確認をして、私は明日ある入学式に備えて、先に学生寮へと入る事になったのよ!

 

 …………ごめんなさい。流石にもう限界だわ。マジで勘弁して、作者様。

 

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 用意された部屋に入ってのんびりしつつ、私は改めて現在の状況を確認する。

 まず、私は束によってIS学園に向かわされて、そして千冬さん達と遭遇、その後に先に入寮をして今に至る……と。

 現在の所持品は……。

 

「私の着ているパジャマと下着。さっき、千冬さんがしれっと持ってきていたロケットのシートの下に格納されてた数着分の私服と下着と財布。最低限の筆記用具に自分のスマホ。それから、私用にサイズを合わせた学園の制服。そして……」

 

 机の上に分厚い本が沢山重ねられている。

 普通の感性なら、見ているだけでゲンナリするだろう。

 私も、今までは文字でしか知らなかった物体を直に見せられて、かなり気が重くなっている。

 

「山田先生に貰った教科書多数とノート……か。これ、ちゃんと持っていけるのかな……」

 

 重量に負けて倒れたりしないだろうな……?

 

「教科書と一緒に貰ったこの鞄。この体には少し大きいよな……」

 

 学園の指定鞄自体は私もよく知っている高校の革製の鞄だ。

 けど、これをこの体で手に持っていくのはかなり困難になる。

 どうにかして打開策を……あれ?

 

「この鞄、よく見たら外付けのベルトで背負えるように出来るのか……」

 

 この辺も変わりないんだな。

 でも、私的には朗報だ。これなら私でも重い教科書を入れて持っていくことが出来る。

 

「で、一番の問題はコレ…だよな」

 

 いつの間にか私の腕に装着されていた、どこかで見たことがあるような腕輪…というか、ガントレット…なのかな?

 兎に角、私はこんな物を身に着けた覚えは全く無い。

 とすれば、間違いなく束が私を学園に送る際に装着した代物に違いない。

 

「ISの待機形態……なんだよね、コレ……。さっきは私もテンパってて言うのを忘れてたけど、明日にでもちゃんとコレの事を報告しなくちゃいけないよな」

 

 報告、連絡、相談はどんな時も非常に大切な事なのだ。

 皆も絶対に忘れるなよな!

 

「報告する前に自分で調べたいけど、この部屋にはパソコンの類は無いし、私のスマホに繋げたくてもケーブルとか持ってきてないし……」

 

 見事な八方塞。

 流石にこればっかりはどうしようもない。

 

「まだ朝だし、な~にをして過ごせばいいのかしらん?」

 

 結局、この日は一日中、ベットに寝転びながらスマホを弄っていたり、適当に昼寝をしたり、備え付けのテレビを見てたりしてた。

 食事に関しては、まだ私は入学したわけじゃないから学生用の食堂を使うのは拙いんじゃないかと言う事で、仕方なく教職員用の食堂を使わせて貰った。

 その際、色んな教員さん達にもみくちゃにされかけたのは言うまでもない。

 なんとか山田先生に助けて貰って難を逃れたけど、その代わりに千冬さんが山田先生に対して対抗意識をメラメラと燃やしていた。

 

 にしても、前世以来の一人部屋だけど、一人で過ごす部屋ってこんなにも広くて寂しんだな……。

 

 

 

 

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・・

 

 

 

 

 何事も無く次の日を朝を迎えられた。

 なんでそんなにも警戒するのかだって?

 初日の事をもう忘れたのかい……?

 部屋の鍵はバッチリと閉めてから就寝したのぜい。

 

 コンコン

 

 ベッドから起きて歯を磨き、制服を着ながら出かける準備を整えていると、急に部屋の扉をノックする音が聞こえてきた。

 恐らく、山田先生が迎えに来てくれてたに違いない。

 

「は~い。もう少しだけお待ちを~」

 

 櫛で髪を梳いてから纏めて、真っ赤なリボンでツインテールに結ぶ。

 何があっても、これだけは絶対に譲れない。

 ツインテールこそが今の私の存在意義(レゾン・デートル)なのだから!

 

 最後に、戸締り&持ち物を指差し呼称で再確認!

 

「窓よし! ガスよし! テレビよし! カーテンよし! そして、髪よし! 鞄よし! 携帯&財布よし! トドメに……」

 

 自分の右腕に目線をやる。

 『び』で始まって『き』で終わりそうな物体があるが、今だけはまだ深く気にしない事にする。

 

「コレもよし。お待たせしました~」

 

 鞄を背負ってから鍵を開け、扉を開けた先に待っていたのは……。

 

「おはよう緒理香! 私達二人の新たな門出に相応しい朝だな!」

 

 ある意味で私の天敵である千冬さんでした。

 スーツをビシッ! っと着こなしている姿は純粋にカッコいいのに、その言動が全てを台無しにしている。

 俗に言う『残念美人』とは、この人の為に生まれた言葉だと思う。

 

「………すいません。人違いでした」

「緒理香っ!?」

 

 被害を受ける前に急いで扉を閉めようとすると、脚を割り込ませてきやがった!

 クソッ……! 相変わらず、身体能力はチートなんだから!

 

「恐らくは真耶が来るのを期待していたんだろうが、アイツは入学式の最終準備に追われてココには来てないぞ」

「なん……だと……!」

 

 そ…そんな……私の癒しである山田先生が来てないなんて……。

 

「それにしても、学園の制服を着た緒理香の可愛さは反則級だな! 昨日は見れなかったツインテールと相まって、素晴らしいの一言に尽きるぞ! それでこそ私の嫁だな!」

「誰がアンタの嫁ですか……!」

 

 うぎぎ……! 私の小っちゃい体じゃ完全にパワー負けする……!

 

「フン!」

「うにゃっ!?」

 

 千冬さんが一瞬だけ力を緩めて、次の瞬間に全力で扉を開いた事で私の体が軽く飛ばされるが、倒れる前に千冬さんにキャッチされた。

 

「やっと捕まえたぞ。さぁ、一緒に朝食を食べた後に私が入学式の会場まで案内してやろう」

「い…いや、会場案内はともかく、朝ご飯ぐらいは一人で食べれる……」

「初日から遅刻をするわけにはいかんからな! さぁ行くぞ!」

「ちょっとぉっ!? なんでお姫様抱っこするんですかねっ!? 一人で歩いて行けるんですけどっ!? つーか、普通に恥ずかしいから止めて~!!」

 

 その後、千冬さんとずっとくっついたままの状態で朝ご飯を食べる羽目になりましたとさ。

 トホホ……チートには敵わないよ。

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 原作でも入学式の描写は一切されてなかったから、どんな風なのかと思っていたけど、割と普通の、私や皆が良く知っている入学式だった。

 違う所があるとすれば、原作キャラいる事か。

 どうやらというか、案の定と言うか、私は一年一組に配属されるらしく、私と同じ列には箒やセシリア・オルコットの姿が見えた。

 向こうは私の事には全く気が付いていなかったみたいだけど。

 全てはこの体が小さいせいだよな……。

 

 少し離れた場所には更識簪の姿も確認できた。

 多分、彼女がいる場所こそが4組の列なんだろう。

 

 ここまではいい。全く問題は無い……けど……。

 とんでもない問題がここに来て発生していた。

 

(なんで……どうして……一夏の姿がどこにも見当たらない(・・・・・・・・・・・・・・・)?)

 

 アイツは一種の特異点だ。

 女子の集団の中に男が一人紛れていれば、それだけで相当に目立つ筈。

 それなのに、そんな風な様子が全く無いどころか、この場にいる気配すらない。

 なんで……どうして? そんな訳は無いのに。

  この場には一夏がいないとおかしいのに(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

(いや……ちょい待てよ? 確か私、昨日は部屋のテレビでニュースを見てたよな? 見てたけど……)

 

 一夏に関するニュースが一切無かった(・・・・・・・・・・・・・・・・・)…!

 

(なにコレ……猛烈に嫌な予感がするのは気のせい……だよね……?)

 

 冷や汗を流しながら俯いていた私は、壇上に更識楯無が上がっていた事にも気が付かず、そのまま入学式を終えた。

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 入学式が終わると、そのまま自分達の教室まで行ってから、各々の顔合わせの後に授業が始まる。

 私の記憶が正しければ、IS学園の授業数はかなり多くて、入学式の日から飛ばしていかないと間に合わないらしい。エリートってのも考えものだな。

 

 で、私も皆と同じように教室に来てるんだけど……。

 

「ねぇ……あの子、どう見ても小学生だよね?」

「まさか……飛び級ってやつ?」

「え? あれって実際にあるの?」

「いや、分かんないけど……」

 

 こうして、このロリボディのお蔭で見事に目立っております。

 あの子達の気持ちも分かるんだけどな。

 私だって、向こうの立場になれば同じようにひそひそ話をしていたに違いない。

 

 そんな中でも、最も私の事を見ていたのは、窓際の一番前の席にいる箒だった。

 

(そんなにも驚いた顔で見なくてもいいだろ? 言いたい事があるなら、こっちきてから話そうぜ?)

 

 いや、そこまで言うんならコッチから行けよって話ですよね。はい。

 でもね、私だってこの視線のレーザーマシンガンを浴びながら席を立つ度胸は無いんですよ。ヘタレなロリっ子でごめんね?

 

(列の一番後ろにいるセシリアも、なんかこっちを凝視してるんですけど……)

 

 あの子に関しては、マジでなんで私の事を見てるの?

 イギリスでは私みたいなロリータ体系の同年代の女子がいないのかな?

 いや、あの発育の良さから考えていないんだろうな……クソ……!

 

 だけどね、それ以上に問題視している事が私にはあるのよね。それは……。

 

(どうして私の席が原作の一夏の席と同じ位置にあるのかしらねっ!?)

 

 教壇の目の前にある席。

 ここは本来なら皆大好き織斑一夏が座る席でしょうっ!?

 なのに、どうして私が座ってるのっ!?

 それと、いつになったら一夏は教室にやって来るんだよっ!?

 もうすぐ最初のHRが始まっちゃうぞ!

 

「皆さん、ちゃんと揃ってますね~。それじゃ、早速一学期最初のSHRを始めますよ~」

 

 ほら~! 言ってる傍から来ちゃった~!

 山田先生が教室にやってきたし~!

 

「私は山田真耶、この一組の副担任を務めています。これから一年間、よろしくお願いしますね」

「お願いしま~す」

 

 ……あれ? なんで誰も返事しないの?

 私だけが返事してしまったせいで、おかしな空気になったじゃないのよ~!

 

「き…気にしない方がいいですよ?」

「うぅ……ありがとうございます。莱鞭さん……」

 

 私の事は嫌いになっても、山田先生の事だけは嫌いにならないでください!

 何があっても、私だけは山田先生の味方ですからね!

 

「そ…それじゃあ、出席番号順に自己紹介をしていってください。まずは……」

 

 入学式直後のお約束。皆の自己紹介が始まった。

 ある意味、ここで全てが決すると言っても過言じゃない。いやマジで。

 

(結局、最後まで一夏はやって来なかったな……。もしかして、どこぞのオリ主みたいに千冬さんに連れられて遅れてやって来るパターンか?)

 

 その可能性も否定出来ないな。

 この場面だけでも無数のシチュエーションがあるんだから。

 

「……鞭さん? 聞こえてますか? 莱鞭さ~ん?」

「ふぇっ!?」

 

 考え事をしている間に、私の番になっていたらしい。

 山田先生が心配そうにこっちの顔を覗いてる。

 けど、順番回ってくるの早くない?

 『あ』から『ら』って、端から端じゃん。絶対に私が一番最後でしょ。

 それなのにもうって、どれだけ薄い自己紹介してんだよ。

 

「え…えっと……」

 

 ヤヴァイ。全く内容を考えてきてなかった。

 ここは適当に言っておくか……。

 

「ら…莱鞭緒理香でしゅ!」

 

 か…噛んだ! よりにもよって、この場面で!

 私は一体何処の陰キャだっつーの!

 

「よ…よろしくお願いしましゅ……」

 

 また噛んだし~! 今日だけで何回噛めば気が済むんだ私は~!

 

「えっと……それだけですk……」

「うぅぅ……(泣)」

「あ。もう座っても大丈夫ですよ?」

「どうも……」

 

 よかった! 流石は私が尊敬する山田先生だ!

 私の発する『これ以上は限界だ』オーラを感じ取ってくれたんだな!

 

 私の自己紹介が終わった直後、いきなり教室の扉が開かれて一人の女性が入ってくる。

 もう言わなくても分かるよね? そうだよ。我等が担任の織斑千冬大先生だよ。

 

「なんだ。もう緒理香の自己紹介は終わってしまったのか。残念だな」

「織斑先生。会議はもう終わられたんですか?」

「まぁな。一刻も早く緒理香に会いたくて早歩きで来てしまった」

 

 走ってはいないんだ……。

 地味に校則を守ってるのがなんとも『らしい』人だ。

 あ、そうだ! この人なら何か知ってるかもしれない!

 

「あ…あの……織斑先生?」

「なんだ緒理香。別に学校だからって他人行儀にしなくてもいいんだぞ? 私とお前の仲じゃないか。遠慮無く、いつも通りに『千冬さん』と呼んでくれて構わんぞ?」

「「いや、流石にそれは……」」

 

 私と山田先生がハモった。

 これは地味に嬉しい。

 

「一夏はまだ来てないんですか?」

「は? なんでココで一夏の名前が出てくる?」

「いやだって、一夏がISを動かして、それでここに入学したんじゃ……」

「何を言ってるんだ?」

 

 次の瞬間、千冬さんの口から放たれた言葉は、私の心を吹き飛ばすには充分すぎる威力を持っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男の一夏がISを動かせる訳がないだろう(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)?」

 

 

 

 

 

 




早くも原作突入ですが、なにやら怪しい雰囲気に?

さてはて、これからどうなる事やら。
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