今回は短いです。ほぼダイジェストみたいな感じになってしまった。
ちょっと、時間がなかったので凄く短いですがよろしくお願いします!
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「おい、由紀起きろ。そろそろ行くぞ。」
「ううん・・・まだ夜だよー。」
「こら、おバカちゃん。夜だから行動するんだろ。もう決めたこと忘れたのか?」
「・・・そうだった。」
作戦開始時刻に近づくにつれてめぐねえ、悠里、胡桃と起きてきたが由紀だけまだ寝ていたのでゆすって起こしてやると寝ぼけ眼をこすりながら「まだ夜だよ」と言ってきたので、軽く額にチョップをぼけている頭を叩き起こした。
「よし、これで皆準備完了だな。とりあえず、先頭にオレと胡桃次に悠里と由紀、最後尾にめぐねえ頼みます。」
「分かったわ。」
「ううー、今更になって緊張してきたよ・・・。」
「大丈夫だろ?拓海の言う通りグラウンドを見てみたが昼より圧倒的に量が少ない。これなら校内にいる奴らの数もたかが知れていると思う。」
「でも、油断はしちゃだめよ。」
各自、荷物を持ったり、武器――胡桃はシャベル、オレは木刀、めぐねえはモップ――を持ちドアの前まで歩いて行った。
「制圧が目標だが、第一は自分たちの命だ。絶対に死ぬんじゃーねーぞ・・・と言ってもお前らは全員オレが守ってやる。レディースとして暴れていてほぼ無敗の成績を持ってんだ。当時の愛刀のこいつもある何とかなる・・・いや、して見せる。」
「へへ、言うじゃねーか。私だってやるときはやるんだ。拓海ばっかにいい格好はさせないぞ。」
「私も、先生として皆さんを守り抜いて見せます。」
「周囲の警戒ぐらいなら私と由紀ちゃんでも出来るわ。一緒に頑張りましょうね。」
「任せといてよ!」
よし、みんないい感じに元気が出てきているな、これならいけるだろう。
「んじゃ、行くぞ。」
オレはドアノブを握りゆっくりと回しドアを開けた。
―――
奴らの数が少ないのもあり、それ程時間をかけずに制圧を終わらせることができた。といっても全部を一気にやるのは難しいので半分ぐらいだが・・・まあ、大戦果だろう。
そして、今現在は制圧した部分に奴らが入ってこないようにバリケードを設置をしているところだ。
オレはめぐねえ達に武器の手入れをしてくると言って少しの間抜け出していた。すると、後ろからコツコツと歩く音が聞こえてきたので振り向くと、シャベルを肩に担いだ胡桃が立っていた。
「私も、シャベルの手入れに・・・今回の作戦上手く言ってよかったな。拓海の言う通りあんまり奴らいなかったし。いたとしてもお前がすぐ倒しちまうし・・・やっぱ元レディースなだけはあるな。」
「まあ、レディースて言ってもオレが所属していた時間は短いけどな。」
案の定というか3階にはほぼ奴らがいなく、いたとしても一人二人でそれ程脅威にはならず、危なげもなく撃退することができた。
「だが、やっぱり元とは言え、人型に近い奴らをやるのは中々に堪えるな・・・。」
「・・・大丈夫だ。拓海だけにその苦しみは背負わせねーよ。私だってやれるんだ。一人より二人で背負った方が楽だろ?」
胡桃はこちらに顔を向けてニヤッと笑ってきたのでオレも笑い返し拳を前に突き出した。
「だな。ならこれからはお互いに背負っていこうぜ。」
「おうよ!一蓮托生だな!」
オレが突き出した拳に胡桃も拳を突き出し軽く合わせた。
「んじゃ、オレは先に戻っているから胡桃もある程度したら戻って来いよ。」
「分かった。」
返事を聞いた俺は木刀を持ちバリケードをを作っている由紀たちのとこまで歩いて行った。
―――
すごかった。それの一言につきた。
私も一応戦ったけど、あいつ・・・拓海のは一つの芸術に見えた。木刀をふるう動作から構える動作まで精錬されていた動きに戦闘中だというのに若干見惚れていたのは仕方のないことだと思う。
あいつはレディースに入っていたのは少しの間だからそんなに凄くないと言っているが、あれはそれだけでのことで出来ることじゃないだろう。昔、他に何か触る機会があったのだろうか?
それに、あいつが木刀をふるっている姿をあいつの幼馴染のりーさんだけはあまり良い表情をしていなかった・・・何か後悔?をしているかのような・・・。
私はそれに少し胸のもやもやを感じた。何でか知らないけど・・・。
とりあえず、シャベルの血を落とさないとな、何時までも付いたままなのも嫌だし。
私は考え事をいったん止めるとシャベルの手入れ作業に戻った。