適当に流してやって下さい。
ここは名もなき惑星。
密林に覆われた巨大な惑星。
多種多様の生き物が住んでいる。
そしてその生態系の頂点に立っているのが
後に戦う事を生業としたサイヤ人となる大猿のバケモノ達。
見習い界王神「界王神様、銀河の外れにこんな美しい星があったのですね。」
界王神「うむ。じゃがここの生き物はちょいと醜くてのぉ、野蛮な大猿達がデカい顔して牛耳っておるのじゃ。
数こそは少ないが群れで暴れたりするからのぉ…。」
見習い界王神「なら破壊神様が目をつけるのでは?」
界王神「いや、あやつはダメじゃ。この間双子の孫が産まれたらしくて
『おい、界王神!孫はいいぞ!!ワシはこの子達を立派な破壊神にするんじゃ!ガハハハ』と、言っていたからな。」
見習い界王神「その様子だとしばらく休業ですね。しかしあの方意外に子煩悩なんですね、はは」
界王神「お、そうじゃ!それならお主、ちょいとあの大猿共に手を加えてみぬか?どうせ放っておいてもいずれ滅ぶ。」
見習い界王神「いいんですか、界王神様ともあろう方がそのような事を言って…、それに生態系に手を出すのもどうかと。
滅ぶというのも、それは自然の摂理ではないですか。」
界王神「はぁ…。堅いのぉ…。じゃからお主はいつまで立っても界王神になれぬのじゃ。この頭でっかち!」
見習い界王神「なっ!!なんて事を…。わかりましたよ、わかりました。
どーなっても知りませんからね?」
見習い界王神が手をかざすと、一瞬星全体がオーラに包まれた。
界王神「やれば出来るではないか、どれどれちょいと様子を見てみようかの」
ノリノリで探索に向かう界王神とは裏腹に、見習い界王神は
呆れた顔で後を追った。
しばらく星全体を飛び回ったがそれらしい姿を目撃しない界王神達。
界王神「お主、大猿共にどんな手の加え方をしたんじゃ?まさか消しさったりしたのか?」
見習い界王神「いえ、少しばかりコンパクトにして、我々と似たような姿形にしたつもりですが…。」
界王神「それを先に言わんか、地上へ降りるぞ。」
地上へ降りてすぐ、2人の目に止まったのは
3人で固まっている原始的で知性も持ち合わせていない人のような生き物。
ボサボサの頭髪に筋肉質な体、そして特徴的な尾。
鋭い目つきをしたその生き物は界王神達を見るや否や襲いかかってきた。
しかし2人はスルリとかわして再び宙を舞った。
界王神「センスが無いのぉ。なんじゃあの尻尾は?あんなアクセサリー流行って無いぞ。それに筋肉質な体をしているとは言え、この星で生きていくには弱々し過ぎる。逆に絶滅を早めてしまったのぉ。」
見習い界王神「はい…すみません。私の力不足でした。もう一度やり直してもよろしいでしょうか。」
界王神「いや、もうこのままで良い。しばらく様子を見てみよう。」
そして見習い界王神は少し落ち込み気味にこの星を後にした。
文章は苦手なんで多分読みにくいと思いますが、軽い気持ちでお願いします。