FGO The Third Lost   作:超ローマ人

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今日から週二回やります。
次の話に回したいので


欄陵王死す!芥の真祖

村の人々が喪に服しているのを尻目に、右手に赤い紋章を浮かべた青年は圧政者がいるとされる天体を睨んだ。

「スパルタクス……お前の犠牲は……。……無駄にしない……っ!」

「先輩。スパルタクスさんの宝具によってこのロストベルトにて竜脈が出現しました。それに、新たなサーヴァント反応が2体この先2時の方向にあります。」

青年・藤丸の後輩であるマシュが、シャドーボーダーの中から通信機を使って話しかける。

「……よし、モードレッドにけいか。直ぐに出発するぞ。」

 

一方で、村のはずれでは。

褐色肌に厚い衣を纏った中性的な美貌の男と鎧を着た馬がいた。

「共に召喚されたのは良いのですが…」

男は馬を見ながら尋ねた。

「貴方は本当に呂布殿で…?」

すると、上半身が人間のようになった馬は当たり前のように

「呂布です」と名乗った。

「いえ、何処からどう見たって…」

「呂布ですっ!」

「はぁ…はい分かりましたよ、呂布殿。」

褐色肌の男は渋々馬を呂布と認めながらも、懐から人参を取り出して遠くへ投げた。

すると、馬は稲妻の如く駆け抜けそれに食いついた。

「ヒヒーンっ!勿体無いぃぃっ!!旨いぃぃ!!」

「…やはり馬じゃないですか。」

「呂布です。」

馬は人参を懸命に頬張りながらも、自身をあの呂布だと言って聞き耳を持たなかった。

まさに、馬の耳に念仏である。

 

「で、その2体を仲間にしたらどうするつもりだ?」

「……このロストベルトの都に直接殴りこむ。」

サーヴァントの質問に藤丸が答えると、再びマシュから連絡がきた

「大変です、コヤンスカヤが脱走しましたっ!只今逃走経路を探索中!」

「そうか。あの女狐……どうやら三途の川への片道切符をお所望の模様だな?」

「…居たぜ、マスターが欲しがってるサーヴァントだ。」

 

「……おや?何処かのマスターとそのサーヴァントですか。」

「!」

馬と男は藤丸たちの目の前で仁王立ちする。

「おい、このロストベルトで生まれたお二人さんよ。仲間になってくれないか?」

「ふむ…我々に力を示せば仲間になるかならないか考えましょう。」

褐色肌な男が藤丸の質問に答えると、藤丸の目付きが変わった。

「ちょうど良い条件だ……少々腹の虫が収まらないことがあったんでなっ!」

藤丸は小型の機竜を取り出して腰に装着した。

「テーマを実行するっ!」

瞬時に青白い鎧が藤丸を包み、左手に剣を持たせた。

「私は戦闘能力ないので、頼みますよ呂布さん!」

『呂布』と名乗る馬は雄叫びを挙げて、槍を取り出した。

「戦闘前に、言いたい台詞があるので言わせてもらうっ!『問おう、お前が私のマスターか』!!」

 

「ええいっ!せっかくの手柄に逃げられたとはどういうことだ!?」

全快した所長の怒鳴り声が、装甲車に鳴り響いた。

「今探してるから、説教は後にしてくれっ!」

元気になれば直ぐに大きな声を挙げれるようになった所長に半ば呆れるムニエルであった。

 

「へぇ…、強いな。」

「貴方も…ねっ!」

剣と槍がぶつかり合い、金の雄叫びを挙げた。

「今です!自爆しなさいっ!」褐色肌の軍師が叫ぶと

「宝具展開!」と軍馬が答えるように弓と矢を取り出す。

藤丸も弓と矢を瞬時に手に握った。矢は矢というよりも、別の武器が「それ」っぽく変化したと言ったほうが正しい。

「…!?なんだ、あの魔力は!」

それぞれの矢には辺りを吹き飛ばすには十分なぐらい膨大な「力」が集中していた。

「もう、アレは矢なんかじゃない……二つの『砲台』だ」

 

そして、二つの矢は同時に放たれた。自由の身となった二つの隼がぶつかり合った。二匹の激突は風を裂き、大地に悲鳴を挙げさせた。

「やはり中々にっ!」

「呂布殿、後ろ!」

「!?」

軍師は叫ぶが赤い鎧の騎士に羽交い締めにされ、軍馬は首筋に人が持つ牙を突きつけられていた。そして、煙の中からは赤い外套を纏った先程の青年が現れた。

「……これで勝負あったな。選択は貴方たち次第だ。どうする?」

軍師と軍馬は手を挙げて仲間になることを示した。

 

藤丸たちが仲間を増やしたころ、北東の方角にある安康では。

「……ゲホッゲホッ!何処ですかここは?」

コヤンスカヤこと妲己が捕まっていた。何故なら、始皇帝はクリプターが何かを隠していると察知しその一員であるコヤンスカヤがシャドーボーダーから脱出したのを見逃さなかったからだ。

「漸く起きたか。始めろ。」

赤い衣を着た老拳法使いが指示を送ると、二つの人形がコヤンスカヤの独房に入り込む。そして、手に持った刀で彼女の体を斬り付けた。狐の絶叫が館に鳴り響いた。

次回予告

「マスターっ!私の血を…!」

「セイバー…分かったわ……。」

「それがお前の正体か……芥ヒナコ…っ!!」

 

 




突然で申し訳ございませんが、この二部三章編よりも載せたくなってしまった話が出てしまいました。
ExtraCCC編なのですが、これを早めにこちらに載せたくなりました。
(pi⚫ivなどでも良い気もしないでもないけれど)
今後ともよろしくお願いいたします
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