滅&01 RIDERS STRATOS 作:G・himagin
三人称side
昼休みになり、昼食を食べようとしている一夏達の前に鈴が現れる
「一夏達、飯一緒に食べない?」
「……どうしたいきなり」
「いや〜……
「「「は?」」」
何を言っているんだお前は、と言いたげな一夏達に対し、鈴は指を一夏達に向ける
「『私は凰鈴音!一夏の嫁になって世界で1番のIS乗りになる女よ!』って言ったらね……」
「当たり前だ馬鹿者」
箒が呆れたように鈴に言うと『あ、やっぱり?』と言いたげに舌を出す
「あとなんかクラス代表が私になったわ」
「「「は?」」」
「いや自己紹介したら一夏とタイマン張りたいんならクラス代表になる?みたいな感じで」
「なるほど」
「まあ確かに、専用機持ちの方が経験値もあるしやりやすいか」
「あとはISライダーのデータ収集が目的でここに来たのよ」
ISライダーという新しいジャンルのISが存在する以上何処の国でもそのデータを求めるに決まっており、故に幼馴染という立場で一夏に近付きやすい鈴が派遣されたのだろうと滅は推測する
「ま、あんたと戦ってデータを貰うわよ。私、結構強くなったのよ?」
「上等、俺もその強くなった鈴に届くレベルで強くなってみせるぜ」
ニヤリと笑う鈴に対し一夏も同じように笑い、拳をぶつけ合う
「恋愛感情よりも先にライバルとしての感情が優先されてる気がするんだが…」
「昔から何かと一夏様と張り合ってましたから、恐らくそれが今も続いているのかと」
「なるほどな」
食堂に着くと、4人は各々の食事を用意し席に着く
「まああんたのISが
「そりゃ楽しみだ」
バチバチと2人の間に火花が散り、それを止めるように青い髪の眼鏡をかけた少女が2人の間に入ってくる
「あの……」
「ん?」
「誰?」
2人共知らない顔なのか首を傾げており、代わりに滅が説明する事になる
「彼女が例の4組の代表であり、日本代表候補生である更識簪様です」
「あ、説明ありがとう、亡雷さん」
「いえ、簪様もお久しぶりです」
「ん?2人は知り合いなのか?」
「知り合い……というか、昔色々と亡雷さんには相談とかしていたの」
「へぇ……。俺それ知らなかったんだけど…」
「いくら一夏様でも女性同士の関係に対してとやかく言う権利は無いですよ」
「あ、はい」
「織斑一夏君、だよね?名前は亡雷さんから聞いてたから知ってるよ。多分凰鈴音さんか織斑一夏君のどっちかとやり合うかも知れないから、宜しくって」
「なるほどな…あ、俺の事は一夏で良いぞ」
「私も鈴で良いわよ」
「今更ですが滅で構いません」
「わかった……あと、篠ノ之箒さんだよね?」
「箒って呼んでくれ、私は束姉さんにはなれないからな」
「わかった……じゃあ私も簪って呼んで?」
OKと返した4人の元にセシリアもやって来て、同様の会話をして6人は食事を始めた
その夜、鈴が一夏と箒の部屋で一夏との思い出話をしていた頃、滅はフォースライザーに衛星ゼアにリンクしゼアにとあるデータを渡した
【BLUE TEARS……データを確認、プログライズキーを構築しますか?】
「お願いします」
ブルー・ティアーズの戦闘データを元に作られた新たな蒼いプログライズキー
滅が手に取り、礼をする
「いつもお疲れ様です」
【私はマスター達と違い肉体を持ちませんので『疲れる』という事を知りません】
「人間は、一仕事をした人にお疲れ様、というのです」
【学習しました】
衛星ゼアがそう返し、現実へと意識を戻すとゼアが構築したプログライズキーが滅の目の前に置かれていた
「……HITTING HAWK、ですか…」
フライングファルコンに似たプログライズキーをプログライズキーコネクターに仕舞い、滅は一夏の特訓メニューを考え始めた