滅&01 RIDERS STRATOS   作:G・himagin

8 / 29
Ep:7

三人称side

 

あの試合後の夜、滅の元に電話が来た

電話番号のみしか表示されていないが誰かは想像が着いた滅は静かに電話をつけた

 

「もしも──」

「ほーちゃん、正座」

「は?」

「正座」

「あの、画面越──」

「正座しろ」

「畏まりました」

 

3回目にはついに命令形になった為滅は画面越しで正座をする

 

「あのさ……」

「負けず嫌いが発症しました」

「うん、言いたいことをわかってくれたのは嬉しいけどさ、なんでアメイジングヘラクレス使ったの?アメイジングヘラクレスはガチモードじゃん?」

「なんか勝てって本能が言ってきて……」

「え、えぇ?」

 

滅をよく知る束は滅の発言に困惑し、こんな子だったっけと思ってしまう

 

「まぁ、えっと、うん……」

「当然ですが辞退します。鈴様を完全に堕とさ(惚れさせ)なければならないので」

「既に堕ちてる子を更に堕とす(惚れさせる)ってだいぶ目茶苦茶なこと言ってるよね〜」

「そうでしょうか?」

 

「うん」と束は返すと束は先程よりも静か滅に情報を渡す

 

「女性権利団体に()()()()って奴がいるんだけど」

「はい、データベースには【特殊開発機関所属】とありますが……」

「コイツ、昔いっくんを攫った時に指示をした奴らしいよ。ほーちゃんの001の戦闘データを解析してなんか造ってるらしいの」

「……らしい、とは?その情報はアナログデータですか?」

「だね。それに端末自体も全ネットワークやその他諸々から完全に隔離されてる。よっぽど私にバレるのが怖かった訳だ。クーちゃんに任せてもいいけど、彼女は今……」

「……わかってます。()と折角いるのです。私がやります」

「……ごめんね、辛いことばっかり」

「いえ、一夏様に対しての行いは許せませんから……」

 

滅はあの時近くに田村英子が居たことに気付けなかった事に後悔し、今出来ることをする為、フォースライザーとプログライズキーを手に取り、とある場所に向かう

 

 


 

 

田村英子は特殊開発機関ではなくとある工場に居た

この工場は特殊な装置を使い人工衛星にハッキング、上空からは潰れたテーマパークにしか見れないようにし、周囲への情報統制を取り、内部にも入られないように細工を施されており、内部の情報を知るものは誰も居なかった

……しかし、今回は相手が悪すぎた。天災と称された彼女により、滅に情報が伝わり、この工場の崩壊は秒読みとなる

それを知らない女らは、田村が来ると彼女に新作と称された物を見せる

 

「どうですかこれは!」

「良いわね……あの001の戦闘データとアイテムで造り上げた()()()()()()()()()()()()()()()……これを使えばビジネスの展開と共に私の幹部昇格も夢じゃないわ!」

「このゼツメライズキーとゼツメライザーは擬似ISコア……女性権利団体の所持するISコアのデータを元につくりあげた物です。性能は第二世代のISと同程度、これならば女性権利団体の戦力は増加します!」

「ビジネスチャンスで兵器量産……これなら儲かるわね!」

 

嬉しそうに言う田村、しかし……

 

「そんな事はさせませんよ」

 

そこに現れたISライダー滅を見て驚愕してしまう

何故だ、と。有り得ない、と

001しか知らない彼女に取っては001と姿こそ酷似しているが全く違うそのISライダーには驚くしか出来ない

加えて外部への情報操作も完全に出来ていた筈、()()()()でもない限りは有り得ない、と

彼女が混乱しているその数瞬のうちに滅はアタッシュアローを展開、上に向ける

 

「この工場、破壊させていただきます」

「なっ!やめ──」

 

田村の声は滅には届かない……いや、仮に聞こえていたとしても聞かないだろう

自分が1番愛している人(一夏)を間接的に殺そうと

したのは田村なのだから

アタッシュアローから放たれた矢は天井を支えている柱を根元から破壊、支えるものがなくなり自重に耐えきれなかった天井は崩落、辺りのもの巻き込み工場諸共崩壊させる

 

「あ、あぁ………」

 

崩れ落ちる田村、その怒りは滅へと向く

 

「あんた、さえ……居なければ…アンタがあの001なんでしょ!?」

「……さぁ?」

 

とぼけるように言う滅に怒りが爆発、ゼツメライザーを腰に巻き、ゼツメライズキーを起動する

 

BELOSA

 

そしてそのままゼツメライザーにいれ、側面のボタンを強く押す

 

「う、く………あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!

 

悲鳴と共にアンダースーツが生成、装甲のような物が溶着される

 

「……私の知らないIS…ですらないですね、これは」

 

瞬時にISコアを搭載されていないことに気付いた滅はアタッシュアローを構える

 

「……ISコアの模造品未満を作り、それをビジネスに運用等という巫山戯たマネはさせませんよ」

「うるさい……うるさいうるさいうるさい!黙ってお前は死ねぇぇぇぇ!!」

 

べローサマギアへと変貌し、襲いかかる田村に、滅は軽く溜息をつき、攻撃をいなす

べローサマギアになった事で勝率を見出したのかは不明だが、戦闘に対して素人である田村が代表候補生をISライダーとは初戦闘とはいえども完封勝利した滅に勝てる要素などない

両腕に着いていた鎌は片手でへし折られ、徒手空拳で戦うしかない田村を一瞥し……スティングディストピアを放つ

 

滅  殲

 

後ろ回し蹴りをゼツメライザーに叩き込み、ゼツメライズキーと共にゼツメライザーを完全に破壊し田村は気絶、滅はまだ残っているであろうゼツメライズキーとゼツメライザーを1つ残らず破壊し、全員を気絶させる

そして事後処理は束に任せる電話をし、滅は工場から離れた場所で変身を解除し腕時計を確認する

 

「【00:15】……まだ大丈夫そうですね」

 

時計を見てそこまで時間が経っていないことに安心し、IS学園の寮へと戻った

 

 

 




……雑ですんません

でも戦闘ド素人の人物が滅に勝てるわけがないと思うんだ(言い訳)




今作におけるマギア

人間が変身(?)する
擬似ISコア(ISコア擬き)を使っている為扱いはISに近い

今作ではとあるゼツメライズキーを除く全てのゼツメライズキーは敵制作の物である
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。