滅&01 RIDERS STRATOS   作:G・himagin

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束と箒のお話





Ep:7.5

三人称side

 

滅が田村達を粛清している頃

一夏と箒の部屋では今更ながら一夏が隣に居ることでドキドキしていて眠れない箒が居た

 

「い、今更だが、一夏が、隣に……///」

 

顔を真っ赤にしている箒の事など一夏は知る由もない、何せ寝ているのだから

 

「……///」

 

その時、電話が掛かってくる

電話番号こそ知らないがこの時間にかけてくるのは彼女しか知らない箒は出る

 

「もすもすひねもす〜!箒ちゃん、束さんだよ〜!」

「……ですよね、お久しぶりです束姉さん」

 

ISを生み出した天災であり箒の姉である()()()()である

実は2人の姉妹関係は少し前までは悪かった……しかし、とある事件を期に姉妹関係は大幅に改善され、今ではかなりの頻度で電話する仲にまでなっている

直接会えないのは箒は未だに監視された立場であるからであろう

 

「久しぶりの愛妹の声を聞けて幸せだよ〜♪」

「そうですね、そちらも元気そうで……所で、この時間に電話をかけてきたのはどう言ったご要件で?」

「えっとね〜……いっくんが使っているI()S()()()()()()()()()は私が創った……っていうのは何となくわかるかな?」

「えぇ、そんな事だろうと思いました」

「ISライダーの最初期に造られたモノを箒ちゃんにあげようと思ってるの」

「……何故、私に?」

「箒ちゃんのIS適性は知ってるよ。自分がここにいるのが場違いだと思ってるのも」

「……」

「でもね、箒ちゃんにはI()S()()()()()()使()()()()があるの」

「……え?」

 

唐突に告げられたその発言に困惑している箒に、束は付け加えるように言う

 

「正確には、()()()()I()S()()()()()()()()()()()()なの」

「……そう、なんですか」

「だから箒ちゃんの才能を開花させる為にも、ISライダーを使って欲しいんだ」

「……すみません、まだ今の私ではあの力を使うには値しません」

「そんな事ないと思うんだけどなぁ……まあ、欲しくなったら言って?」

「はい」

 

束のアジトの自室に値する場所では電話を切ると共に散らかったベッドに寝転がる束の視線がバックルに移る

形自体はフォースライザーと同じだが色は銀と赤になっており、その隣にはバイティングシャークに近い色合いのゼツメライズキーが置いてあった

ゼツメライズキーには共通して絶滅した動物のデータが入っており、このゼツメライズキーも例外ではなくロッキートビバッタと呼ばれる2014年に絶滅種に認定されたバッタのロストモデルを持つ

出来ればこの力(仮面ライダー一型)を箒に渡し、身を守る為の手段、そして一夏と滅と共に皆を守れる力を手に入れて欲しかった

しかし箒自身が自らを未熟と呼び、アイテムの受け取りを拒否した為、引き下がる

しかし愛妹が死に瀕した時、この力があれば箒や他の人が死なずに済んだ……そんな事が無いように、束はガバッと起き上がり、椅子に座る

 

「箒ちゃんに命の危機が起きたら自動で装着されるようにしよう」

 

そう呟き、フォースライザーに似たアイテム──サイクロンライザーとロッキングホッパーゼツメライズキーにデータを打ち込んで行った

 

 

 

 

 

 

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