SAO〜救いの戦士〜   作:シキト4910

4 / 6
UA500達成!!
………まあだからってなにもないんですけどねw

ついでに感想、お気に入り待ってまーす!


仲間たちとの出会い

(やっぱりキリトのことが心配だなあ)

 

キリトと別れた後、僕はそんなことを思いつつ、フィールドでモンスターを狩っていた。

今戦っているのはレベル2モンスターの《ファニーニードル》だ。単純な突撃しかしてこないから楽なんだけど、常に二体で行動しているから、少しやりずらい。

 

………とそんな考え事をしながら、右から突撃してきた《ファニーニードル》をかわしてカウンターの一撃を食らわせる。

そうすると1体目の《ファニーニードル》はポリゴン片となって拡散した。

そしてもう1体も同じ様にして倒して、さすがに疲れて来たので休憩しようと近くの木にもたれかかる。

 

 

回復用のポーションを飲みながら、僕はさっきのことを思い出していた。

この世界で死ねば現実世界の自分も死ぬ………

僕だって死んでしまうのは怖い。

死にたくないんだったら《はじまりの街》にずっと居ておけばいいと思う。

でも僕は何もせずただ人が死んでいくところを見たくない。

 

 

あの時、母親が死んでしまう時、僕は何もできなかった。

それどころか周りの人に迷惑をかけて、周りの人に助けてもらった。

 

だから僕はその恩返しがしたい。

あの時僕を元気づけてくれた、あの元気で活発な黒髪の少女のように………

 

そう思って、休憩も終わったので、またモンスターを狩ろうと立ち上がると、(あ、人がこっちに来る)

4、5人の男性プレイヤーがこっちに向かって歩いて来た。

 

「ねえ、キミちょっといいかな?」

 

そして声をかけてきた。

 

「あ、いいですよ。ところであなたたちは………?」

 

最初に喋りかけてきたちょっと背の高い人は僕の言いたいことが分かったみたいで、

 

「ああ、自己紹介をまだしてなかったな。オレはアキラ。よろしくな。はら、みんなも自己紹介して」

 

そうやってちょっと背の高い………もといアキラがそう言うと

 

「なんでアキラが指示するの?ああ、オレはキョウヘイ。よろしく〜」

 

お、けっこう普通の人だな。

 

「キョウヘイに同じく。アキラに言われるとかないわー。あ、それとオレはテンパ!よろしく!」

 

うーーん、確かに天パだ。

 

「みんな、やめたりーな。まあアキラだしいいっかー。俺の名前はコウセイ。よろしく〜」

 

「みんなひどくない!?」

 

そんなアキラの叫び声を無視しながら、僕は気になったことがあったので、コウセイに質問をぶつけた。

 

「ねえコウセイ、一つ聞いていい?」

 

「ん、なにー?」

 

「なんで腕立てしながら自己紹介してるの!?」

 

そう、コウセイはさっきから腕立てしながら喋っていたんだ。道理でさっきから声が下から聞こえると思ったんだ。

 

「あ、こいつはそういう奴だから放っておいて大丈夫だよ」

 

……なんか納得できないけどっ!

 

「自己紹介続けるッスよ。俺の名前はコウタっす。あの、一つお願いがあるんスけど」

 

「ん、なにかな?僕にできることなら何でも言ってよ」

 

「師匠って呼んでもいいっスか!?」

 

「なんで!?」

 

「なんかこう……溢れでてるっス!師匠オーラが!」

 

「なにそれ………まあ別にいいけどさあ」

 

この人たちのキャラ濃いなあ〜

 

あ、そういえば自分の紹介をしてなかった!

やばい、忘れるところだった。

 

「あ、僕の名前はシキトだよ〜。みんなよろしくね〜」

 

と、色々あったけけど全員の自己紹介が終わったところで、アキラが口を開いてきた。

 

「あのさ、一つ頼みたいことがあるんだけど………」

 

「ん?なにかな?」

 

と、僕が聞くと、アキラが意を決したように、

 

 

「……俺たちに戦闘の仕方を教えてくれ!」

 

 

………あれ?なんだろう、ものすごいデジャヴュなんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「キョウヘイ!そっちにモンスター行ったよ!」

 

「分かった!よし、テンパ!スイッチ!」

 

「おう!おっ……と、コウタ!後は頑張って!」

 

「分かったッス!おりゃ、やっぱりコウセイにトドメは任せるッス!」

 

「はいよ〜、おりゃ〜!」

 

今僕たちは《ファニーニードル》と戦っていた。

しかし、すぐにコウセイのトドメでポリゴン片となった。

もう一体も僕→キョウヘイ→テンパ→コウタ→コウセイのホットラインで撃破した。

唯一何もしていないアキラは「あれ、オレの出番は!?」と叫んでいた。

 

「そういえばさ」

 

「ん、なんだ?」

 

「随分運動神経が良いけど、何か現実でスポーツでもやってるの?」

 

僕がそう言うとアキラたちの顔が暗い色に変わった。

 

「ご、ごめん!現実のことを聞くのはマナー違反だよね」

 

「いや、いいんだ。……俺たちは地元のサッカーチームに入っているんだ。そして俺たちの学年は29人いたんだ」

 

へー、多いんだなあ。僕もサッカーはやってるけど、10人程しかいないし。

……あれ?待てよ?「いた」って…………?

 

「今は5人しかいないけど、他の人ははじまりの街に……?」

 

やめてくれ、僕の考えている予想は当たって欲しくない。

 

「ああ、他の奴らは今はじまりの街にいるんだ……」

 

良かった。僕の予想は珍しく外れてくれたみたいだ。

 

「……でも」

 

「ん、どうしたの?」

 

「5人、回線切断でいなくなった」

 

…………!?……それってまさか………

 

「茅場の言ってることが正しいなら「死んだ」ってことなんだろうな………」

 

僕の予想は当たってしまっていた。

なんでこんなときまで推理能力が発動してしまうんだ!

 

「本当に良い奴らだったよ。《カイト》、《タクミ》、《レイト》、《シュウト》、そして《ショウヨウ》。でも俺たちはあいつらが死んだなんて認めてなんかいない。でも今はあいつらのために一刻でも早くこのゲームをクリアしてやるんだ!」

 

ああ、本当にこの人たちはいい人だなあ。

絶対にこの人たちを死なせてはいけない。

この人たちはプレイヤーの希望となれる存在だから。

 

 

「………よし!もう少し戦って今日中にレベルを5まで上げよう!」

 

「「「「「おう!」」」」」

 

そう言って僕たちは目の前に現れた《ファニーニードル》と戦う。

 

「よし!キョウヘイ!行ったよ!任せた!」

 

「おう!お……りゃ!テンパ!頼んだ!」

 

「分かった!………ぐ、コウタ!やっぱり任せた!」

 

「了解ッス!おりゃ!おらぁ!……コウセイ!後は頼むッス!」

 

「りょーかい、おら!………最後はアキラに譲るかー」

 

「よっしゃ!うおらぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

………僕たちは生きている。一生懸命この全てが終わった世界で。

 

 

この後、あんなことが起きるなんて誰も知らずに。




このキャラたちは現実の友達もモデルにしたりしてなかったりw


前書きでも言いましたが、どんどん感想やお気に入りをくれると作者が喜びます!
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