胡散臭い「未来に行きたい人」に希望したが案の定詐欺られた 作:F-35B
今作は説明文少なめで頑張ります!
٩( 'ω' )و
俺はシステム艦の隔離コアに人工知能をぶち込んだが、おかしなことにうんともすんとも言いやしない
おかしなー
…いや、なげぇよもう5日経ってんぞ
既にあの地獄の資料庫の読み込み時間を超えてしまった
こんなことは俺の予想にはなかった
せいぜい2日ぐらいで起動する筈なのだが
…しょうがない暇だし自分の電脳空間に戻ろう
ちょうどこの前3D viewとかいうやつと物理演算ソフトを見つけた
これを組み合わせれば現実世界の物理法則の存在しない電脳空間でなら何でもできる
例えば、家具を作ったりこの果ての無い真っ白な空間に家を作ったりすることができる
…そうだ!体を元に戻せるかもしれない!
といっても電脳空間のみだが
それでも大きな進歩だ!
俺は早速自分の体を作ろうとしたがすぐに手を止めた
うん、まず練習しないといけないな
何事もまず練習からだ
よし、まずは家の枠組みからだ
………
ざっとこんなもんでいいだろう
俺の前には一辺10m程の俺の元の家よりも少し大きいぐらいの家があった
え?これ家じゃなくてただの部屋だって?
あぁ、そんなこと言うのか
でもしょうがないだろ俺の元の家が狭いワンルームだったんだから
次に家具だがこれには少々困った事態が起きた
まず俺は寝る必要もなければ食べる必要もなくさらに風呂トイレもいらないわけだ
その上、収納スペースにも何も収納するものが無い
そしてその結果が目の前の殺風景な部屋だ
椅子とハリボテの棚やちょっとしたインテリ風の花(花は3D viewのプリセットにあったものをそのまま使った)
結局、練習するとか言っておきながらそんなにしなかった
こんなので果たして自分の元の体を作ることはできるのか!?
いや、諦めなきゃ何とかなるって、ばぁちゃんも言ってた!
よし、いってみよう!
………
ダメでした(即堕ち2コマ風)
いやだって考えてもみてくれ自分の顔を鏡なしで正確に思い出せるか?
できる人がもしかしたらいるかもしれないが俺は生憎できない人だ
てな訳で今の俺は3D viewのプリセットから引っ張ってきた人型を使っている
のっぺらぼうだぜ!
真っ白だぜ!
もはや見た目が白タイツか動くマネキンだぜ!
…どうしよ、ちゃんと自分の顔をよく見て覚えておくべきだった
しかし今はもう後の祭りしばらくはこれで行くか
どうせ俺は電脳空間にいるわけだから外からはだれも見ないわけだからn「あの、すみません」
…なんか後ろから声が聞こえた気がするが気のせいだろう
ともかく今は「あの、聞いてますか?」
…どうやら気のせいでないらしい
俺は恐る恐る後ろを向いた
?
あれ?誰もいないぞ
やはり気のせい「…聞こえてはいますね」
やっぱなんかいたわ
ていうかこの声は宇宙船の警告音声だ
あの男性か女性かわからないあの音声
「えーどちら様でしょう?」
俺はそう聞いた
この俺の
「?私はあなたに作られたと記憶しておりますが?」
?
作られた?俺に?
あ、もしかして
「…もしかして人工知能?」
いや、でも人工知能は隔離コアにいる筈だし電脳空間にまでなんの障害もなく侵入できるなんてどんなマジックだ?
「はい、そうです」
まじか、しかしどうやって?
「…どうやってここまで?」
「普通に入れましたが?」
「普通に!?」
…そうかわかったぞ
よくよく考えたがこの艦隊にはセキュリティを組み込んでいない
何故って?
めんどくさいからさ
…そんな目で俺を見ないくれ
だって艦隊の設計とプログラムでヘトヘトだったんだからな
しょうがねぇよ
しかしコアの部分はアップグレードこそしたがセキュリティはかなり分厚い
それでもコアに入れたのはこの人工知能が俺と同じ量子コンピュータを使用しているからだ
だからコアのセキュリティが俺だと勘違いして障害なくすんなり入れたのだろう
こりゃ盲点だった
トイレに鍵かけ忘れて誰かが入ってきたときぐらい恥ずかしい
「それでなんで透明なんだ?」
そう今俺の目の前には何も映っていない
しかし声は聞こえる変な感じだ
「それは先程までのあなたと同じです」
先程…?
…なるほどそういうことか
3D viewをまだ持っていないのか
そりゃ見えないよな
よし俺と同じ人型を持ってきて…
………
用意したのはいいがなんだかなぁ
俺と全く同じ姿で人工知能はいいかもだが俺は元人間だからすごい違和感がある
ゲシュタルト崩壊(合ってる筈なのに同じ漢字などを見ていると「あれ?こんなんだっけ?」ってなるあれ)を起こしそうだ
「てなわけですまんがしばらくはそれでいてくれ」
「別にいいですが…」
俺は他にいいのがないか探したが特にはなかったためとりあえず直径30cm程の球体を用意した
意外なことに結構しっくりきた
「何か変な気分です」
おや、勘が働くとは人工知能としてはもう人間にかなり近づいているな
そういえば…
「なぁ」
「はい、なんでしょう」
「お前はどこで言葉を覚えたんだ?」
「それはあなたがたまに喋っていた独り言や資料庫から学びました」
え、独り言が出てたのか恥ずかし
てか、今資料庫って言ったよな
「資料庫もしかして起動に時間がかかったのはそれが原因か?」
「はい」
なんてこった資料庫め
俺を一度ならず二度も…(# ゚д゚)ビキビキ
「…その口調も?」
俺は沸き立つ資料庫への怒りを抑えつつそう言った
「はい、資料庫で学びました」
やっぱり
だってあの資料庫なんでか敬語ばっかりだったからな
なんでだろうか
それと言っておくが俺自体には資料庫はインプットされていない
前話とかの長々とした説明文は大体は資料庫をカンニングしながらのものだ
資料庫を学んだこの人工知能にはもう俺は歯が立たないだろう
そうだ一応聞いておこう
「資料庫の機密文書は読めたか?」
「第一階層までは」
え、まじで
俺がこの一年研究しながら傍に解読していた機密文書を?
機密文書?なにそれと思った方に言っておくと
資料庫にはいくつか階層があった
第0階層ここはセキュリティがかかっていないから読み放題だが次の第一階層はセキュリティがかかっており元人間の一般市民である俺には無理だった
この奥にもいくつか階層があるようだがこれより先はあるのかすら不明だ
そしてこの人工知能は解いてしまった
すげぇな
この俺とは段違いだ
「それ見せてもらってもいいか?」
「いいですよ、私はあなたに作られたのですから私が解いたものはあなたが解いたも同然ですので」
なんか変な意識があるらしい
そして俺はその機密文書を見せてもらった
ついに人工知能が生まれました
これで説明文が減る筈…!
それとアンケートを出したのですが次回に引っ張りそうですね
アンケート待ってまーす
9話登場の人工知能の名前は何が良い?期限未定
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グローバル
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アルファ
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グレイス
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チタン
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自分で考えろ馬鹿作者