「んー……ふはぁ……」
いつも通り、6時に起きた
この
俺はズバリ……転・生・者なんだ!!
しかも、転生先は割とお金持ち!!
だが、ここ13年と少しで、この世界の恐ろしい事実を知ってしまった……。
それは、呪いを振りまき人々を絶望に陥れる『魔女』という存在が居て、それを退治する希望の存在『魔法少女』という存在もあること。
それに気づいたとき、俺はこう思った……『魔法少女まどか☆マギカ』の世界に転生してしまった、と……。
今日は4月4日、これから俺が通うことになる『見滝原中学校』の始業式の日である。
見滝原中学校は、前述の『魔法少女まどか☆マギカ』において、主人公たちが通う重要な建物である。
そこに転校すると聞いたときは、相当嫌がった。それはもう赤ん坊のように。
一限目の始業式が終わった後、二限目で教室に入ることが決まっている。
今は職員室で待機している状態だ。
一限目の終わりを告げるチャイムが鳴った。二限目が始まる前に、教室に着くといいのだが……ここから教室まではかなり離れている。急ぎ足で間に合うかどうか……。
「ゆで卵は、固茹でですか?それとも半熟ですか?はい、中沢くん!」
「えっ、えっと……どっちでも……いいんじゃないかと……」
「そうです!どっちでもよろしい!たかが卵の茹で時間なんかで、女の魅力が決まると思ったら大間違いです!」
「女子のみなさんは、卵の茹で時間なんかにこだわる男とは交際しないように!男子のみなさんは、卵の茹で時間にケチをつけるような大人にならないこと!」
はぁ……早乙女先生、卵に何か因縁あるんですか……?
というか、あれ?そういうことって朝礼で言わない?始業式で朝礼する時間もなかった?
「はい、あとそれから……今日はみなさんに、転校生を紹介します」
早乙女先生の言葉に合わせて、スタスタと教壇の前に移動する。
「はい、それじゃ自己紹介いってみよう」
「……枝折すみかです。よろしくお願いします」
『折』まで書いていた早乙女先生のタッチペンを取って、続きを書いた。
「じゃあ、枝折さんの席は……志筑さんの後ろね」
言われた場所に、スタスタと進んで着席する。
「よろしくお願いしますわ。枝折さん」
「宜しくね」
先程、志筑さんと呼ばれた生徒──志筑仁美と、軽い挨拶を交わす。
志筑仁美の前には、まどか☆マギカのメインキャラクター、『美樹さやか』の姿もある。そして、志筑仁美の隣には──まどか☆マギカの主人公ヒロイン、『鹿目まどか』が居る。ただ──まどか☆マギカ本編のものと違う、
その後の休み時間。
「枝折さんって、前はどんな学校だったのー?」
「凄い綺麗な銀髪……地毛?シャンプーは何使ってるの?」
「部活とかやってた?運動部?文化部?」
「彼氏とかいるのー?」
予想通り、質問責めに遭ってしまった。
「ごめんね。転校生が珍しいから、つい……」
「……鹿目まどかさん、だよね?」
「え?なんで……名前を……?」
「あぁ、早乙女先生に聞いたの。このクラスの素直で可愛い子。よろしくね?」
「……///」
鹿目まどかは顔を赤らめてポカーン……としている。ちょっと……やり過ぎた?
「えぇ!?天然タラシだなぁ、あの転校生は!」
「……ん?」
昼休み。屋上に向かう階段のところで、屋上の中央から聞き捨てならない言葉が聞こえた。
「……ちょっと、聞き捨てならないんですが」
「ひっ!?」
「美樹さやか、だよね?クラスのムードメーカー……お調子者だって、早乙女先生に聞いたよ」
「やめろぉ……///」
「あっ、そうだ!枝折さん……「すみかでいいよ」すみか……ちゃん、市外から来たんでしょ?放課後、見滝原を案内してあげる。さやかちゃんも」
いや、それ死亡フラグじゃね!?3人揃って魔女に頭から喰われる運命しか見えないぞ!?
暁美ほむらが居ないということは、これは原作前だろうし……。原作前に主人公が死ぬアニメなんてあるわけないだろ!?
結局、まどかの街案内を拒否することはできなかった。死ぬことはなかったが、まどさやのお二人が寄り道ばかりするので、お金を無駄遣いしてしまったことがちょっと残念だな……とか。
続く
今作は全部ギャグギャグしい感じにしたい(願望)