冬木市某駅___
「結構近かったなぁ。これなら日帰りで来れるかもしれないぞ」
なんて軽口を叩いてはいるが、正直心配なことがある。
目的地は、聖杯戦争の御三家の1つである、遠坂家(場所は魔力反応がある所を見てみる)なのだが、そもそもあったとしても協力してくれるとは限らない...
「憂鬱だ...」
なんてずっと考え事をしてたからか、前の人とぶつかってしまった。
「ちょっと、大丈夫!?」
声からして女の人だ。
すみません、と声を掛けようと顔を上げると_
「イシュタル!?」
そこにいたのは第七特異点で出会った、女神イシュタル(?)だった...
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「なるほどね。親戚に会いに来たけど、場所が分からないと...」
「そうなんです...それで迷ってて...」
とっさに嘘を言ってしまったが、魔術なんてものを信じてくれるわけないだろうと、それっぽいことで誤魔化した。
それよりも、このお姉さんがイシュタルに似てるということだ。他人の空似だとは思うけど、似すぎなんだよな...
「そうだ。もし良かったら、私の家に来ない?親戚と連絡とれるまで休んでたほうがいいんじゃないの?それに私のこと女神だっていってくれたしね〜」
これはとても嬉しい。正直、遠坂家の人と接触するまでどうするかきめてなかったし、もしかしたら遠坂家のことも何か知っているかもしれない...
「いいんですか?」
「たいしたものはないけど、休むくらいなら全然大丈夫ですよ。」
「でしたら、是非お言葉に甘えさせてもらいます!僕は藤丸立香といいます。お姉さんの名前を聞いてもいいですか?」
「お姉さんだなんて、ありがとう藤丸くん。私の名前は遠坂凛よ。」
いやぁ、まさかとは思ったけど、ねぇ。運良すぎないか...僕?
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「さっきのは嘘です。遠坂さん。」
「はい?」
「親戚云々は全て嘘です。遠坂さんに逢いに来ました。」
「...ってことは魔術師のほう?邪魔だから消しにでも来たの?」
これは予想通りに展開だ。いくらなんでもここで納得されても逆に困る。
「魔術師といえばそうなんですが。そういったものではなく、個人として教えを乞いにきました。僕はやらなくては行けないことがあるんです。」
自分にできる最大限の真面目な表情を作ってみる。
「...そう。はぁ、これじゃあ誰かさんみたいじゃない。いいわよ。」
「いいんですか?正直無理だと思ってました。」
「そうやって人助けばっかりしてた人が近くにいるだけ。言っとくけど、才能がなければ直ぐにやめることも考えるから。やる以上はスパルタよ。」
こちらからすれば願ってもない条件だ。才能、というのが少し心配ではあるが。
「あと追加で条件。指導は私1人では行わないわ。もう1人教官を、衛宮くんを呼ぶから。」
エ、エミヤだと!?
確かに、なんかやたら日本とかに詳しかったよな...
「分かりました。今日からでもお願いします。」
斯くして、僕の修行(?)が始まった。
読んで頂きありがとうございます。
これから3人で行う修行はダイジェストでお送りします。
やっぱり、前回失敗した藤丸立香が1番欲しいのは、自己戦闘能力でしょう。護身くらいにはなるかと思って修行はしてるみたいですが、しっかり能力を獲得してもらおうと思います。
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