僕は自分に問う。聖杯戦争において、最優のサーヴァントと呼ばれているクラスは?
僕は自分に答える。剣士のクラス、セイバー。
再び自分に問う。僕が召喚したサーヴァントは?
再び自分に答える。セイバー。
ならば、セイバーを引き当てたマスターは必ず勝利できるのか?
否。セイバーが最優のサーヴァントと言われている所以は〝他のクラスよりも優っている〟〝セイバーを呼べれば楽勝〟という意味ではなく、ステータスのバランスが取れているからである。
やはり、聖杯戦争を勝ち抜くにはマスターの采配が重要となってくるわけである。
「セイバー!この聖杯戦争はもらったも当然だね!」
僕は自信を持って目の前の男に言った。
「そうであろうか?私がいた時代、私が戦った敵はみな強かった。
そして戦とは、時の運。たくさんの兵、いや味方たちを失った……。
それでも私は抵抗を続けた。私は自分の国を愛していたから。
しかし、私は負けた。負けてしまったのだよ。少年……いや、マスターよ。
この世に絶対などという言葉は存在しないのだ。よく、肝に命じておくように」
「は〜い……」
僕は、説教垂れるセイバーに嫌悪感を抱き、適当に返事をした。
なんで僕が
僕じゃなくお前がマスターか?
そりゃあスコットランドの英雄様なんだから素晴らしいのはわかってるけど?
だからと言って僕に意見するのはどうかと思うな!!
「して、マスターよ」
「なんだいセイバー」
「なぜ我らは自転車に乗っているのです?」
「その問いはものすごく簡単なことだよ、セイバー
僕は車を運転できない。だからこうして、君を実体化させて二人乗り自転車で決戦地まで向かっているんだ」
体力、魔力共に同時に吸われていく。
僕の疲労度はマックスに達していた。どうして僕がこんな目に合わなければならないんだ。
「ここまで来ておいて申し訳ありませんが、マスター。
私の騎乗スキルはB。現代の乗り物であれば問題はありません」
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————————————————————————————っざっけんなよな!!!!!!
え?え?なに?もしかしてだけど僕のやってきたことっていわゆる、無駄って奴じゃないの?
「もしかしてだけどさ、僕は漕がなくても君が連れてってくれるってことかい?
我がサーヴァントくん」
「そういうことになりますね」
最初から言えよ、セイバー……
僕は彼に呆れながも心の中で決意を固める。
父さんは僕を認めようとしてくれない。僕が次期当主だというのに。
だから僕は父さんに認めてもらう。
僕はあなたが思っている以上に優秀なんだと、そう認めさせてやるんだ。
そのために父さんが参加しようとしていたこの聖杯戦争で証明するんだ……!
クラス:セイバー
真名:???
筋力:???
耐久:???
敏捷:???
魔力:???
幸運:???
宝具:???
クラススキル:騎乗B
保有スキル:???