ニ界クリアのため、動き始める…
「おはよう。」
ソロモンが話しかけてきた。
「ぐっすり眠れた?」
「うん。ありがとうな、泊めてくれて。」
ソロモンは微笑んだ。
「じゃあ、次の界の攻略に行くから、またいつかね。」
すると、晴哉の腕をソロモンはギュッと掴んだ。
「き、今日も…泊まって行ってね…」
ソロモンは顔が真っ赤だ。
「……お、おう。」
晴哉は久々に興奮してしまった。
あんな赤面見さされたら…本能に塗れるところだった。
そして、晴哉はまたクエスト選択画面の前に来た。
次の界は『
ギミックの確認。
ダメージウォール必須。ブロック。
くらいか…
そして、貫通推奨•一部の敵の弱点倍率アップと書かれてある。
ありがたい。このレンズは貫通推奨なども確認できるのか。
「モーセ進化…ノンノα…ダルタニャン…あとは友情が強いグングニルαでも連れて行こう。」
晴哉がそう呟くとさっき言ったモンスター達がまた目の前に現れた。
「君が、ハルくんか。よろしくね。」
モーセが手を差し伸べる。
(友好的になっておいて損はない…な。)
晴哉はその手をぎゅっと握る。
そして、その文字を優しくタップした。
クエスト開始 炎の神殿のような場所に来た。
第一ステージ
ビットンが中心にあり、右、奥、左の壁際に火属性進化前バハムート。そしてビットンの左右にぷよリン…
見た限りドクロマークなどは見えない、ただし、全ての敵に『8』という大きな数字が見える。
即死攻撃…順序よく処理しなければお陀仏だ。
モーセでぷよリンを処理した。
敵の攻撃、バハムートが口から炎の弾を大量に放つ。短距離拡散弾だ。
ダルタニャンに少し当たってしまった。
「ニャ〜痛いにゃあ……」
背中に針が刺された感覚が走る。
バハムートに近づかないように、なおかつ8ターン以内に倒すのか…なかなか骨が折れそうだ。
ダメージウォールは全面に展開。気にすることはない。
「ハル、あのドラゴンは硬そうだよ…」
ノンノが言う。
硬そう、防御力が高いということだろうか…
しかし弱点うっすらと見える。弱点の効果がこいつだけアップしているパターンだ。
「ノンノ!弱点をしっかり狙ってくれよ!」
「当てるよ〜!ほんとだよ!」
ノンノを放つ。2体のバハムートを貫く、弱点を貫かれたバハムートは一瞬にして煙となり消えた。
「よし…ビンゴだな…」
敵の攻撃。バハムートが透明化した。
「っ……!透明化?!」
うっすらとしかバハムートの姿が見えない。幻影とはこういうことか。
しかし、厄介だ。透明化はこちらの攻撃が通らない、なのに向こうの攻撃は通じるという厄介極まりない物。どっかの爆絶クエを思い出すが…頭が痛むな。
「ハルくん〜どうしよ〜」
ダルタニャンがあたふたしている。
「落ち着け、ターンは短いハズだ。極力バハムートに近づかないようにするぞ。」
晴哉はダルタニャンを綺麗な横カンで放つ。
ダルタニャンは狂ったように走りまわる。
敵のターン。なんとか攻撃に当たらず済んだ。
バハムートの姿がくっきりと見える。
透明化解除だ。
グングニルαで弱点を貫き、このステージを突破する。
第2ステージ
中ボスにフェンリルXの進化前…狼のような姿、肌は白色、毛は赤色でまさに地獄の狼。
そして左右の壁際にバハムート。
手前には火属性のヨルムンガンド進化。
そして全員に8の数字。
ヨルムンガンドには弱点がついていない…
よく見ればバハムートにクロスドクロマークが付いている。
倒せば恐らくだが、ヨルムンガンドの弱点付与だろう。
「行くぞ。モーセ。」
「任せなよ。」
モーセをバハムートを二体目倒すような感じで放つ。
成功した。クロスドクロ発動。
予想的中、ヨルムンガンドに弱点付与。
しかし弱点倍率が掛かっているかは不明だ。8ターン以内に殺りたいところだ。
ヨルムンガンドの蛇のような舌を口からチラチラと覗かせ、こちらを鋭い目付きで見ている。
背筋がゾクゾク震える。
ただ、死を恐れることはない。ノンノをヨルムンガンドに放つ。弱点を貫いた。大ダメージは与えられたが仕留め切れなかった。
フェンリルXにちょっと擦った、当然少ダメージ。
敵の攻撃。ヨルムンガンドがレーザーを放ち、フェンリルXは透明化した。
レーザーは十字レーザーだったため誰にも当たらなかった。
そした、ダルタニャンでヨルムンガンドは仕留めたが…フェンリルXの透明化ターンが心配だ。
フェンリルXが短距離拡散弾を放つ。グングニルαに直撃した。
「ゔッ……」
グングニルαのうめき声と共に体に針を大量に刺されたような痛みが響く。
もうこのような痛みには慣れた。
ただ、攻撃を喰らったばかりのグングニルαを放つのは気が引けてしまう。
仕方ない…こうしなければ、向こうの世界には帰れないんだから。
グングニルαを横カンに放つ。
そして次のターン。フェンリルXの透明化が解けた。
それと同時に、フェンリルXがレーザーを放つ。
モーセに直撃。モーセは涼しい顔をしているが、晴哉には焼けたような痛みが走る。
モーセを放つ。友情コンボを拾いながらフェンリルXにダメージを与えていく。
「グワァァァァァ!!」
フェンリルXは吠えながら脚で地面を叩きつける。
すると、爆発が起こった。
またもやモーセが巻き込まれる。
少々険しい顔をした。また晴哉に火花が飛び散ったような痛みが走る。
このまま攻撃を喰らってたら精神が持たない。
晴哉はノンノを放ち、フェンリルXを倒す。
第3ステージ
今度は中ボスに火属性進化バハムートが威圧感を醸し出しながら中央に居座っている。
そして、東西南北の壁際、丁寧に進化前のバハムートがいる。
中ボスのバハムートの周りにブロック。
そして手前にビットン。
ダルタニャンをバハムートの周りのブロックに挟まるように放つ。
剣で何回も貫き、血が飛び散る。
弱点を貫けたため、一気に半分まで削れた。
進化前のバハムートはレーザーを放つ。
短距離拡散弾ではなかった、完全に油断した。
グングニルとノンノに直撃。
そして、晴哉にも激痛が走る。
体力がまずい。被ダメを貰いすぎた。
次の次くらいで決めなければお陀仏だろう。
グングニルαを全ての敵の弱点を貫くように放つ。
進化前のバハムートの駆除は完了。馬鹿みたいな被ダメは貰わずに済む。
モーセでバハムートにとどめを刺す。
警報音が鳴る。ボスステージだ。
炎と共に、進化したフェンリルX姿を現にした。
周りには東と西にバハムート進化前。フェンリルXの手前にはヨルムンガンド。バハムートにはクロスドクロ。
ボスのゲージはどうやら水色。面倒臭そうだ。
そして当然のように全員に大きな数字 8がある。
ノンノを放ち、バハムートを1体倒す。
そしてフェンリルXが透明化。バハムートの短距離拡散弾は当たらずにすんだ。
落ち着いてダルタニャンでもう1体のバハムートを処理し、ヨルムンガンドに弱点を付与する。
フェンリルXの攻撃。飛び跳ねて南の壁際に移動。
そしてダメージウォールが展開。ゆらゆらと燃える炎の熱気が緊張感を増していく。
ほつほつと垂れる汗を拭いながら、グングニルαを慎重に放つ。
グングニルαはフェンリルXの弱点を貫きながら駆け回る。
友情コンボも拾えていい削り、敵の攻撃。レーザーを放つ。ダルタニャンに直撃、焼かれたような痛みにも慣れてしまった。
モーセを放ち、ボス一ステージを突破する。
「ガルルゥゥゥゥ……」
フェンリルXは鋭い鉤爪で壁を破壊し、次のエリアに走る。
グングニルαが寄り添ってくる。
「大丈夫か?グングニル。」
「ご主人のためなら、こんなのへっちゃらですよ。」
グングニルはにこやかに笑う。
ボス第2ステージ。
フェンリルXを中心に南と北にバハムート。
そしてバハムート進化が出現。
バハムート進化の周りにはブロックが配置されてある。
そして雑魚全てに8という数字。
ノンノで南のバハムートを倒す。敵のターン。
進化バハムートとフェンリルXが透明化、かなり厄介だ。
ダルタニャンで北のバハムートを倒した。すると、進化バハムートの透明化が解除された。
「くっ……」
グングニルが右腕を抑える。
「痛いか?む、無理しなくていいんだぞ?」
「いえ…大丈夫です。さぁ放ってください。」
晴哉は申し訳なさそうに、念をしっかりとこめ、できるだけ攻撃な当たらなさそうな所に止まるよう放つ。
バハムートに大ダメージ。
敵の攻撃、バハムートがホーミングを放つ。
体力が本気でまずい。と思っていたら、ハートが南の壁に出てきた。
モーセで取りにいく、モーセはハートをむしり取ると、そのまま握り潰し、その溢れる粉を浴びた。
HPバーがどんどん増えていく、良かったこれで負けずに済む。
フェンリルXの透明化が解除された。
ノンノでフェンリルXを貫きまくる。
友情コンボでなんとか削り切ることができた。
「グォォォォォォォ!!」
フェンリルXはまたも雄叫びを上げ、頭突きで壁を破壊し次のエリアへ移動した。
「ハルくん、遠慮なしに僕らを放つんだ。」
モーセが晴哉にそう言う。遠慮なしに…こいつらは苦しくも痛くもないのだろうか。
ラストステージ
東西南北に進化のバハムート…中心にフェンリルXそして全員に8の数字。
進化バハムートが厄介そうだ…早めに処理しておきたい。
モーセを放つ。バハムートの体力をできるだけ削ってくれ…
モーセは杖でバハムート達を貫いていく。追撃貫通弾での攻撃、バハムートは1体倒れたが、まだ3体も残っている。
敵のターン、バハムート3体が一気に透明化。
「ハルくん!もうボスを急いで倒すしかなよ〜!」
ノンノが爆絶級に焦りながら言う。
その通りだ、透明化の解除を待っていたって、即死攻撃に耐えられず失敗するだろう。
「行くぞ!ノンノ!」
「やっちゃうぞ〜〜!」
ノンノαのストライクショットを放つ。敵の弱点に当たれば大ダメージ。
縦カンでどんどん削る。
半分まで削ることができた。
ダルタニャンは生憎SSが溜まっていない。
仕方なし、普通に放つ。弱点を貫きながらバハムートの攻撃範囲をかいくぐる。
グングニルαのターン。
「頼むぞ。グングニル」
「任せてくださいハルさん…」
グングニルαのストライクショット。
目の前の敵に状態異常弾で攻撃。
グングニルαは状態異常弾を放り投げる。
フェンリルXに直撃。
フェンリルXは遠吠えを上げながら煙となり消えて行った…
「ハルさん。ずっと聞きたかったのですが…」
「この服…似合いますか?……」
クエストクリアの文字が浮かび、紙吹雪が舞う。
「あぁ、とっても似合ってる。」
晴哉は優しい笑顔で答える。
グングニルはニコッと、もっと優しい笑顔で返した。
ーーーーー続く
ぬわぁぁぁ!遅れて申し訳ありませんでした!!(ダイナミック土下座)
次回は三の界『豪鉄の妖水刃』です。
どんなステージかお楽しみに!!