Muv-Luv Alternative shattered skies   作:vitman

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Mission 0-1 プロローグ

 現実は小説より奇なりという言葉があるが、戦場に身を置いていると時としてそういった事が起こる。

 俺が知っている中だと、そうだな……既に延命処置を行うまで追い詰められた連合国が、たった一人のエースパイロットの出現によって息を吹き返したってのはどうだ? 

 その様子だと多少は知ってるか? 面白くないなんて言うなよ。あれは俺が知ってる最大の奇蹟なんだから。

 

 青がかったカラーと無限を描いたエンブレム。たったそれだけなのに、彼の機体は戦場で異常な程に目立っていた。

 およそ人間がやっているとは思えない、高G機動の連続で敵機を叩き落している様子は、さながらハエ叩きのようだった。

 戦況全体で言えば負けているのに、彼が現れた途端に、不思議と『負ける』という考えと『死ぬ』ことへの恐怖は薄らいだ。いや、はっきり言おう。失くなっていたさ。きれいさっぱりね。

 

 一人のエースパイロットの登場から丁度一年ほど経った時に、戦争は終わった。君も知っての通り、連合国の勝利でね。ここらの話はテレビで耳に胼胝ができるほど聞いてるようだから言わないが。

 戦争が終わった後、彼がどうしたかは知っているかい? 英雄扱いされたとかそういう事じゃない。

 ここはテレビじゃやらないだろうがね、軍は彼を消したがったのさ。戦時中の英雄も、戦後じゃあ力を持ち過ぎた危険人物って訳だ。

 彼は軍を追われた。初の実戦だった時准尉だった彼は、戦争時の功績を讃えた沢山の勲章や賞状と高くなった階級を抱えて、基地を後にしたんだ。

 その時、偶然に彼と同じ基地にいたが、その話はすぐに広まった。基地司令に彼が呼び出された数時間後には、耳聡い情報屋然とした奴が彼の退役話を食堂まで持ってきていた。

 俺らはこぞって基地司令の部屋に押しかけて抗議した。次の日には、別の基地の戦闘機乗りからも抗議のメールが届いていた。更に次の日には彼に命を助けられた連中が、陸軍も海軍も関係なく抗議していた。

 だが、それでも俺たち軍人は上からの命令には逆らえなかった。

 最後に彼は、自分の機体を名残惜しそうに撫でて基地を去った。

 

 二度と会う事はないだろうと思っていた彼と私達が再び会ったのは、そのまた一年後だった。

 旧エルジア軍の残党の「自由エルジア」を掃討する作戦が軍内で発表された時、彼は基地に戻ってきた。いや、呼び戻されたというのが正しいか。

 彼は再び空へ戻る事になった。戦争博物館で英雄の乗った機体として展示されていた、彼の愛機を連れて。

 反乱軍との戦いについては、特筆すべき事もない。というよりも、俺もその時の彼の活躍について詳しく話せる事がない。

 俺たちが基地周辺の小さな活動に対して対応をしている間に、彼はたった一人でユージア大陸を渡り歩いて自由エルジア軍を壊滅しちまった。暫くぶりの彼の暴れっぷりに、俺たちは揃って喜んだもんだ。

 呼び出した事もあってかどうかは知らんが、今度は軍の上層部も彼を公式に復帰させようという結論になったようで、彼もまた、自分の機体に再び触れた事で復帰を決意していたようだった。その日は復帰祝いと勝利祝いでパーティーだった。

 それからというもの、基地の連中は暇さえあれば彼に模擬戦の相手をしてもらったもんだ。勿論、最終的に全員がやって、誰一人としてヒット一回すらできなかったみたいだがね。

 で、やっと本題だな。復帰したはずの彼が、どうして軍からいなくなったか。これまで何故その話が一切出回らなかったのか。

 結論を先に言ってしまえば、彼がMIA認定されたからだ。

 5年前に自由エルジア軍の残党が──―旧エルジアの残党の残党って言うとなんかマヌケだが、まあそいつらが恨みを晴らそうってワケで、この基地を襲ってな。俺も出撃しようとしたんだが、乗り込む直前に乗機が爆撃に巻き込まれたわけだ。

 そんな中でも彼は、メビウス1は出撃したんだ。役立たずになるところだった俺も、同じように乗機を失った連中も必死になって対空砲で彼の離陸を援護してな。

 ……なんだ? 意外そうな顔しやがって。あいつを空に上げれば俺たちの勝利さ。事実、俺は生きてる。自由エルジア軍の残党の野郎共は一人残らずとっ捕まえたわけで、結果的に言えば全てにおいて俺たちの勝利だ。

 だが、ただ一つだけ問題があるとしたなら、メビウス1が帰ってこなかったって事だ。

 作戦の終了時、彼は空戦を行った影響で、少しばかり基地から離れていた。基地の被害を抑えるために、わざと機体のマークを見せびらかすような派手な飛行をして、そんで離れてたわけだ。戦闘機が巡航速度で4分ってところだ。そこそこ離れてる。

 それが運の尽きって訳じゃないが、基地があったのは住宅地から離れた山岳地帯で、ミッションの完了間際になって急に雨模様になってきていた。そんなものは普段からあったから、ついつい助かったことで誰もが警戒を忘れていたんだ。

 風と雨が異様なほど強くなってな。慌てて基地内で唯一奇跡的に無傷だった管制塔に入って耳にしたのは、離陸拒否をされて悔しがってたスカイアイが無線に向かって叫ぶ声だった。

 そんで皆気づいたんだ。これはただの雨じゃないってな。

 少しした時には、まともなパイロットなら離陸も着陸も飛行も全て拒むような風と雨になっていた。雷も鳴っていた。

 その時には既にメビウス1とは交信できなくなっていた。それが雲のせいなのか、戦闘の影響なのか、落雷に当たったからなのか、それとももう墜ちていたからなのかは分かっていないがな。

 

 嵐が過ぎ去った翌日には、電子戦機や哨戒機なんかを含めた出撃可能な機体を総動員させた捜索が行われた。

 一個飛行隊に匹敵するという戦力評価をされていた彼は、他の基地の連中も含めると、その5倍の戦力での捜索がされただろう。それだけ大事だったんだ。

 だが、一週間経っても彼は見つからなかった。それどころか、機体の塗装片一かけらすら発見されなかったんだ。

 メビウス1をMIA認定するという通知が基地に張り出された。スカイアイは頑なに認めようとしなかったがな。

 

 で、なんで最近急に話題が出回り始めたかについてだが、ほら、新たなエースパイロットが出現したわけだよ。

「三本線」「オーシアの二つ頭」「大馬鹿野郎」……他にも様々な呼び方があるって話だが、時の人となってるトリガーって奴だ。

 どんな時代にも常軌を逸脱した化け物(エースパイロット)が現れるって話はよくあるもんだが、俺たちにとっては、メビウス1や黄色部隊の奴らがそうだった。

 だがもうそれも15年も前の話だし、オーシア空軍で最強と名高いラーズグリーズの悪魔だって、既に10年近い年月が経つわけだ。かつてのエース達も、俺も歳をとったんだよ。

 それでもメビウス1の影響力は凄まじかったんだが、新しいエースパイロット(常軌を逸脱した化け物)の出現によって、俺たちはメビウス1の不在を隠す必要が無くなったんだ。世界に恐れられる新しい化け物の登場は、名前だけで敵を威嚇していたメビウス1に長期休暇を与える事になった。

 世界は今、トリガーに対してリボン付きの再来だとか言ってるが、俺はそうは思わない。

 彼の戦いは映像で見た。エルジアのエースパイロット『ミスターX』との戦闘もね。しかしだな、俺はやはりあのメビウス1と彼、トリガーが同格とは思えんよ。

 自分の命を救ってくれた恩人であり、同じ空を飛んだ戦友ってのは、やはり特別な存在だ……案外、あいつはどっかの小島で小屋でも建てて元気に暮らしてるんじゃないかね。そうでもしないと、どっかの誰かが連れ戻しちまうからな。

 あいつは、静かな蒼い空が好きなんだ。ダークブルーの空がね。

 

 

 ──―元IUN国際停戦監視軍第118戦術飛行隊11番機パイロットへのインタビュー記録

 オーシアテレビ局放送 『空軍エースを見た!』第8回「リボン付き」より抜粋

 

 

 

 

《》

 

 

 

 

「スカイアイ! スカイアイ! 応答せよ! 管制塔! くそ、誰かいないのか」

 

 メビウス1は全くと言っていいほど改善されそうにない現状に、何度目かも分からない悪態と溜息を吐いていた。

 自由エルジア軍残党と交戦したところまではいい。蝿より遅く飛ぶ爆撃機や、その周りを飛び回る蚊みたいな奴は全て叩き落とした。おそらく基地に更なる被害は出ていないだろうと解釈していたから、メビウス1はそんなに帰る場所について心配はなかった。

 むしろ問題が発生したのは彼自身の方だった。

 戦闘終了から間もなく巨大な雷雲が発生したかと思えば、瞬く間に大量の雨と機体が流される程の強風に煽られる中で必死に操縦桿を抑えていたところ、不幸にも落雷が直撃し、計器が故障。マップデータとレーダー、方角が分からなくなってしまった。

 どちらに向かうべきかを迷うより、まずは雨を凌ごうと雲の上まで上昇したのはいいのだが、既に燃料の残量は30%を下回っており、早いところ友軍の基地を見つけるかしない限り、最悪不時着する必要にすら迫られていた。

 

「久々の実戦だと思ったらこれだ。ろくな事にならない」

 

 そんな事を呟いていると、やっと雲が途絶えているのを見つけた。流石に時間が経って天気が変わったのか、それともなければいつの間にか相当な距離を飛行していたのか。どちらにせよ、良いニュースである。

 落雷の影響で壊れた電子機器系統は壊れたままだったり、どうにも繋がらない──あるいはこちらも壊れたのかもしれない──無線などなどと問題は山積みだったが、これで事態がある程度良くなった……かどうかはともかく進展したのは確かだ。

 だが、メビウス1はそれに対する一息はついていなかった。寧ろ、今まで以上のマズさを感じ取っていた。それがナニカはハッキリと分からなくても、確かに感じるもの。それは戦場にあるものと同じだ。

 

「風が変わった……別の機体がいる」

 

 レーダーを確認する。すぐに無駄だと気づく。この機体の電子機器の大半は今実践で使用不可能なレベルになっている。癖とも職業病とも言える速度での確認作業の後、次にメビウス1が行ったのは目視での索敵。

 周囲はどうだ? いや、横も前も今までと変わらず鳥一羽すら飛んでいない、奇妙な程に静かな空のままだ。上も眩しい太陽が変わらずあるだけ。緩く旋回して後方を確かめるが、しかしそこにもいない。

 

「神経質になりすぎている、か? いや、高度を下げてみよう」

 

 雲の下に潜り込むが、やはり敵機と思わしき機体は見えない。いや、真下だ。真下にいた。人のような形をして、それでいて空を飛ぶナニカがいる。それも二つ。

 メビウス1は純粋に興味を惹かれた。何が起こっているか。あれが敵なのかどうかすらどうでもよかった。ただ、純粋に空を飛ぶ存在が何かを知りたかったのだ。

 それはすぐに分かった。答えの方から近づいてきたのだ。遠距離で見て大きいと感じていたそれは、メビウス1の乗るF-22と比較してもべらぼうな大きさで、それでいて機械的な見た目だが確かに人型ではあった。それが今、彼の機体に近づくように空を飛び、そして二手に分かれてF-22の左右にそれぞれ一体づつが並び、編隊飛行の真似事のようなものをし始めた。

 敵意はないのか。そうメビウス1が安心しそうになった時だった。左側の機体がその両手に持つ巨大な銃をこちらに向け、こちらを撃とうとしている。

 

「なんだ? 敵対行動をとらないわけじゃあないのか」

 

 それならそれで考えがある。その言葉を頭で唱えたメビウス1は、速度を上げて戦闘機動を開始した。

 

 

 

 

 

《》

 

 

 

 

 F-22EMD(ラプター)。それがアメリカ陸軍第65戦闘教導団、通称インフィニティーズが試験運用している機体の名前だった。

 アメリカ軍上層部の「BETA大戦後の人類同士の残存資源をかけた戦争への布石」などという捕らぬ狸の皮算用にも程がある考えにより作成された、対人戦特化の戦術機。それがこの機体だ。

 ハッキリ言えば、インフィニティーズの隊長であるキース・ブレイザーという男は、その職務に誇りは感じていたとしても、決してこの機体が好きなわけではなかった。

 今現在各国が必要としているのは、BETAと戦うための強力な新兵器であって、BETA大戦後の戦争なんて考えている暇すらない。それなのに米国は、自国の本土にBETAがいない事や、近い地域にハイヴがなく、また同時に、着陸ユニットすらない事からそんな余裕がある。上層部のエゴで塗り固められたこの機体が好きになれず、また、この部隊からこの機体が消えた後でも使いたいとは思う事すらできないだろう。

 この日もF-15E(ストライクイーグル)を運用するアグレッサー部隊との模擬戦があり、中々興味深い衛士を見つける事はできたが、その模擬戦で嫌な程に発揮される対人戦特化の仕様にはウンザリさせられた。

 あの衛士と自分が同じ機体だったなら、本来負けていたのは自分だった。機体の性能差込みでの模擬戦だというのは分かっていても、アグレッサー部隊の教導を主任務とするこの部隊だからこそ、各地で様々な凄腕の衛士達に出会い、そして「この機体(F-22)」の性能に助けられていた。それはもはや“敗北”だ。

 勿論、キースも自身が弱い訳ではないと思ってはいるが、決して最強であると自惚れている訳でも元々なかったわけで、インフィニティーズに配属されてからは、嫌なほどその差を実感してきた。

 だからこそ彼はラプターを嫌っていた。もっと自分の力を試したかったからだ。

 そんなことを思っても、無駄なのは分かっていた。アメリカ陸軍広しと言えど、ラプターを運用しているアグレッサー部隊はいない。

 今はまだ。話は上がっている。今自分達が各地を転々としながら模擬戦をしているのは、そんなラプターの試験運用を行う部隊に相応しい凄腕の衛士を発掘するためだ。

 

『キース隊長、今日の奴らはかなり活きがいい奴らでしたね』

 

 そう呼びかけてきたのは、キースの実質相棒のガイロスだった。酒癖は悪いが、アメリカでも珍しい近接戦が得意な奴で、インフィニティー“ズ”なんて名乗ってる割には二人しかいないこの部隊のもう一人の衛士。

 話題はさっきの模擬戦で執拗にラプターの後ろを取ろうと食いついてきた機体と衛士の事で、キースから見ても非常に荒々しくも執念と気迫が高い操縦技術を後押ししているあれは、彼から見ても異常なほどに強い衛士であった。さっきも頭の中で考えたように、同じ機体ならやられていたのは間違いなくキースだと思えるほどに。

 

「ああ、ゴースト4だったか? あいつは強かった」

 

『じゃあアイツを?』

 

F-22(ラプター)のテスト部隊に推薦しようと思ってる。他にも見どころのある奴は何人かいたな。そいつらもだ」

 

 これまでにない推薦の嵐にガイロスは大爆笑し、それにキースは顔を顰めた。ガイロスは、キースが上官から「さっさとテストパイロットの選定をしろ」と急かされているのを知っていた。勿論、キースが衛士を選ぶのに異常なほどの熱意を注ぎ、妥協など一切しないという構えだった事も。

 だからこそ、ここにきて折れたのかと思ったのだ。

 

「んなわきゃないだろう。お前も言っただろう、ここの“奴ら”は活きが良いってな」

 

『そりゃ一本取られた!』

 

 またも爆笑するガイロスの笑い声のバックに、CP(コマンドポスト)から連絡が入った。

 いつも通りの祝勝ムードと思ったが、その声色は硬い。どうも異常事態らしい。

 

『インフィニティ1、レーダーに引っ掛かった機影がある。機数は一機、かなり高い高度を飛行している』

 

「進路を逸れた民間機か輸送機じゃないのか?」

 

『無線で呼びかけているが、一切の応答がない。オマケに今日基地に到着する積荷はないとのことだ』

 

「オーケー。ガイロス、もう一仕事だ。アンノウンの確認を行うぞ」

 

『了解』

 

 通常なら機密のためとか言われそうなものだが、アンノウンが偵察機だった場合は既にアウトだという事や、F-22の戦術機としての性能はある程度各国に知れ渡っている。そういう意味では、F-15Eよりも性能が良いF-22をアンノウンの確認、場合によっては迎撃に向かわせた方がいいという判断だろう。

 CPからの連絡によると、アンノウンは時速600キロメートルを維持しながら高度3000より降下中とのことだった。

 情報リンクを行い、レーダーに反映させるとなるほど確かにそんな飛行物体がある。だが、時速600キロは輸送機なら全速力だ。維持できるものじゃあない。

 

『飛行するBETAなんて御免だぜ……』

 

「安心しろ、BETAじゃない事は確かだとさ」

 

 戦術機の巡航速度は、F-22で時速400キロだ。アンノウンに追いつくために瞬発力の高いロケット噴射を多用して、なんとかレーダーにアンノウンが映るポイントまで行くことができた。

 そして二人は、F-22の複眼に映っていたものに思わず息を呑んだのは、かつての空の王であり、今では鉄屑以下の対BETA兵器となってしまったジェット戦闘機だったのだ。

 

「どこのもの好きだよありゃ」

 

 なるほど確かにジェット戦闘機がアンノウンならその速さや高度にも納得がいく。唯一納得できないのは、何故ここを飛んでいるかというものだが、それは今から自分達が確かめる事だ。問題はない。

 戦闘機は雲の下まで降りてくるが、敵対行動をする様子はない。そもそもする意味がないのかもしれない。

 キースとガイロスは、自分達の機体を上昇させ、戦闘機の両脇について呼びかけをすることにした。が、無線周波数が合わないばかりか、オープンチャンネルですら通信が不可能だと判明したため、拡声機能を用いて呼びかける方針に変えた。

 

『んな面倒な事しなくてもいいだろう。多少は強引にいってみようぜ』

 

 ガイロスはそう言うと、機体をロールさせて両手に持つ突撃砲を構える。明らかな威嚇だった。

 そして拡声機能をオンにして、目の前の機体に言葉を投げかけようとする。

 だが、その時は訪れなかった。戦闘機は威嚇行為に反応してか、速度を上げていく。圧倒的な速さだ。

 

「ガイロス!」

 

『ヘッ! 面白いじゃねぇか……そうこなくちゃな!』

 

 これほどまでにキースはガイロスが僚機だった事を後悔した事はなかった。彼は非常に好戦的で、更に付け加えるなら一種の戦闘狂(バトルジャンキー)だった。

 速度を上げた戦闘機はそのまま離脱するのかと思いきや、意外にもそのつもりはないようで、むしろ挑発に乗るように戦闘機動に入っていた。ロールをしながら上昇し、こちらの後ろを取るつもりのようだった。

 確信はあった。戦術機が戦闘機なんかに負ける筈はないと。自身の腕も含めて自信はあったが、それでも何故かキースは不安を感じていた。




一応、AC7のVRミッション後のメビウス1という設定です
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