雰囲気が、でもこれないと話が進まないので出します
それではどうぞ
私が次に目を覚ましたが、1日経った昼頃の事だった。起き上がり、頭を揺らして辺りを見た時に場所が把握出来たが、なぜ気失ってここに居るのか分からなかった。寝起きで頭が回らない
「起きたか」
声がした方向をを見ると、護衛対象のシントウ様がトレイを持って現れたのだった
「私・・・・・」
「あまり起き上がるな、また倒れるぞ」
頭が冴えてきて、私がなぜここで寝ているのかハッキリと思い出したのだ
「あの時倒れて」
「そうだ、ここまで運んできたのだ」
「ありがとうございます」
お辞儀をした時にシントウ様が私の額に手を当てた
「いや、よし熱はないな」
「え・・・」
「お前が倒れて、ここまで運んだ時に熱があったのだ」
「すいません、体力やチャクラの使い過ぎで熱が出たのだと思います」
「そうか、ならば隊長さんに起きた事を伝えてくる。君は持ってきた食事を食べなさい」
「ごめんなさい、ありがとうございます」
そう言って、シントウ様はイチカのいる部屋から出て行ったのを見たイチカは、トレイに置いてあった食事を口にする
「こういう事、昔はされたこと無かったなぁ」
イチカは自分が居た世界の事を思い出していた。
何も与えてくれない、ただあるのがいじめ、体罰、他にもいっぱいされた。辛い思い出、思い出すのも体が震える。やっと手に入れた居場所を守りたい。そう思って忍者に医療忍者なったのに
「こんな事でこんな有様だったら誰も守れないなぁ」
イチカはコップに入っている。お茶を飲み小さく呟いた
「まだまだ、勉強しないと」
そう思いながらも、心の片隅には色んな物を拒絶している自分がいる。視線、目線がまだまだ怖くなる。温もりも悲しみに感じる時が少なからずある。怖い怖く心が突き刺す針のようなものが刺さる感じかあって逃げ出したくもなる。だけど母さんが居たからここまで来れたと思っている
(母さん、私できるかな)
少し怖気付く、トレイを机に置いたあとベットで三角座りをして丸くなる。怖い怖いと心が叫び囁かれた時に扉が開く音がした。顔を上げ扉を見るとワサビ先生が立っていた
「ワサビ先生」
「イチカ!!」
走ってきて強く抱きしめられた。強く強く抱きしめられた
「よかった、よかった」
同じ言葉を繰り返しながらワサビ先生はイチカを抱きしめる。それに呼応してイチカも抱きしめた
「ワサビ先生、勝手な真似をしてしまいごめんなさい」
「いいんだよ、頑張ったね」
ワサビ先生は頭を撫でて優しくしてくれる。優しい先生で良かったと思える。
「よし、今日はイチカはお休み。体を休めなさい」
「はい」
「あとの二人と私で何とか護衛するし明日からまたお願いね」
「分かりました」
イチカは笑顔で答えて、ワサビ先生はイチカの頭を撫でてから出ていった。その後、コウガとクウガが見舞いがてら見に来た。今、護衛中に2人は修業を付けてもらってるらしい。いいなぁと思うものの体を治してからだと心で思って1日空を見ていた
そんな時に外で散歩でもと思い羽織を来て散歩に出かけた。森の中で鳥や川の音だけが聞こえてきて心が安らぐ気がした。その時、前を見た瞬間、昨日の襲撃犯が草を摘んでいた。
「あなたは!?」
先に声を出してしまい、気づかれてしまった。
「お前さんは昨日のいい拳を持った子じゃねぇか」
イチカは構えたが、武器が無いため拳で戦うしかなかった。
「構えんでいいよ、今回は薬草を摘見に来ただけだ」
「薬草ってそれただの草だよ」
「何!?」
交戦の意思がないと判断して、拳をさげた
「なんの薬草?」
「え?」
「一様、医療忍者だから。で、どんな薬草?」
「傷を治す為の薬草だ」
「なら」
イチカは歩いて辺りを見る。そして一本の木の下に咲く花を根っこから抜いて男に渡した
「薬草、傷に塗るものじゃないけどすり鉢で花を潰す。汁が出てくると思うからそれを飲ませて、ただし強い薬草だから大量に飲ませないで、根っこは洗って焼くなりしたら体力を回復させるものだから」
「ありがとな嬢ちゃん」
「一つ教えて」
花を渡した時にイチカが男を見て疑問をぶつけた
「なんで、襲撃するの?」
「依頼だからだ、俺は抜け忍だけども守りたい物の為に金を稼がないとダメなんだよ」
「抜け忍にならなくてもお金は貰えるでしょ」
「それが殺害命令が出てた人であってもか?」
「!?」
「俺は命令を無視してその人と逃げる事にした。好きな人だからだ、守る為に抜け忍になって何が悪い」
「そうなんだ」
そう言ってイチカは後ろに向き歩き始めた。そして数歩歩いた後に
「今日の事は忘れる。でも次会ったら倒すから」
男がどんな顔をしていたのか知らないけど、今の私にやれるのはここまでだと思ったのだった。そしてゆっくりと歩きながら散歩していた時
「ここに居たのか」
「シントウ様」
息を切らして私の前に現れたのがシントウ様だった。私の手を掴み歩き始めた
「病人が外に出るな」
「ごめんなさい、でも森を歩いたらだいぶん良くなりました」
「それでも、今日一日休めと言われているのだろ」
「はい…」
休んでいた室内に戻りベットに座らされた。そのシントウ様も私の横に座り手を握りしめられている。暖かく大きい手だと思ったが口にしない、すれば恥ずかしくなるからだ
「何故、医療忍者になったのだ?」
「え・・・」
「医療忍者になろうと思ったのだ」
「母が医療忍者だったからです。何も取り柄のなかった私に未来を教えてくれたんです」
「・・・・・」
「まだまだ半人前だけど立派な医療忍者になって守りたいんです。人を」
シントウ様の方に向き笑顔で答えた。それを見たシントウ様は顔を近づけて行きイチカの唇と唇を合わせた。それをイチカは最初に何をされたのか分からなかった。その後、唇を離して親指でイチカの唇をなぞる様にして触った。本当に何がなんだかわからなくなってしまった
「お前の夢が叶うといいな、私はお前の夢を心より願っている」
シントウ様は笑顔で答えた後、立ち上がり扉の方に歩いていった
「待ってください。今のは」
慌ててイチカは立ち上がりシントウ様の方に歩めよって歩くのを止めた
「この一週間お前と一緒にいて気付いたんだ。私の傍にお前がいる。笑って頑張ってるお前がいる、見ていて落ち着くと感じたんだ。そして気づいたのだ、お前の事が好きだと思った。一人の女性として」
「分からない、わからないです。私にはその感情がわからないです」
イチカは溢れる涙を流しながら言った。シントウ様が抱いている感情が私には分からなかった。初めての感情「好き」という感情は分からない。だってずっと痛いと孤独と悲しみしか知らなかった私にそんな感情は初めてだったのだ。涙が溢れてそれを拭う左右の手で拭う。その時、私を暖かく抱きしめてくれた。
「大丈夫だ、私にとって淡い感情、言葉だ」
「違う、違う」
イチカは言葉にしようと頑張るが出てくる言葉がなく泣く事しか出来なかった。それをわかっているのかシントウ様は私を暖かく抱きしめて泣き止むのを待ってくれた
「ありがとうございます」
泣き止むと残った涙を拭いお礼を言った
「気にすることではない」
「あの・・・私がその言葉・・・感情が分かるまで待ってもらってもいいですか」
「待つ、大丈夫」
笑顔で答えた。そしてゆっくりと抱きしめるのを解いてシントウ様は扉から出ていったのだった
「私・・・・・・どうしたらいい?」
そう言ってイチカは首飾りを触って言ったのだった
次回
再び対決、そして
護衛を守る
貴方の為に私は 第8話 貫く意思