紆余曲折を経て、艦隊に連行されることになったキイ。
そんな彼女の船体を中心にコンゴウ艦隊は輪形陣を敷いて、航行を再開する。
良く見れば邪魔者から彼女を守るため、悪く見れば少しでも怪しい動きをすれば全方位から袋叩きに出来るためか。ともかくキイは動けずにいた。
だが、キイはその気になればコンゴウ以外小艦艇ばかりの包囲網など突破出来る気でいた。むしろ、最大の脅威がコンゴウのみなら艦隊ごと轟沈させることも可能とすら思っていた。
しかし、キイにとってはこの世界は異世界だ。もしかしたら想像のつかない超兵器を搭載してるかもしれない。魔女が箒に跨って爆弾を落としてくるかもしれない。弾薬の補給や修理が期待出来ない以上無闇な戦闘は避けるべきだとキイは判断し、大人しく着いていくことにした。
勿論ただ大人しくなる訳でなく、連行中コンゴウに積極的に会話をしかけ、情報を収集し、この世界と身の回りの情報を得ることとなった。
世界は今、霧の艦隊により封鎖されていること。
大洋は霧の艦隊により制圧され、人の乗る船は一隻残らず叩き出したこと。
<まぁ、例外はあるがな>
«??»
霧の艦隊により、世界中の海で封鎖線が引かれつつあり、
さらに自分はその霧の艦隊に所属しているかもしれないこと。
«それは違う。私は大日本帝国海軍、連合艦隊麾下、第一艦隊第一戦隊所属の···»
<お前はなんの話をしているのだ>
キイの説明途中に割って入るコンゴウ。
<いいか?我々はアドミラリティコードの……>
キイはこの後1時間にも渡る長い説明を聞くハメになった。
<···つまりイ401は···とそろそろ到着だ>
コンゴウの話を聞き流している間にも艦隊は50ノットもの高速で移動していた。
<後はチョウカイにでも話を聞け>
それだけ言うとコンゴウは艦隊を連れ来た道(来た海?)を戻っていった。
「……何処に行けばいいの?」
キイの目の前には巨大な人工島がそびえ立っており、一際高い中央の建物からバベルの塔もかくやとばかりの謎の棒のような物が空に向かって生えていた。
<ようこそハツラジマへ>
頭の中で声が響いた
«貴女がチョウカイとやらか?»
<はい。話は聞いております。こちらが指示する埠頭へ接岸して下さい>
指示された埠頭に接岸して(ハツラジマ1大きい埠頭らしく、艦体はなんとか収まった)、いつの間にか設置されていたタラップを降りると1人の女性が立っていた。
「改めて、ようこそハツラジマへ」
「出迎え感謝する」
互いに頭を下げ、チョウカイが先導する形で2人は施設内に入っていった。
書きたい表現が書けない…
後、恐らく基本的に1話1000文字程度にしようかなと思います。
戦闘シーンや重要局面は例外としますが、あまり書きすぎるとモチベが下がるので(えへっ☆