幻想世界のヒーロー科   作:ヘタレ寝癖人間

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体育祭後の休日(一日目)

拳藤「まったく・・・・・」

秀都「いやー、お恥ずかしい・・・・」

今俺は拳藤に背負われている

駅前で倒れた時俺は体力の限界が来ていたのだ

あれからずっと怪我を直していた

怪我を直すにはやはりリカバリーガール同様体力の消費がある

それが限界を迎えて倒れたのだ

拳藤「ほら着いたぞ」

そうこうしている内に着いたようだ

秀都「ありがとよ」

俺は少し回復した体力で家の中に入り玄関が眠った

その後姉ちゃんに叩き起こされ自分の部屋に行って寝た

 

三人称視点

拳藤は秀都を家まで送り隣の自分の家に入った

そしてシャワーを浴びてそのまま眠りに付いた

 

次の日

拳藤は起きて時計を見ると調度12時だった

拳藤「・・・・・・・・・」

拳藤上っていく母親と父親は今日は出張で今日は拳藤一人である

拳藤は外でご飯を済ませようと近くのファミレスに来た

そこにいたのは

???「アタイはアイス!」

???「私はオムライスなのだー」

秀都「ハイハイ」

幼女二人に囲まれている秀都だった

 

秀都視点

俺が寝ているといきなり腹に衝撃が走った

???「起きろー!」

???「起きるのだー!」

目が覚めた

そこにいたのは青い服を来て青い髪に青いリボンを付けた女の子チルノと黒い服に金髪に赤いリボンの女の子ルーミアが上にいた

秀都「お前らいったいどっから入りやがった!」

ルーミア「蓮子が入れてくれたのだー」

又かと思ったがいつものことなのでほっておく

チルノ「そんなことよりご飯を奢れ!」

秀都「それが人に物を頼む奴の態度か?まぁ俺も腹減ってたしちょっと待ってろ」

てな感じで俺はファミレスにいる

秀都「お前ら何頼む?」

チルノ「アタイはアイス!」

ルーミア「私はオムライスなのだー」

秀都「ハイハイ」

俺が店員を呼ぶボタンを押そうとするといきなり視界が暗くなり何処かに連れていかれた

次に見たのは拳藤の形相だった

拳藤「お前!私はがったりした!あいつらを何処で拐った!」

いきなり有らぬ疑いを掛けられた

秀都「あれは姉ちゃんの友達の妹とその友達だ。なんかなつかれた」

拳藤「・・・・・」

秀都「うわ!絶対信じてねえ顔だ」

拳藤「あんた体育祭で私ら騙した事忘れてるだろ」

秀都「あ」

思い出した

確かにささやかな悪戯をしていたしていた

秀都「・・・・・・分かった!じゃあ今日はお前も一緒に居てくれ!」

拳藤「え!?」

今度は俺が拳藤を強制連行した

店に戻り席に戻った

ルーミア「遅かったのかー」

チルノ「先に頼んでるぞ!」

秀都「お前らに心配の二文字はねーのかよ・・・・」

ルーミア「秀都を心配しても無駄なのだー」

チルノ「アタイ達が助けに行った時には全部片付いてたしな」

拳藤「・・・・・・・・・」

拳藤にジトメで見られた

秀都「個性は使ってねぇよ・・・・」

チルノ「そう言えばそっちの奴は誰なんだ?」

ルーミア「確か体育祭で秀都の馬をしてたのだー」

拳藤「あぁ、私は拳藤一佳よろしく」

チルノ「アタイは世界一最強のチルノだ!」

ルーミア「ルーミアなのだー」

二人が椅子に立ってポーズを決めていた

秀都「ちゃんと座って食べろ」

俺がそう言うと二人はちゃんと座って食べ始めた

拳藤「お前ってお兄ちゃんって感じだよな」

秀都「?俺は弟だぞ?」

拳藤「いやそう言う意味じゃなくて・・・・」

秀都「それにお前の方がなんか姉貴って感じた」

拳藤「そうか?」

この会話を聞いていたチルノとルーミアが少し微妙な顔をする

秀都「?どうした?」

ルーミア「秀都は一佳とどういう関係なのだー?」

ルーミアの質問に拳藤は何故か顔を赤くして困惑している

秀都「?お隣さんの同級生だけど?」

俺がそう言うといきなり拳藤に叩かれてチルノとルーミアは溜息を付いていた

チルノ「秀都はもっと乙女心を分かるべきだ」

ルーミア「そーなのだー!」

秀都「訳わかんねぇ事を言うんじゃねー」

こんな感じで昼ご飯を済ませて外で遊ぶ事となった

 

ゲームセンター

チルノルーミア「「おぉ!!」」

二人が目を輝かせてあちこちを見る

ルーミア「色んなゲームがあるのだー!」

チルノ「どんなゲームでもアタイは最強ー!」

二人がはしゃぐ姿に俺と拳藤は和まされていた

拳藤「私も最初来た時はそんな反応だったなー」

秀都「俺はびくついてたな・・・」

そんなこんなでチルノとルーミアに1000円渡して俺はチルノ、拳藤はルーミアと別れた

チルノ「何をやるんだ?」

秀都「そうだな・・・・。太鼓の達人か、マリオカートとかが無難だろ」

チルノ「じゃあ・・・・・あれをやる!」

チルノが指差したのはなんともレトロは格闘ゲームであった

秀都「・・・・・・・・・・」

それに俺は唖然

秀都「お前随分古いのチョイスしたな・・・・俺の言った事絶対流してるよな!」

まぁチルノも楽しんでいるので良しとしよう

そんな時に電話が鳴った

画面には轟と表示されていた

秀都「・・・・・もしもし」

轟『風切、お前家の妹知らないか?』

秀都「?何で俺に聞くんだ?」

轟『姉ちゃんの話だと妹が秀都の所に行ってくると言ったらしい』

秀都「・・・・・・・・ちなみに名前は?」

轟『・・・・・・・・轟チルノ・・・』

秀都「あぁ・・・・いるわ」

そう言うと轟が溜息を付いた

轟『今何処だ?』

秀都「・・・・・・・・渋谷の駅前にあるゲーセン」

轟『・・・・・分かった・・・』

電話が切れると俺はチルノの方に向かった

秀都「おいチルノ。もうすぐ轟が迎えにくっから準備しろ」

チルノ「何言ってるんだ秀都!轟はアタイだぞ!」

秀都「そういやそうだったな。自己紹介でチルノってだけ言ってたからな・・・・。轟焦凍が迎えに来るから準備しろ!」

チルノ「おぉ!!焦凍がくるのか!」

自分の兄を呼び捨てにするチルノ

秀都「じゃあルーミアと拳藤見つけてゲーセンでるぞ」

てことでルーミアと拳藤を探し始めた

そして見つけた

身体とゲームのキャラが連動する格闘ゲームをしていた

俺の周りの女子は戦闘バカ居ないのか

チルノ「おぉ!ルーミア頑張れ!」

チルノがルーミアを応援していると周りのゲーマーが俺に殺意の籠った視線を向けてきた

そんな視線にたじろいでいるとルーミアが負けてしまった

ルーミア「負けたのかー!秀都!敵をとってほしいのだー!」

いきなりこちらにフラれた

このゲームのプレイヤーの個性を判断してゲーム内のキャラにもその個性がつけられる

拳藤「私はこのゲームをけっこうやってるんだ。風切にだって負けないよ!」

秀都「ほぉ・・・・」

周りが風切と言う言葉に反応する

「ま、まさかこいつ雄英体育祭の優勝者か!」

「間違いねぇ!俺はテレビで見たぞ!」

どうやら今まで気付いて無かったようだ

秀都「おーけー、おーけー、じゃあやるか」

俺がお金を入れてステージに立った

しかしスキャンが始まると画面にエラーと表示された

秀都「え、エラーの場合は・・・・・?」

拳藤「・・・・・・無個性と判断される」

秀都「つ、つまり?」

拳藤「無個性キャラで戦わないといけない・・・・」

カウントダウンが始まった

秀都「待て待て待て待て!は?無個性?どうやって戦うの!?」

スタート!

始まった

秀都「タンマ!タンマタンマタンマ!」

結果!秒で負けました

秀都「チキショー、何で無個性なんだよ・・・・」

拳藤「始めて・・・・勝った・・・」

周りから歓声が湧いた

ルーミア「負けちゃったのかー?」

チルノ「アタイの次に強い秀都を倒すとは流石だな・・・」

轟「流石じゃない」

チルノの後ろに轟がいた

チルノ「おぉ!焦凍!」

チルノが気付いた

轟「何風切に迷惑かけてんだ。帰るぞ」

チルノ「嫌だ!アタイは今日は秀都の家に泊まるんだ!」

轟が俺を見たが俺はそんな話を聞いていないので顔を横に振った

秀都「ルーミアは姉ちゃんらの諸事情で泊まるけどチルノは聞いていないぞ?」

チルノ「・・・・・・・・・・・・・・」

チルノが大粒の涙を目に溜めていた

俺は轟を見た

轟「・・・・・・・・はぁ、風切。今日はチルノを泊めてくれないか?」

秀都「あぁ」

てことで皆でお泊まり会となったのだった


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